かりんやラシードなどの注目キャラクターをリポート
千葉・幕張メッセにて、2015年9月17日から20日の4日間(一般公開は19日と20日)開催中の東京ゲームショウ2015。同イベントのカプコンブースにて、『ストリートファイターV』(以下、『ストV』)に神月かりんが参戦することが発表された。これに伴い、カプコンブースの『ストV』試遊台でも神月かりんが解禁。いち早くかりんを使用して遊ぶことができる。本稿では、このかりんを含む『ストV』東京ゲームショウ2015出展バージョンのプレイリポートをお届けする。
神月かりんプレイリポート
■身長:162センチ
■体重:59キロ
■職業/所属:神月財閥当主
■好きなもの:完全勝利
かりんは『ストリートファイターZERO3』(以下、『ストZERO3』)にて初登場したキャラクターで、その後は『カプコンファイティングジャム』に参戦。残念ながら『ストリートファイターIV』シリーズには登場しなかったが、ついに『ストV』で復活を果たした。
『ストZERO3』のかりんは突進必殺技の“紅蓮拳”を主軸にしたキャラクターだったが、なんと今回は紅蓮拳がVトリガー中の専用技に変更されている。その代わりとして修得したのが、“神月流歩行術 刹歩”。これは、1キャラクター分程度の距離を瞬時に移動する技で、追加入力により“天狐”と“大蛇”という技に派生する。天狐は相手を浮かせるアッパー。刹歩から素早く追加入力を行うことで、性能が変化する。詳細な確認はできなかったが、最速入力の天狐は通常時と相手の吹き飛びモーションが異なっていたので、最速入力時のみ追撃できる技があるのかもしれない。一方の大蛇は、背中で体当たりするいわゆる“鉄山靠”的な技。大蛇には最速入力の性能変化はないようだ。
相手は回転しながら吹き飛ぶように。
続いて『ストZERO3』でもおなじみの必殺技“無尽脚”と“烈殲破”は、ともにコマンドが変更されるなどリニューアルされている。無尽脚は弱が『ストZERO3』のように蹴り上げる技。中と強は蹴り上げからさらに蹴り技を放つ。この蹴り技は、レバー前入れ中キックと同じモーションのものと、蹴り上げから連続ヒットするミドルキックがある。烈殲破は狐を描きながら飛びかかるのは過去作と同じ。本作では、ここから追加入力でしゃがみ強キックのような下段攻撃を放つ“殲破楔”と、立ち状態の相手を投げる(?)“殲破烈蹴”に派生する。夜叉返しは、ガード中にコマンド入力することで切り返すVリバーサルになっている。
弱は従来通りの蹴り上げ攻撃。
しゃがみ強キックのような下段攻撃に派生する。
Vスキルは明王拳(みょうおうけん)という相手の腹部に掌底を叩き込む技。ボタンの長押しで技の発動時間や性能が変化する。また、飛び道具を打ち消すことも可能だ。
Vトリガーは“神月流 紅蓮の型”。手に炎をまとわせ、紅蓮拳から始まる連撃をくり出せるようになる。紅蓮拳からは、コンボとしてつながる連撃に加え、中段攻撃、下段攻撃、瞬時に背後に回って打撃をくり出す技、そしてバックステップと、さまざまな技に派生する。相手のガードを崩すような強力な技が揃っているので、今回のかりんを象徴する技になることは間違いないだろう。
ダウンを奪える3段攻撃。
紅蓮拳後にバックステップする。
紅蓮拳から烈殲破のような技に派生する。
紅蓮拳から相手の裏に回って攻撃をくり出す。
クリティカルアーツは連撃を加えたのち、いなして高速回転させた相手に強力な一撃を与え、最後にかりんが高笑いするというものだ。
神月流 覇道六式 覇者の型
今回のかりんは、通常技のモーションが『ストZERO3』とほぼ同じため、当時かりんを使っていた人であればすぐに扱えるようになると感じた。しかし、必殺技に紅蓮拳がなく、新必殺技を軸にした立ち回りや戦略を新たに練る必要がありそうだ。また、Vトリガーからの連撃がかなり強力かつ発動時間が長い印象を受けたので、新技やリニューアルされた必殺技でうまく立ち回りながら、チャンスでVトリガーを使用して一気に勝負をかけるスタイルになりそう。紅蓮拳を使いこなす必要があるので、やや玄人向けのキャラクターなのかも!?