弓と精霊の使い手“シャーマン”
ゲームオンがサービス中のPC用MMORPG『ロードス島戦記オンライン』に、新クラスのシャーマンとその上位クラスである“エレメンタリスト”&“レンジャー”が登場! 実装日の2016年8月10日に先駆けて、テストサーバーでのプレイを行ってきたので、その役割や使用感などをお届けする。
精霊魔法と弓の使い手“シャーマン”は可憐なエルフの女性キャラ
すでにビジュアルは公開されているが、プレイヤーキャラクターのシャーマンはエルフの女性として登場する。メインの武器は弓矢だが攻撃力が控えめなため、精霊魔法での補助や攻撃が重要になるだろう。
シャーマンの大きな特徴は精霊の召喚。スキル“コントロール・スピリット”を習得することで、女性のような姿をした“風の精霊シルフ”か、角の生えた馬のような姿をした“知られざる生命の精霊”のどちらかを呼び出せる。育成の関係上、どちらの精霊召喚スキルを習得するかを選ぶことになるが、呼び出せる精霊によって自分の役割や立ち回りが大きく変わるので、慎重に考えたいところだ。役割などについては、後述の1次クラス“エレメンタリスト”で説明する
シャーマンが習得できる基本的なスキルは下記のものになる。シャーマン系の職業は、魔法攻撃力が弓矢と精霊魔法、精霊の攻撃力に影響するので、パッシブスキルの“武器習熱:弓”は習得しておきたい。また、MPが重要になるので、MPの最大値や自然回復量が上昇する“防具習熱:布服”も重要だ。
■シャーマンのおもなスキル
【パッシブ】
◇武器習熱:弓
・弓を装備すると、魔法攻撃力が上昇する
◇防具習熱:布服
・布服を装備すると物理防御力、詠唱速度、魔法クリティカル率が上昇し、最大MPとMP自然回復量が増加する
【チェイン】
◇スリングショット
・対象に地属性魔法攻撃
※ウィングカッター使用時、連携して発動率が上昇する
◇ゲイルフォース
・対象に風属性魔法攻撃
※シルフ専用スキル
◇ブラスト
・対象に風属性魔法攻撃を行い、ノックバックさせる
※シルフ専用スキル
◇ライフオーラ
・一定量のダメージを無効化する
※生命の精霊専用スキル
【アクティブ】
◇ウィンドカッター
・対象に風属性魔法攻撃
◇ウォーター・スプラッシュ
・対象に水属性魔法攻撃。一定時間、魔法防御力を低下させる
◇コントロール・スピリット(シルフ)
・風の精霊シルフを召喚。シルフはプレイヤーが攻撃する対象に攻撃を行う
※同時に複数の精霊を召喚することはできない
◇コントロール・スピリット(生命の精霊)
召喚者のLPを周期的に回復し、敵への攻撃を行う
(テストプレイ時は攻撃しない仕様だったが、7月29日時点で改善したとのこと)
※同時に複数の精霊を召喚することはできない
◇スピリットレストレーション
・召喚した精霊のLPを周期的に回復する
◇ウォータースクリーン
・一定時間、MPを消費してダメージを減少させる
シャーマンの上位クラス“エレメンタリスト”は精霊の使いかたが重要
ベースクラスのシャーマンをレベル20まで育てることで、1次クラスの“エレメンタリスト”か“レンジャー”への転職が可能になる。エレメンタリストはシャーマンの特徴である精霊をさらに特化させたクラスで、パーティー内では攻撃や回復として重要な役割を担う。また、習得する精霊によってその立ち位置がより明確化するので、自分のプレイスタイルに合わせたスキル構成にしていきたい。
【◎風の精霊シルフ習得系】
こちらは攻撃をメインとした立ち回りになる。シルフはプレイヤーキャラクターが戦っている相手を自動で攻撃してくれるので、さらに与えるダメージをアップさせるため、攻撃スキル(ゲイルフォースやブラストなど)のスキルレベルを上げておくといいだろう。また、精霊はプレイヤーキャラクター同様に敵からの攻撃対象になることがあるので、ダメージを受けたらスピリットレストレーションで回復しよう。とはいえ、精霊召喚スキルの発動時間やリキャストタイムは数秒でそれほど長くはないので、やられたら再召喚するという考えかたでもオーケー。
