過激な人体破壊演出などで知られる海外格闘ゲーム『モータルコンバット』シリーズ。その最新作となる『Mortal Kombat 11』の発表会がアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、本作の新要素やキャラクターが公開された。
なお本作は、海外ではパブリッシャーのワーナーゲームから2019年4月23日にプレイステーション4/Xbox One/Nintendo Switch/PCで発売予定となっている。
システムはモーコンXやインジャスティス2の延長
システム面は基本的に、シリーズ復活以降の近作や、同じNetherRealm Studiosによるスーパーヒーロー格闘ゲーム『インジャスティス』シリーズなどの延長といったところ。
超絶グロいとどめを刺すシリーズおなじみの決着技“フェイタリティ”や、骨がぐちゃっと砕ける様子が見える強力なカットシーン攻撃なども引き続き登場。後者はX-RayからFatal Browsという名前に変わり、体力が30%以下になるとLT+RT(Xbox Oneコントローラーの場合)で発動できる逆転技となっているようだ。
※下記動画内には過激な表現があります。ご注意ください。
一方で、強化版の技やX-rayやブレーカー(相手のコンボに割り込み返す特殊技)などの発動に使っていたスーパーメーターが、攻撃用のものと防御用のものの2本に分割されている。例えば、ジャストタイミングでガードすることで反撃を可能にする新要素“Flawless Block”(要はブロッキング)は防御側メーターを消費する。
カスタマイズ要素もあり、単なるスキン変更に留まらず、各キャラクターの装備アイテムの外見上の変更(例えばスコーピオンの場合マスク・刀・くないを複数のオプションから選べる)、登場/勝利演出やフェイタリティの変更、さらに使用する技の選択、CPUキャラとして戦う場合のAIのプレイ傾向なども設定可能だ。
ライデンの蛮行に時を司る神が介入。バラカやスカーレットも復活!
世界は前作のエンディングの延長上となっており、プロローグ動画によると、ライデンがシノックを処刑した後に時を司る神“クロニカ”が登場。歴史のバランスを破壊したことで彼女が介入を決定する……という話になる模様。プレゼンテーションでは、キャラクターたちが過去の若い自分たちと遭遇するといったシチュエーションがあることも言及されていた。
クロニカは今回のラスボス的な扱いと見られており、彼女と同じく時を操る配下の戦士“ゲラス”も新キャラクターとして参戦。そのほか、サブゼロ、スコーピオン、バラカ、スカーレットなどの参戦が確定。
そして海外予約特典ではシャオ・カーンがDLCキャラクターとして入手可能となっている。過去には映画からエイリアンやプレデターやジェイソンまで参戦したDLCキャラ展開も気になるところだ。
そしてもうひとり、元女子総合格闘技チャンピオンで現在はプロレスラーのロンダ・ラウジーがソーニャを演じることも発表に。過去最強のゲーム声優と言えるだろう。
プロゲーマーによるエキシビションも
イベントでは、着ぐるみを着たケモナープロゲーマーのSonicfox選手をはじめとする有名モーコンプレイヤーによるエキシビションマッチも行われ、シリーズの公式YouTubeチャンネルで公開されている。モーコニストの人はチェックしてみるといいのではないだろうか。
なお参戦キャラなどのさらなる情報は、開発のNetherRealm Studiosが配信で順次公開していく予定。次回は現地1月30日(恐らく日本の1月31日)に配信するとのこと。