新社会人の皆さんはボタンにお気をつけ下さい

 「押すなよ、押すなよ」と言われたら押したくなるもの。どうやらそれはダチョウ倶楽部じゃなくても世界的に共通するらしい。Steamで配信中の『Please, Don't Touch Anything』は、本当にそれだけのゲームだ。
 「ちょっとトイレ行ってくる。何も触るなよ!」と残されたプレイヤーの前にあるのは、赤いボタンがついた謎のコンソール。「ちょっとぐらい押してみても……」と思った時、本当の試練が始まる。

「押すなよ、絶対押すなよ」押してはいけないボタンを押して、今日も世界が終わる。ボタンをめぐる実験的ゲーム『Please, Don’t Touch Anything』_01
▲まさかの日本語対応。ちなみにSteamの製品ページに「お風呂の故障」って書いてありますが、bathroom break(トイレ休憩)のことです。

 もちろん押さずに同僚の帰りを待ってみてもいいし、押してどうなるか試して、次々と増えるスイッチにもチャレンジし続けるのもひとつの選択。ゲームと言うより、ほとんど「ボタンがあると押したくなる」という感情に特化したインスタレーションに近い。

 マルチエンディングで、コンプリートした人へのおまけ付き。まぁボタンやスイッチの操作で分岐していくだけなので、ぶっちゃけ全エンディングへのコミュニティガイドもフォーラムで公開されている。ひと通りチャレンジして詰まり始めたらガイドを見ちゃうというのも手だろう(そして「こんなんたどり着けるか!」と思うハズ)。

 498円という価格に見合っていると感じられるかはその人次第じゃないだろうか。サウンドは結構いい感じで、サントラ込みで買う場合は698円。別売りでサントラを追加購入する場合は298円。

「押すなよ、絶対押すなよ」押してはいけないボタンを押して、今日も世界が終わる。ボタンをめぐる実験的ゲーム『Please, Don’t Touch Anything』_02
「押すなよ、絶対押すなよ」押してはいけないボタンを押して、今日も世界が終わる。ボタンをめぐる実験的ゲーム『Please, Don’t Touch Anything』_03
▲「……。(ポチッ)」なんかスイッチ出てきた。
「押すなよ、絶対押すなよ」押してはいけないボタンを押して、今日も世界が終わる。ボタンをめぐる実験的ゲーム『Please, Don’t Touch Anything』_04
▲「……。(カチャッ、ポチッ)」スイッチ入れてボタンもっかい押したらキノコ雲できてた。
「押すなよ、絶対押すなよ」押してはいけないボタンを押して、今日も世界が終わる。ボタンをめぐる実験的ゲーム『Please, Don’t Touch Anything』_05
▲「いや、俺なんもしてない、なんもしてないから!」(ボタン2回押したら数字パネル出てきて適当に押してたらドライバーが出てきてネジ回したらカラーパネル出てきた)