2015年1月31日~2月1日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2015”。アーケードエリアの2日目は古今東西のシューティングゲームのスーパープレイを観戦する“わっしょい! 闘会議Edition”が開催された。ここではその中の『ダライアス外伝 EXTRA VERSION』の“2P側スタート、全28面攻略”の様子をお届けする。
『ダライアス外伝 EXTRA VERSION』とは
美しい映像と音楽を含めた演出性の高さ、敵を“キャプチャー”して味方として利用する独自のシステム、多彩な攻撃方法を持つボスのパーツを破壊して稼ぐスコアアタックなどで高い評価を獲得、稼動開始から20年経った現在でもシューターの心をつかむ『ダライアス外伝』、その特別仕様版。全体的に通常の『ダライアス外伝』より難度が上がっており、また基盤の出回りが非常に少ない(正規の販売ルートに乗ったものではない。最近になってメーカー公認の作品となったぐらい)ため、半ば伝説化されたタイトルとなっている。今回のイベントでは『EXTRA VERSION』の中でもさらに特殊な“2P側スタート”を選択。『ダライアス』シリーズではおなじみのルート選択を行なわず、すべての面を攻略する。
稼ぎを意識しつつも危なげなく進んでいく山田太郎氏のシルバーホーク
“わっしょい! 闘会議Edition”全体のオープニングが終わり、『ダライアス外伝 EXTRA VERSION』のコーナーが始まるやいなや、MC陣の合図を待たず今回のイベントで実演を担当するプレイヤー、山田太郎氏のシルバーホークが飛翔。順調にいってもクリアーに1時間半はかかるという、過酷な“2P側スタート”、全28面の挑戦がスタートした。
自機が撃墜されるようなピンチはもちろん、高得点のパーツを破壊するために必要なダメージ調整やパターンすらまったくミスなく進んでいく山田太郎氏。完璧なプレイを危なげなく披露している彼だが、『ダライアス外伝』のプレイはおよそ1年半から2年ほど。しかもまだ10代というから驚きだ。しかし豆大福氏いわく、「過去に構築された『ダライアス外伝』の攻略パターンを知らないからこそ、新しいパターンを開発できたのでは」とのこと。
唯一のピンチも即座にリカバリー、そしてクリアー!
得点を稼ぐための“残機つぶし”以外では撃墜されていなかった山田太郎氏操るシルバーホークだが、Z’ゾーンのボス(クジラ)の稼ぎ中にアーム(バリアのような役割を持つ)がすべて剥がれ、被弾して撃墜されてしまう。山田太郎氏本人もプレイ前に「失敗するかも」と語っていたドリル稼ぎのシーンでのことだった。
本作は1度撃墜されるとパワーダウンしてしまうため、1ミスが命取りになりかねないのだが、そこはトッププレイヤー。クジラとのバトルを計2ミスでしのぐとZ’ゾーンの次の次、Wゾーンの道中にはほぼ完璧な武装に戻し、そのままオールクリアーという運びになった。
『ダライアス外伝 EXTRA VERSION』を含め、わっしょい! 闘会議Editionのプレイのもようは現在、タイムシフトで視聴できる。
※視聴はこちら
『ダライアス外伝』を知らない人にはセンス抜群のグラフィック、演出、音楽を堪能しつつ、『EXTRA VERSION』を知る生粋のシューターは、美しささえ感じるパーツ破壊のパターンに注目(H、M、P、U、そしてVゾーン以降はとくにオススメ!)すると、より楽しめるはずだ。