2021年5月17日、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズなどを手掛けるアニメ制作会社・カラーが設立15周年(設立日は2006年5月17日)を迎え、これに併せて代表取締役を務める庵野秀明氏が記念メッセージを公式サイトやTwitterで発表した。

 メッセージでは、かつての会社名のメモを見直すと、“株式会社 シン・企画”や“株式会社 プロダクション2199”といった案のメモがあったというエピソードや、社名の決定時にWordで打ち込んだというデータの画像が公開されている。

 カタカナ表記の“シン”は、その後、映画『シン・ゴジラ』や、公開中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第4作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に使われているほか、2021年公開予定の『シン・ウルトラマン』、2023年公開予定の『シン・仮面ライダー』などにも使わており、庵野氏の思い入れの強さがうかがえる。

 ちなみに“2199”は、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの劇中において、宇宙戦艦ヤマトがイスカンダル星を目指して地球を旅だった年。“株式会社 プロダクション2199”という社名案との関連は定かではないが、これを意識したものかも!?

 メッセージには、「弊社が続いたのも、新たな劇場版エヴァシリーズが完結出来たのも、応援してくれているファンの皆様や社員、スタッフ、キャスト、家族の御蔭です」という謝辞も。

 カラーといえば『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の大ヒットが印象深いところだが、今後の活躍にも大いに期待したいところだ。