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最後の更新です!

 楽しいときはアッと言う間に過ぎてしまうもので……久しぶりに素になって好き勝手に書いていたこの連載が、早くも最終回を迎えてしまった。

 まことに、残念である。

 いよいよこれからキャラクリエイトやクラフトにも挑戦して、プレイの幅を広げていこうと思っていたのに……このままだと、ただ闇雲に敵陣に突っ込んでいって蜂の巣にされた、哀れなアラフィフ親父の惨状をお見せしただけになっちまうよ!!w

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 それはマズい。

 べつにゲームのうまさをウリにしている人間ではないが、もうちょっとこう……かっちょいいところもお見せしたいじゃないですか!!w

 というわけでラストの今回は……思い切ってメインストーリーに絡めて、敵陣に乗り込んでいったときの模様をお伝えしようと思います!!

 ……大丈夫かなあ(苦笑)。

相棒とともに

 そう、前回の記事で書いたならず者軍団との対決は、メインミッションを遂行するためにジャッキーとの合流場所に向かっている途中で起きたハプニングだったのだ。まあおかげでたくさんの銃や物資、さらに装備も手に入ったので渡りに船だったんだけどね。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 なんか……。

 日曜日のお父さんから、渋谷センター街でウロつくチンピラにいちゃんくらいには格上げされた気がする(それ格上げなのか)。武器も豊富に持っているので、敵陣で何か起こってもどうにかできるかなー!

 そしてジャッキーと合流。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 おお……! ジャッキー……いいバイク乗ってるじゃん!!!

 20代のころからバイクに目がない俺。ついつい、ジャッキーが降りたあとの車体をバシャバシャと30枚くらい撮影してしまうwww

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 タンクとシートが俺の好みじゃないけど、この寸詰まりのデザインはたまらねぇなぁ……。市販されないかなぁ、このルックスのままで……。

 バイクを見つめたままブツブツブツブツと独り言を言っていると、持ち主のジャッキーがテクテクと歩いていってしまったので、慌てて後を追う。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 いまから敵の巣窟で、ジャッキーとのタッグで暴れないといけないのだ。

 ギャングのアジトは、さすがに警備が厳重だった。

 見ると、立派な機関銃(?)のようなものが置かれており、

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 「お!w なにこれ、かっけーーー!!!w」

 と、子どものようにはしゃいで、ナゼか表示された“引き抜く”という選択肢を選んでみた。

 「何を引き抜くんだろ?w」

 笑いながら見ていると……我が分身のV君は、「がこがこがこ!!!」と盛大な騒音を立てて機関銃を分解しようとし始めたではないか!! あ、あかん!! やめ!!! おま、何をやって……!!

 言い終わらぬうちにまわりの警備システムが「クセモノクセモノ!!! ドロボーだドロボー!!!」と大騒ぎをし、あちこちからマシンガンで掃射されて……(((( ;゚д゚)))

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 ち、ちんだ……(((( ;゚д゚)))

 ギャングと交渉に来たのに、その建物の入り口の機関銃にいたずらして、怒られてちんだ……(((( ;゚д゚)))

 皆さんも、人んちのモノに不用意に触るのはやめましょう……。

 これに懲りて、その後は慎重に行動(苦笑)。

 ギャングとの商談が始まり、

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 たびたび訪れる制限時間アリの選択肢で、

 「あうあうあう!!!>< どどど、どれがいいかわからねええええ!!!><」

 とそのたびに大騒ぎをするも、商談は和やかに進行しました。

 ↓ホラ^^

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 ……って、思いっきり頭に銃を突きつけられてるけどwww

 けっきょく、このアジトにいるギャング全員を敵に回すことになり、ジャッキーとふたりでの大立ち回りが始まる。そういえば……ここまでハデな戦闘は、『サイバーパンク2077』をスタートさせて以来、初めてかもしれないぞ。

 俺は、日ごろのうっ憤を晴らすかのように銃をぶっ放した。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで
大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 もちろん冷静さも忘れず、巧みに物陰を使って陰湿に攻撃したり、倒した相手の身ぐるみをはぐのも徹底しているw

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 ときに、思いもよらない高レアリティーのブツが拾えるのもこういったゲームの醍醐味だ。さあさあ、遠慮なく狩れ!! 回収しろ!!

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 で、重くて動けなくなるというね^^; これも、オープンワールドあるあるだなあw

 そして、どうにかこうにかアジトから脱してミッション終了!

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで
大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/最終回 じゃ、またナイトシティで

 本当はここでの出来事だけで3話くらい書きたいところなんだけど、短期集中連載なのでこれくらいでw また機会があったら、どこか別の場所で続きを書きたいと思う!

 あ、そういえば……。

 なんだか以前ほど、3D酔いが気にならなくなったよ。ひどいときは開始30秒で、

 「おえええ……>< 気持ち悪……。ギブうっぷ……。もう、俺の負けでいいよ……」

 とコントローラーを放り投げていたのに、『サイバーパンク2077』を遊んでいるときはさほど……。ていうか、気持ち悪いのも忘れて没頭していた気がするよ。

 「そっか……」

 最後の最後で、俺は真理に到達したのかもしれない。

 心から楽しいと思えるゲームだったら、3D酔いすら超越してしまうのかも。そしていままでは、そういったタイトルに出会っていなかっただけなんだな、って。

 『サイバーパンク2077』、これからもマイペースで続けていこうと思います。

 じゃ、またナイトシティのどこかで会いましょう!

大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。

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