【◎知られざる生命の精霊】
こちらの精霊はテストプレイの際の仕様では、いっさいの攻撃を行わなかったため、プレイヤーキャラクターでの攻撃と精霊による回復と補助効果で戦うことになっていた。召喚者がダメージを受けたりLPが減少することで、一定量のダメージを無効化したりLPを回復するスキルを自動で発動するが、テストプレイ時は発動率が若干抑え目だった。プレイヤーキャラクターが瀕死になっても回復してくれず、危うく戦闘不能になりかけることもあったが、7月29日現在は敵を攻撃するように調整され、戦いやすくなったようだ。その性能は実装後に確かめてほしい。
■エレメンタリストのおもなスキル
【パッシブ】
◇精霊使いの知覚
・魔法防御力とグロッキー状態の対象への最終ダメージが増加する
◇生まれながらの精霊使い
・召喚した精霊の最大LPが増加する
【チェイン】
◇アシスタンス・オブ・シルフ
・ウィンドカッターの詠唱時間無視とMP消費なしの効果が発動する
◇ストーンブラスト
・大地の精霊ノームの力を借りて石つぶての嵐を放ち、対象に地属性魔法攻撃
【クラス】
◇エア・アーマー
・物理ダメージを受けると、風の精霊シルフの力を借りて一定時間物理攻撃を回避する効果を付与する
◇オーラ
・魔法ダメージを受けると、光の精霊ウィル・オー・ウィスプの力を借りて一定量のダメージを無効化する効果を付与する
【アクティブ】
◇スピリット・アウェイクニング
・召喚した精霊の強力な魔法を発動させる
◇スピリットリンク
・精霊の魔法攻撃力を上昇させ、精霊のスキルのクールタイムを減少させる
◇バインディング
・森の精霊ドライアードの力を借りて、対象の攻撃速度と詠唱速度を低下させる
精霊魔法を捨て最強(!?)の物理アタッカーへと変貌する“レンジャー”
弓矢での攻撃に特化することで自身に高い攻撃力を得る“レンジャー”。シャーマンのときに習得したスキルのほとんどは使えなくなるほか、習得できるスキルも大きく変わる。
精霊魔法は使えないが、スキルの多くに風属性を持ち、通常攻撃もシャーマン同様に魔法攻撃力が影響する。非常に高い攻撃力を持つため、敵のヘイトを高め、攻撃対象になりやすいが、バックステップによる緊急回避や敵の移動を制限するバインディングアローとアイスニードルを活用すれば、生存率を高めることが可能。弓矢は遠距離攻撃のため、敵の範囲攻撃に巻き込まれにくいのも特徴だ。
【アクティブ】
◇ペネトレイトアロー
・対象に遠距離攻撃
◇ゲイルアロー
・一定時間、風属性の連続ダメージ効果を付与し、Lv1ストームウィンド状態にする。
◇ブレイクダウンアロー
・対象に遠距離攻撃
◇シュートアロー
・一定時間、攻撃が必中になる
◇クリティカルショット
・対象に遠距離物理攻撃。一定時間、クリティカル率が上昇する
◇ストームアロー
・一定時間、風属性の連続ダメージ効果を付与するLv2ストームウィンド状態にする。
◇バックステップ
・後方に素早く下がる
【チェイン】
◇ウィンドアロー
・対象に風属性魔法攻撃、ペネトレイトアローをこのスキルに変更する
◇バインディングアロー
・対象に遠距離物理攻撃。一定時間、移動不可状態にする
◇アイスニードル
・対象に水属性魔法攻撃。一定時間、移動速度を低下させる
アタッカーならレンジャーだが、回復できるエレメンタリストも便利
1次クラスで転職できるエレメンタリストとシャーマン。「とにかく敵にダメージを与えたい!」ならレンジャーがオススメになるだろう。ナイトやモンク、ソーサラーに匹敵するかそれらを超えるアタッカーになる可能性を秘めているので非常に楽しみだ。
また、これまでとは一風変わった戦いかたをしてみたいのならエレメンタリストだろう。召喚による攻撃と補助はプリーストやウォーロックと並んでパーティーの力になるに違いない。8月10日のアップデートまであと少しなので、期待して待とう!