記者がかねてから気になっているタイトルがありまして……。そのタイトルをE3 2019に合わせてプレイすることができた。スマートフォン用ソフト『Minecraft Earth』だ。
『Minecraft Earth』は、言わずと知れた『Minecraft』の世界を現実世界に持ち出してくれる……というか、現実世界が『Minecraft』になるというAR(拡張現実)タイトル。『Minecraft Earth』というタイトルから想像がつくとおり、「地球を『Minecraft』にしてしまおう!」という壮大な発想のコンテンツだ。先日“マインコン”で詳細が発表された同作だが、「こういうのはやっぱり触ってみないことにはわからんよね」と思っていたところに、幸いにもプレイする機会を与えられたというわけ。
プレゼンにはマイクロソフト Minecraft エクゼクティブプロデューサー ジェシー・メリアム氏が登壇。「世界中のどこででも、自分自身で建物を建てたり探索できる」「自分の作った建物などを友だちと共有できる」といった『Minecraft Earth』の特徴を説明してくれた。まあ、要は『Minecraft』を外に持ち出せるというわけだ(室内でもできると思うけど)。
ということで、取るものもとりあえずプレイ。促されるままにスマホを持って机の上を眺めると、そこには『Minecraft』で作ったミニチュアのような建物が。「おおお、」と、思わず嘆息が出るのは人情というもので、そのリアリティーにびっくり。現実世界に『Minecraft』で作った建物があるという不思議な感覚が、まさにAR(拡張現実)なんですな。
デモでは、机の上にあった建物が一瞬にして崩壊したかと思うと、その奥にあった広場のようなところに巨大な『Minecraft』の建物が出現。私たちをびっくりさせるという演出があった後で、その建物の中を自由に歩き回ることができた。拡張現実の世界の中には、体験している人々も入り込んでおり、何か楽しい。ブロックを置いたり、ブタを出現させたりしていると童心に帰ってしまいますな。そして、出現したゾンビを矢で倒したりしているうちに、デモンストレーションは終了したのでした。
無料で提供されるという『Minecraft Earth』は、この夏にはクローズドベータが実施される予定だ。『Minecraft』の楽しさを拡張するアプリとして、とても魅力的なものであることは間違いなさそう。