効果音の各種設定をUnity内で簡単にコントロールすることが可能に

 Tsugiは、ゲーム・アニメ効果音生成ツール“DSP Anime”の最新バージョン“Ver. 1.2”のフリーアップデートの提供を、本日2015年6月24日より開始した。

 今回のアップデートでは、ゲーム効果音作成機能にUnityエクスポート機能が加わり、効果音の各種設定をUnity内で簡単にコントロールすることができるようになった。また、ゲームミドルウェアであるGameMaker: Studioなど、それぞれの最新バージョンへのエクスポート機能も実装された。

Unityへのエクスポート機能を搭載したゲーム・アニメ効果音生成ツール“DSP Anime”最新バージョン1.2がリリース_01

以下、リリースより。


 DSP Animeの今回のアップデートによって、DSP Anime内で合成した複数の効果音バリエーションを、クリック1つでUnityプロジェクトアセットに直接転送することが可能となった。転送に伴い、Unity内での正しいサウンド設定を指示するメタファイルと、サウンドアセットを扱うためのスクリプト(C#,Javascript両対応)の書き出しも行うことができる。ユーザーは、このスクリプトを利用することで、追加した効果音のボリューム・ピッチ幅のランダム調整や、再生方法(ランダム再生、シーケンス再生)といった各種設定を、Unity内で簡単にコントロールすることができる。

Unityへのエクスポート機能を搭載したゲーム・アニメ効果音生成ツール“DSP Anime”最新バージョン1.2がリリース_02
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 DSP Animeが本来持っている「ゲーム効果音作成機能」に、このUnityエクスポート機能が加わったことで、Unityでのゲームサウンド開発の強力な一手になりうると期待される。

 加えて本アップデートには、ゲームミドルウェアであるGameMaker: Studioや、主要ゲームオーディオミドルウェアであるWwise、FMOD Studio、ADX2、ADX2 LEなど、それぞれの最新バージョンへのエクスポート機能も実装されている。

Unityへのエクスポート機能を搭載したゲーム・アニメ効果音生成ツール“DSP Anime”最新バージョン1.2がリリース_03

<DSP Animeについて>

 Tsugiが開発・販売する、効果音生成ツール「ダイナミックサウンドパック」シリーズの第一弾。効果音素材を収録したよくあるタイプの「素材集」とは違い、ツールに搭載された独自のサウンド合成システムによって、ユーザーが自らツール内で効果音を創り、無限に近いバリエーションを生成することができる。

 アニメ・ゲームを思わせるユニークな操作パネルの中には、独自のパワフルな波形合成エンジンが備わっており、色々なバリエーションを自動で創り出すランダム生成機能や、合成したサウンドを各種ゲームオーディオミドルウェアへ直接転送するエクスポート機能などが備わっている。これまでにない新しい方法で、楽しく効率的にゲーム効果音を作り出すことができる。
ツールには「魔法」「格闘」「感情」「イベント系」「ペット」「地水火風」「衝撃音」といった、”カテゴリ”と呼ばれる複数のサウンドモデルが実装されており、今後も公式サイトにて無料ダウンロード可能な新サウンドモデルが定期的に開発・配布されていく。

<Tsugi-会社概要>

 Tsugiでは、ゲーム、動画、音楽等のクリエイティブ産業を対象とした、コンサルティングや研究開発サービスを提供しています。プロ・アマ問わず、あらゆるアーティストがより効率的に、より創造的に力を発揮できるような、スマートツール・ゲームエンジンの開発を理念に掲げています。主な顧客は、ゲームスタジオ、ミドルウェア企業、ポストプロダクション企業、フリーランスエンジニア等です。

<DSP Anime詳細>

ダウンロード価格:4900円(US $49, GBP 29, EUR 36)
システム:Windows(XP/7/8, 32/64bit両対応)
日本語版DSP Anime、英語版DSP Animeを別々に販売(付属マニュアルや、一部ボタンの言語表記が異なる)
Tsugi公式サイト
Email: info@tsugi-studio.com
Twitter:@tsugistudioJP