体が燃え尽きる前にゴールを目指せ!
燃えるロウソクが主人公という、個性的なパズルアクションゲームが登場。おんぼろ船で目覚めたキャンドルちゃんは、灯台のようにビッグな存在になりたいと願い、灯台を目指して旅をする……これが本作のストーリー。
まず目につくのが、画面の美しさ。暗闇でやさしく光る幻想的な花、水中をゆらゆらと揺れるクラゲ、古代文明の匂いが感じられる灯台など、目に映るすべてが魅力的。これらの背景がロウソクの淡い光に照らし出され、異世界を冒険している雰囲気を、これでもかと堪能できるのだ。
暗闇をみずからの炎で照らして地形を確認し、正解のルートを見つけ出すスタイルのため、単に進むだけでもちょっと頭を使う必要がある。加えて、灯りに反応して開花する花、光が当たると熟して落ちる木の実など、光によって変化するギミックも多数存在。うまく突破口を発見できたときの気持ちよさは、本作ならでは。ちなみに、本作の開発を手掛けたのは中国のスタジオだが、あまり中国らしさはなく、万国受けするテイストに仕上がっている。今後も中国のインディー界隈に注目していきたくなる完成度だ。
主人公キャンドルちゃん大図解!
自分の灯りでトラップを突破していこう
主人公がロウソクだけに、灯りを利用したギミックが満載。たとえばトゲがある花がジャマな場所は、木の実を灯りで熟して落とし、花を壊すといった感じ。燃えていられるのは10秒なので、素早い行動も重要になる。
幻想的なステージを進もう!
本作のステージはいずれも独特で、異世界を冒険している気分を満喫できること請け合い。ここでは、そんなステージの一部を紹介しよう。世界観にマッチした謎解きのギミックにも注目だ。
<おんぼろ船>
キャンドルちゃんが目覚めた木製の大きな船。ゆらゆらと傾いており、中には炎が吹き出す危険な地域もある。
<外の世界>
おんぼろ船から脱出すると、そこは植物に支配された世界だった。美しい花は、ときとして危険な罠にもなる。
<灯台>
ついに目的地の灯台にたどり着いたキャンドルちゃんだが、灯台は沈黙を続ける。その頂上には何があるのだろうか?
開発スタジオにメールインタビュー!
本作でプログラムとゲームデザインを担当した、Spotlightor Interactive・高鸣(Gao Ming)氏にアレコレ聞いてみた!
――本作は、主人公がロウソクという個性的なタイトルですが、開発することになったきっかけは何ですか?
高鸣 48時間以内にゲームを作成するイベント“Game Jam”がきっかけでした。イベントで出されたテーマの“10秒”から、“10秒の光”というアイデアを思いつき、さらに走ることとジャンプのアクションをひとつのキャラクターに融合させるため、歩くロウソクなる主人公を思いついたのです。
――プレイヤーにもっとも見てほしいポイントはどこですか?
高鸣 ポイントではなく、本作を最後までプレイして、ストーリーをすべて味わい、遊びかたの変化を体験してほしいですね。クリアーしてもらえるよう、テストプレイを何度もくり返し、難度調整に注力しましたから。
――最後に、日本のゲームファンへメッセージをお願いします。
高鸣 日本のプレイヤーと交流できて、本当にうれしいです! 日本のゲームは我々の世代の開発者に、よき思い出と無限のインスピレーションを与えてくれました。ゲームへ愛を表し、プレイヤーにおもしろいゲームを体験してもらうため、私たちはインディーの開発者になったのです。東方文明という同じ背景に属している皆さんは、きっと本作に共鳴できると思います。機会があれば、ぜひ遊んでみてください!
キャンドルちゃん
メーカー | E-Home Development Entertainment |
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対応機種 | XOneXbox One |
発売日 | 配信中 |
価格 | 1500円[税抜](1620円[税込]) |
ジャンル | パズル・アクション |
備考 | 開発:Spotlightor Interactive |