前回(第3回)の日記はこちら
日曜日のお父さんも
この日記も4回目なので、ぼちぼち装備やクラフト、アイテム集めのことなんかに言及していこうかな……と考えていた。
というのも、
「そう言えば……ボク、いまどんな格好をしているんだろう?^^」
とかわいく思って現在の姿を確認したところ……。
ステテコ姿で堂々と闊歩する日曜日のお父さんだったぁぁあああ!!!www
なんだこりゃww さすがにアブなすぎるだろwww
まあ、データを見てもらえばわかる通り、これはゲームを始めたばかりのころの姿で、いまはもうちょっとだけマシにはなっているんだけどね。
でも、ファミ通.comに掲載されている攻略記事によると、『サイバーパンク2077』の世界では、防具の見た目の良さと性能に因果関係はなく、RPGでよくある、
「これ、ゴツいから強い装備に決まっているね!」
なんていう“不文律”は存在しないらしい。その記事を引用すると、
“防具は極端で、見た目と性能は全く関係なく、ブラジャーが軍用の防弾ベストより強かったりするのが本作の世界だ。さらに同じ外見のアイテムでも能力違いがいくらでもあるので、見た目がまったくあてにならない”
……と、ミル☆吉村氏は語っている。つまり、上のような日曜日のお父さんルックでも、とてつもなく強い装備である可能性があるというわけ。
「あのおっさん、タンクトップにステテコはいてるけど、めちゃくちゃ強ぇぇぇえええ!!!www」
という、夢のようなシチュエーションを演出できるかもしれないってことだな。コレはアツいwww 超人を夢見るアラフィフ親父は、みんなこのゲームをやるべきだぜwww
でも、防具や武器について綴るのはもうちょっと後にしよう。いまはまだ、街を歩きながらサブミッションをチョコチョコこなしているだけで楽しくて仕方のない時代だから。
交通ルールを守ろう
さて、今回は記事タイトルにもある通り、ゲームの舞台となっている街……欲望と権力、死と憎しみが交錯する魅惑のナイトシティの歩き方を書きたいと思う。
……って言うと、
「おお! 歩き方……ってのは比喩で、その世界で成り上がるための方法をレクチャーしてくれるんだな!!」
と好意的に曲解してくれる人もいるかと思うが、俺が書くのはテクテクヨチヨチと歩く“歩行”のほうである(苦笑)。サブミッションをひとつ例にとって、一連のゲームの流れを紹介したいってわけですな。
とりあえず、テキトーなサブミッションを選択して“追跡”を始める。
できたら、目的地に向かって意気揚々と散歩を始めよう。
目的の場所まで……500メートルか。街並みを楽しみながら歩くにはちょうどいい距離かもしれんな。
でもしばらく歩くと、
ファストトラベル用のデータ端末があった。これを解除しておくとその場所に一瞬で飛べるようになるので、とりあえず使えるようにしておく。
さらに歩くと、目的地のあるビルが見えてきた。
発達し尽くした文明と、捨てきれないローテクの名残の煙突が同居する寄せ鍋的な風景。和洋折衷、そして温故知新を感じさせる雑多な世界観が、身体じゅうがムズムズしてくるくらいステキなんだよな……。
そんなことを考えながらビルに入ると、携帯電話に無遠慮な着信が。
「あ。またレジーナだ」
仕事のご依頼である。
こうして、ただ街を歩いているだけでもジャンジャン仕事は増えていくので、やることがなくて途方に暮れる……なんてターンは永遠にやってこないと思う。
俺がこの手のオープンワールドRPGを遊ぶときのスタンスは、基本的に、
“サブミッションをメインに遊びつつ、気が向いたらメインミッションを進める”
という、主従逆転というか目的転覆というか、とにかく“お遣いを全面的に楽しむ”というプレイスタイルを貫いている。もちろん、『サイバーパンク2077』もまったく同じように楽しんでいるので、この短期連載ではメインミッションについて触れることは……まずないだろうなw ま、ネタバレに言及しなくて済むのでちょうどいいんだけど。
目的地に着いたら、ヨーコという店員から“PING”というアイテムを譲り受ける。
それを使って防犯カメラにハッキングし、
なんやかんやしたらミッション終了である。
……ここで自分が何をしたのか、じつは皆目理解していないのだが(汗)、無事にお仕事は終わったみたいなのでよかったよかった(苦笑)。まだまだゲームのシステムで理解できていないことが山ほどあるので、ときにこのような困惑に見舞われることもあるのである。
でも、気にしない。
やってる作業はよくわからなくても、「なんか楽しい」って感覚だけあればいまはいいやw
再び外に出て、ナイトシティを散歩する。
ここには、色とりどりの奇抜な人がたくさんいて、すれ違うたびについつい見惚れてしまったりする。
↓こんな感じの人たちね。
あれ……。
この人たちって……。
……全部、フワちゃんじゃねえのwww なんとなく見慣れた感じがしたのは、しょっちゅうテレビで見てたからだなwww
「改めて、ヤベぇ街だなここwww」
笑いながら道を渡っていると……。
ドカンッ!!!!
いって!!!! 思いっきりクルマに轢かれたぞチクショウ!!!
じつはこの街、ならず者が巣食う秩序無用のイカレた場所に見えて……なにげに交通ルールだけはしっかりしてるのよw 道行くギャングたちも赤信号でちゃんと止まって待っているし(かわよ)、クルマも派手に暴走しているのなんて……いまのところ見かけてないわ。なので、俺もキチンと、交通ルールを守って歩いているつもりなんだけど、サブミッションに夢中になっているとついついナナメ横断とかしちゃって……!
ドカンッッッ!!!!!www
……って、『浦安鉄筋家族』の春巻先生かよ!!!www
クルマに轢かれてヘロヘロになりながらも、つぎのお届け物を持って街を疾走しているのでしたw
続く!
次回(第5回)の日記はこちら
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元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。