甘くとろけそうなセリフがたっぷり
去る2014年9月13日と9月14日、パシフィコ横浜でイベント“ネオロマンス 20th アニバーサリー”が開催された。ここでは、13日昼の部の様子をお届けしよう。
“ネオロマンス 20th アニバーサリー”は、その名のとおりコーエーテクモゲームスの女性向恋愛ゲームシリーズ“ネオロマンス”の20周年を記念したイベント。“ネオロマンス”には、『アンジェリーク』、『金色のコルダ』、『遙かなる時空の中で』などの乙女たちから厚い支持を受け続けているシリーズがある。本イベントではゲームのキャラクターの声を担当した17人のキャストたちにより、ライヴ、ドラマなどのバラエティー豊かなステージが展開された。
■9月13日の出演者一覧(敬称略)
◆『アンジェリーク』シリーズ
小山力也(レオナード 役)、私市 淳(ティムカ 役)、真殿光昭(チャーリー 役)、岩永哲哉(セイラン 役)、森川智之(エルンスト 役)、冬馬由美(メル 役)、成田 剣(アリオス 役)
◆『遙かなる時空の中で』シリーズ
高橋直純(イノリ/イサト/ヒノエ/遠夜 役)、井上和彦(橘 友雅/翡翠/梶原景時/風早 役)、阿部 敦(チナミ 役)、四反田マイケル(アーネスト・サトウ 役)
◆『金色のコルダ』シリーズ
伊藤健太郎(土浦梁太郎/八木沢雪広 役)、岸尾だいすけ(柚木梓馬/水嶋 新 役)、内田夕夜(吉羅暁彦/榊 大地 役)
◆『ネオ アンジェリーク』シリーズ
高橋広樹(レイン 役)、楠 大典(マティアス 役)
◆『下天の華』シリーズ
岡本寛志(織田信行 役)
■パーティードラマ1:“ほんとうのおもてなし”
オープニング後のドラマ“本当のおもてなし”では、井上和彦さん、阿部敦さん、岸尾だいすけさん、楠大典さんが登場。女の子のおもてなしのためのビュッフェに何を用意するべきかを、4人がそれぞれ提案するという内容だ。
岸尾さんは始終「大好きな人と過ごす時間はとっても甘いよね~」などとノリノリで、『遙かなる時空の中で』シリーズで“チナミ”を演じていた阿部敦さんに「男子たるもの、気安くそういう言葉を使うのではない!」と怒られてしまうことも。岸尾さんが「チナミはもっとアドリブを見せればいいのに!」と反撃すると、阿部さんはちょっと恥ずかしがっていた様子。
■メッセージ ~Message pour vous~
このコーナーでは、キャストからの愛の言葉が贈られた。トップバッターの四反田マイケルさんは「あなたのことを抱きしめてもいいですか。My Dear Princess」と直球なセリフ。岡本寛志さんは「お前と過ごす時間は居心地が悪くないと言っているんだ!」とツンデレに。高橋広樹さんは“人の手の入っていない自然”に行くというシチュエーションに観客を招待し「これからもずっと、新鮮な思い出でお前の毎日を満たす、ずっといっしょにいよう」と約束。内田夕夜さんは「君は音楽に対して驚くほどひたむきなんだね。でも、ちょっとやけるよ、君が熱い視線を向けるのが俺だけだったらうれしいんだけど」と嫉妬を露わにしたセリフを口にしていた。
■パーティライヴ1
キャストたちは“ネオロマンス”シリーズの楽曲を熱唱。成田剣さんは“TEMPEST ~夏の嵐~”を、阿部敦さんは“燎原火”を、岩永哲哉さんは“白日夢 ~Secret Dream~”を、井上和彦さんは“夏という光の泡沫”を披露。歌った後に、岩永さんが投げキッスをしたり、井上さんが「愛してるよ!」とファンに投げかける一幕も。
■バラエティコーナー:20th High↑&LOW↓
バラエティコーナーでは“ネオロマンス”20周年にちなんで、“20”という数字を使ったクイズが出題。たとえば、「横浜ランドマークタワーにある大観覧車の1周の時間は20分より長いか短いか(正解は15分などので“短い”)」、「みなとみらい駅から渋谷までの駅の数は20より多いか少ないか(正解は25駅なので“多い”)」となど問題が出題。全キャストが難問に頭を悩ませていた。
