2018年2月、日本一ソフトウェアとクローバーラボが共同開発した、スマートフォン(以下、スマホ)向けシミュレーション・RPG『魔界ウォーズ』が配信された。本作は、日本一ソフトウェアの名物キャラクター、アサギが主人公を務めることでも話題に。アサギは、2004年の日本一ソフトウェアの暑中見舞いに、“次回作の主人公”と銘打たれて初登場したキャラクター。しかし、アサギを主人公にしたタイトルはなかなか発売されず、いつしか彼女は、“永遠の次回作の主人公”という称号だけを持ち、同社のタイトルにゲストとして出演するようになっていた……。そんな不遇の時代を乗り越えて、『魔界ウォーズ』の主人公に抜擢されたアサギに、2018年6月29日から待望のボイスが実装される(主人公なのに、やっとかよ! というツッコミは禁止だ!)。本作でアサギの声を担当するのは、声優の八島さららさん。記念すべきボイス実装を祝し、本作の収録を終えたばかりの八島さららさんにインタビューを実施! アサギの印象や役にかける想いを聞いた。
八島さらら(やしまさらら)
6月4日生まれ。大阪府出身。2015年より、声優として本格的に活動をスタート。『ナゾトキネ』(山墨芳英役)、『アイドル事変』(星菜夏月役)、『奴隷区 The Animation』(足立シヲリ役)などに出演している。
本作のアサギは普通の女子高生。あくまで自然な演技で
――アサギの役が決まったときの感想を教えてください。
八島 アサギ役は、オーディションを受けて決まりました。オーディションのときは、これでいいのかなという不安もあったのですが、自分になりにやりたいこと、やれることをやってみてアサギ役に選ばれたので、決まったときはとてもうれしかったです。
――アサギは、登場する作品によって別の声優さんが演じていました。『魔界ウォーズ』でアサギを演じるにあたって、ほかの方が演じたアサギを参考にしたことは?
八島 日本一ソフトウェアさんのゲームで遊んでいたので、アサギのことは以前から知っていましたし、これまで多くの先輩方が演じているのも話に聞いていました。ただ、いろいろな方が演じているだけに、事前にセリフを聞くと混乱しちゃいそうで(苦笑)。あえてセリフは聞かずに、自分の中でアサギのイメージを固めてました。
――アサギにどのようなイメージを持っているのか教えてください。
八島 アサギは、あくまで普通の女子高生というのが、いちばんのセールスポイントですし、特徴だと思います。収録をするときに、スタッフの方にも普通の女子高生だとディレクションを受けたので、自然体な演技を心がけました。
――八島さんとスタッフの中で、アサギのイメージの統一がしっかりとれていたのですね。収録はスムーズに進みましたか?
八島 そうですね。今日は、オーディションのときのような不安はなくて。役のイメージが固まれば、順調に進むはずだと、前向きな気持ちで収録に臨めました。
――アサギのセリフの中で、とくに印象に残っているものは?
八島 ツッコミ系のセリフが好きですね。アサギはセルフツッコミの多いキャラクターで、たとえば、「平均的なバスト、ウェスト、ヒップ」と言った後、「いや、バストは平均以下だな」って自分にツッコミを入れたりするんです(笑)。
――(笑)。話は変わりますが、八島さんは『魔界ウォーズ』を遊ばれていますか?
八島 もちろん遊んでいます! 『魔界ウォーズ』は、最初のガチャをやり直せるのがうれしいですよね。私はセラフィーヌ(『魔界戦記ディスガイア5』のヒロイン)が大好きなので、彼女が仲間になるまで何度も引き直しちゃいました(笑)。
――ガチですね! ちなみに、セラフィーヌが好きな理由は?
八島 だってかわいいじゃないですか。私が演じたアサギとは、正反対のキャラクターなのもいいですね。セラフィーヌはお嬢様で、バストが大きくて(笑)。
――確かに、アサギは普通の女子高生で、平均以下ですからね(笑)。
八島 そうなんです。私はアサギとセラフィーヌを中心としたメンバーで、ストーリーを進めています。『魔界ウォーズ』は、AP(いわゆるスタミナ)が切れにくいのもいいですよね。スマホのゲームは、遊んでいる途中にAPが切れてしまって、ストーリーにハマる前に遊ばなくなってしまうこともありますが、『魔界ウォーズ』はサクサク進むので、ストーリーを楽しみながらプレイしています。
――かなりガッツリ遊んでいるのですね。八島さんは、ゲームがお好きなのですか?
八島 ゲームは大好きです! 仕事と仕事の間に時間が空くと、近くのゲームセンターにも足を伸ばします。
――それはすごい! ゲームセンターでは、どんなゲームを遊んでいるのですか?
八島 格闘ゲームやオンラインのカードゲームをプレイすることが多いです。格闘ゲームはコンシューマーでも遊んでいて、腕を上げるためにアーケードゲーム用のコントローラーを買いました。ほかにも、いろいろ遊んでいますよ!
――仕事がないオフの日は、ゲームをすることが多いんですか?
八島 休みの日は、ほぼゲームをしています。「やったー! 家をでなくてもいいぞー」って(笑)。私は仕事が入っていないと、朝までゲームをプレイしちゃうことも多くて。ご飯も食べないで遊んじゃうので、片手で食べられるサンドイッチやおにぎり、カップラーメンをおともにゲームを進めています。
――片手でカップラーメンを食べるのは、難しいと思いますが(苦笑)。
八島 小さいやつなら、机に置いてギリギリいけますよ(笑)。
――(笑)。ゲームライフを満喫している八島さんから、『魔界ウォーズ』のファンに向けてメッセージをお願いします。
八島 新たなアサギとして皆様に愛されるように、これからもアサギを演じていきたいと思います。『魔界ウォーズ』をさらに盛り上げるために、私も宣伝活動をがんばっていきますので、今後も『魔界ウォーズ』で楽しんでもらえるとうれしいです。これからも、応援よろしくお願いします!