カプコンから2021年に発売予定のプレイステーション5、Xbox Series X、Windows用サバイバルホラー最新作『バイオハザード ヴィレッジ』。平穏な生活を奪われたイーサンがたどり着く村の状況や謎のクリーチャーなどの新情報が公開された。プロデューサーへの一問一答のほか、『バイオハザード』シリーズ25周年情報も必見だ。
クリスの手によりイーサンは再び死地へ……
『バイオハザード』シリーズの最新作として発表された『バイオハザード ヴィレッジ』。新たな情報が公開され、物語はクリスたちが平穏に暮らしていたイーサン家を襲撃するというショッキングなシーンから始まることが判明した。果たしてクリスの目的とは? そして謎の村にたどり着いたイーサンに襲い来る恐怖とは――。
妻・ミアとの平穏な生活は突如として終わりを告げる
主人公の妻であるミア。ベイカー邸から生還した後は、イーサンとともにBSAAの庇護のもと平穏な生活を取り戻していた。だが、今回の襲撃でイーサンと再び引き裂かれることになる。
見知らぬ山中で意識を取り戻したイーサン
イーサンが目覚めると、そこは見知らぬ山中だった。クリスたちに襲われて逃げる途中で気を失ったのか、意識を失った状態でここに運ばれたのか? 混乱したまま道なき道をかき分けて前へと進んでいくと、さびれた村へとたどり着く。周囲が雪で覆われていることから、寒さがきびしい地方のようだ。
たどり着いたのは廃墟と化した村?
人の気配はなさそうな村だが、明かりが灯っている場所もある。イーサンは助けを求めようと村人たちを捜すことになるだろう。しかし、その一歩こそが数年前にベイカー邸で起きた悪夢をも越える恐怖の始まりだった――。
閉ざされた閑村で恐怖に怯える村人たち
村人たちを発見したイーサンだったが、人間の面影を残しているクリーチャーのような存在もあった。果たして、この村でなにが起こっているのだろうか? 村のいたるところで見られた廃墟や死骸なども気になるが……。
祈りをささげる(?)村人たち
この写真では、村人たちが一心に祈りをささげているように見えるが……? 危険なクリーチャーたちが巣食い、独特な宗教の存在も感じさせる村。謎は深まるばかりだ。
「見るだけでもご自由にどうぞ」イーサンが出会う謎の男の正体は?
トレンチコートに身を包み、葉巻を片手にイーサンに話しかけてくる謎の人物。風貌から察するに一般の村人でないことは間違いないだろう。英語のセリフから予想するに“何かを販売している”ようにも見えるが……。
ミアが読み聞かせていた絵本はなにを意味するのか
ミアがソファに座り手に取っていた本が、これらの写真の絵本なのだろうか? ミアは絵本を読み聞かせており、その内容は森を訪れた娘が、何者かに導かれるように奥へと、そして危険へと進んでいくというものだった。まるで冒頭に起こるイーサンの状況を暗示しているようにも捉えられる。もしかしたら、本作もミアが物語のカギを握っているのかもしれない。
村にそびえたつ城
村を一望できるほど巨大な城。あまりにも寂れた村に似つかわしくないこの城を立てた目的は、なんだろうか? 巨大な塀に囲まれており人を寄せつけない雰囲気が漂うこの場所にも、いずれ足を踏み入れることになるかもしれない。
怪しげな老婆はこの村の謎を知る人物なのだろうか……?
ドクロが突き刺さった杖を持つ、謎の老婆。呪術師やシャーマンといったいでたちだ。トレンチコートの男性と異なり、謎のカギを握る人物なのだろうか?
『バイオハザード ヴィレッジ』一問一答!
新たな情報で、物語に関するピースが少しずつ判明してきた本作。今回も、プロデューサーのおふたりに気になるところをうかがった。イーサンとクリスのキャラクターアートのほか、来年で25周年を迎える『バイオハザード』シリーズを記念したロゴや記念アートも公開。今後の展開にも注目しよう。
神田 剛氏
『バイオハザード ヴィレッジ』プロデューサー。
ピーター・ファビアノ(ピート)氏
『バイオハザード ヴィレッジ』プロデューサー。
Q.イーサン宅を襲撃するクリスは本人なのでしょうか?
A.クリス本人です。なぜ彼があのような行動を取ったのかについては、もちろん明かせませんが……。
Q.舞台となる村を“もうひとつの主人公”と表現されていますが、これは暮らす村人たちも含めた意味でしょうか?
A.村人たちと村自体のスケール感も含めて奥深く、主人公同等の存在感があるという意味が込められています。
Q.PVに胎児のようなシンボルや模様があり、未知の宗教的な怖さも感じました。
A.恐怖心だけではなく、生存している村人たちが祈ることで命の危険から救われるかもしれないという“何者か”の存在も示唆しています。
Q.クリーチャーに知性があるかも気になります。群れで行動するようですが……。
A.言語は話せませんが、群れをなす習性と武器を操る知性は持ち合わせています。
Q.「見るだけでもご自由にどうぞ」と話す男は、『バイオ4』の商人のようなもの?
A.詳しくは語れませんが、イーサンにとっては間違いなく“頼りになる”存在となります。
Q.2種類の25周年ロゴと記念イラストのコンセプトをお聞かせください。
A.『バイオハザード』のクールさとアイコニックなかわいらしさで25周年を盛り上げたい、との思いから2種類のロゴを採用しました。記念イラストのキャラクター選定とレイアウトはアートディレクターの高野も悩んでいましたが、25周年にふさわしいアートに仕上がったと思います!
Q.立体絵本のおとぎ話を読み聞かせる見せかたに惹き込まれました。この演出はゲーム内にも出てくるのでしょうか?
A.プレイアブルではありませんが、絵本の演出はゲーム内にも登場します。
Q.プレイステーション4とXbox Oneでの発売を実現できるかどうかで、乗り越えるべきポイントは何ですか?
A.没入感溢れるゲームプレイ体験を次世代ハードで実現することを最優先に開発を進めている中で、グラフィックの品質を含め現世代ハードでも同様に没入感溢れるプレイフィールがどこまで担保できるか、が重要なポイントだと考えています。
Q.メイキング映像にあった洋館のような場所も気になりました。このような建物も『バイオ』らしさのひとつとお考えなのでしょうか?
A.今作におけるホラーへのアプローチは、これまでの『バイオハザード』を象徴するホラーテイストも含めてバラエティーに富んでいます。そのなかのひとつである“ゴシックホラー”は『バイオ』らしさのひとつだと考えています。
Q.ファミ通読者および『バイオ』ファンに向けて、ひと言ずつメッセージお願いします。
A.いつも『バイオハザード』シリーズを応援いただきありがとうございます。ファンのみなさまに最高におもしろい体験をお届けできるよう、引き続き開発チーム始めプロジェクト関係者一同、全力を尽くしますので、今後の続報含めぜひご期待ください! ( 神田)
ファンの皆様、いつも『バイオハザード』シリーズをプレイしていただき感謝しております。今回も美しくて品質の高いサバイバルホラー体験を提供できるようにチーム全員ベストを尽くしていますので、楽しみにお待ちください。( ピート)
25周年記念ロゴと記念アート
25周年を記念して作られたロゴは、ラクーン君バージョンを含め2種類。記念アートでは各作品に登場したキャラクターが勢揃いしている。中央を飾るのはジャック・ベイカー!