すべての問題が終わると、楠大典さんがトップとなった。一方、正解数がゼロで最下位だった小山力也さんには罰ゲームが……その内容は“猫のポーズで「参ったにゃん」と言う”というもの。小山さんは“俺をいくつだと思っているんだよ」と文句を言いつつも、しっかりとポージング。キャストと観客たちは、レアな姿を見せた小山さんに拍手を送った。
■リクエストパーティ:テーマ“愛のメッセージ”
これは事前に公式サイトで、“パーティー会場のあなたと彼は?”というシチュエーションを設定。その“続き”をどれにするかを投票してもらい、1位となったシチュエーションに即して、キャストが愛のメッセージを贈るというもの。今回は“会場で見知らぬ男性に声をかけられたあなた、それに気づいた彼は――”というシチュエーションに決まった。
真殿光昭さんからは「あんたの笑顔が好きやで?」と関西弁で、岸尾だいすけさんからは「俺だってお前にやきもちを妬くことくらいあるさ」という胸キュンなセリフが口にされた。私市淳さんはステージ上でひざまつき、「お手をどうぞ」とお姫様に対するような態度を披露。一方、井上和彦さんは「ほかにどんな男がいようが、最後に君が選ぶのは僕だろう?」という大人の余裕たっぷりの対応で、会場を沸かせていた。
■舞台『遥かなる時空の中で5』告知
舞台『遙かなる時空の中で5』から、桐生瞬役の越智友己さん、福地桜智役伊役の伊万里有さん、アーネスト・サトウ役の冨森ジャスティンさん、高杉晋作役の仲田博喜さんが、舞台で実際に着る衣装を着て登場。ゲームそのままのクオリティーの衣装に、四反田マイケルさんと阿部毅さんは驚きを隠せない様子。越智さんからは武器を使った殺陣のシーンが見どころであると語られた。
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■新作の発表
ここで、サプライズとして『遙かなる時空の中で6』の製作が発表。 キャラクターデザインを手がけるのはおなじみの水野十子さんで、フルボイスで制作されるとのことだ。なお、初代『アンジェリーク』のフルリメイク作品についても、CGとゲームシステムが一新されること、主要ボイスキャストはいままでと変わらないメンバーになることが明らかとなった。
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■パーティードラマ2:“天空(そら)からの贈りもの”
小山力也さん、私市淳さん、真殿光昭さん、岩永哲哉さん、森川智之さん、冬馬由美さんが出演。途中で小山さんが、アドリブで先ほどの罰ゲームの「参ったにゃん」を口にすることも。真殿さんもときに語尾に「にゃん」とつけて会話に参加し、会場はそのたびに笑いに包まれていた。
■パーティライヴ2
ふたつめのライヴコーナーでは、小山力也さんが“Midnight Shuffle”を、伊藤健太郎さんが“杜の響きを”、森川智之さんと冬馬由美さんが“ありのまま、君のまま”を熱唱した。
■エンディング&アンコール
エンディングでは、キャスト全員が“Eternal Kiss 20th Anniversary Ver.”を、アンコールでは“Promised Rainbow”を大合唱。会場は、最後まで熱狂に包まれた。
なお、次回にパシフィコ横浜で行われる“ネオロマンス”のイベントは、12月13日の“ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ Featuring天音学園”、12月14日の“ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ Featuring星奏学院”となっている。
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こちらでも豪華キャストたちの甘いセリフの数々に夢中になれるだろう。『金色のコルダ』ファンは、心待ちにしてほしい。
(撮影/大山雅夫)