2019年8月3日~4日の2日間、岐阜県岐阜市にて第3回“全国エンタメまつり”(ぜんため)が開催。その中で出展されたアークシステムワークスブースでは、国内初となる『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の試遊が行われていた。
『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』は、その名の通り『くにおくん』シリーズの外伝作品。『新・熱血硬派くにおたちの挽歌』に登場した“みさこ”と“きょうこ”が、キャラクターデザインを一新して主人公に抜擢。ふたりは喧嘩上等の“最恐コンビ”となり、ハイテンションでツッパリなバトルをくり広げる。
本作はアークシステムワークスと『シャンティ』シリーズを製作しているウェイフォワードがタッグを組んで制作しており、デザインはアメコミやアニメなどが混ざった、いわゆる“Kawaii”系のデザインになっているのが特徴的だ。
プレイを開始すると、オープニングがマンガムービーでスタート。どうやら“みさこ”と“きょうこ”の恋人(のはず)である“くにお”と“りき”が誘拐されてしまったようで、ふたりはブチ切れてくにお&りきの奪還を目指す……というのがおおまかなストーリー。
アクション部分のグラフィックはドット絵で描かれており、アニメーションも非常に滑らか(後半の動画でぜひご確認を)。また、『くにおくん』シリーズといえば、一部作品を除き、基本的には3頭身のデフォルメした姿が基本だが、本作は4頭身程度と、デフォルメとリアルのちょうどいい塩梅といったところ。攻撃時やダメージを食らった際などは、みさこときょうこが豊かな表情をみせてくれた。カワイイ!
ゲームはベルトスクロールアクション+RPGといった感じの、『ダウンタウン熱血物語』から続くおなじみのシステム。ボタン連打によるコンボ攻撃と、吹き飛ばし攻撃を織り交ぜながら、向かってくるヤンキーや生徒たちをなぎ倒すのは爽快! また、鎖やゴミ箱といった武器も使用可能で、アクション部分は往年の『くにおくん』シリーズのおもしろさをしっかりと味わえた。
このほかにも掴みからの投げなどがあるが、最初は攻撃手段が少ないため正直やや単調に感じる部分も。しかし、レベルが上がると技を覚えていくので、ゲームを進めていくうちにさまざまなアクションでより爽快な戦いがくり広げられそうだ。
また、敵の攻撃はかなり容赦なく、ガードしてから攻撃をし始めないと反撃を食らいやすい印象だった。そして、敵の攻撃に合わせてガードすると“ジャストガード”となり、敵に大きな隙が生まれる。このジャストガードは敵のコンボを食らっていても発動可能なようで、重要なシステムになりそうな予感。
特徴的なシステムとして“舎弟”の存在が判明。ある程度敵にダメージを与えていくと、敵が降参状態になる場合がある。その状態で敵を舎弟にすることができ、時間経過などで溜まるゲージを使うと、いわゆるストライカーとして召喚して攻撃してくれるのだ。敵の技が使えるという魅力だけでなく、舎弟を集めるという要素もやり込み要素としておもしろそう。
やはり本作最大の特徴は、ヤンキーテイストな女の子たちがメチャクチャかわいいこと。みさこは元気ハツラツ系にカワイイし、きょうこはその凶悪ぶりが逆にキュート。ハート型のリュックでぶん殴られたいとすら思わされます。でも、僕はみさこ派ですかね!
そして物語には歴代キャラクターも一新されたデザインで登場するようで、試遊では『ダウンタウン熱血物語』などだとくにお&りきの彼女である、“はせべ”と“まみ”と出会うことができた(本作では交際しているのか不明)。これまたシリーズ作とはまったく違うデザインになっており、すっごいユニーク! なんだか性格も陰湿気味に(笑)。
敵を倒した際に、おなじみのチャリンチャリンと落ちるお金の使い道は、試遊の中ではまだ分からなかったが、ほかにもアクセサリーなどの装備の要素もあるようなので、おそらくそういった部分で使用するのではないだろうか。
それでは最後に、試遊の様子を直撮りしたプレイ動画をお届け! オープニングムービーも撮影したので、ツッパリキュートな雰囲気だけでも、ぜひ味わってみてほしい。なお、当日の会場の盛り上がりもあり、周囲の音が大きく入ってしまったため動画では音を消している。
『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』直撮り試遊動画
[2019年8月5日12時00分修正]
キャラクター名について誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。