2021年6月11日発売の対戦格闘ゲーム、『GUILTY GEAR -STRIVE-(ギルティギア ストライヴ)』(対応プラットフォーム:PS5、PS4、PC)。20年以上もの歴史を持つ『ギルティギア』シリーズの最新作は、過去シリーズからゲームシステムを一新し、さらに奥深いバトルが楽しめるようになった。
本記事では、格闘ゲームを始めてプレイする人、『ギルティギア』シリーズ初挑戦の人に向けた、『ギルティギア ストライヴ』の攻略情報をお届け
プレイするうえで覚えておきたいテクニックや格闘ゲームの基礎知識など、これから対戦格闘ゲームを始める人に向けたものになっているので、ビギナーこそチェックしてほしい。
まずはチュートリアルとミッションをプレイしよう
本作を購入して、いきなりオンラインマッチをプレイするのは怖いという人も多いと思う。そこで、まずは“OFFLINE”の項目にある“DOJO”から、チュートリアルとミッションのモードをプレイしよう。
初めてメニュー画面へ移ったときは“チュートリアルをプレイしますか?”と表示されるので、まずはガイダンスに沿って進めよう。
チュートリアルではCPUを相手にキャラクターどうしの掛け合いを楽しみながら、ゲームの基本的な動きを学ぶことができる。
ミッションでは、全5カテゴリーに分かれた本作の操作方法やテクニックを実戦形式で覚えることができる。
チュートリアルはすぐに終わるので、まずはここをプレイ。ミッションでできることは多岐にわたるので、まずはいちばん難度の低い“キャッスルエリア”のミッションだけでも習得しておくといいだろう。
もちろん、これらをプレイせずに実践でテクニックを習得するのでもオーケー! “ARCADE”や“VS COM”では、CPUを相手に対戦を楽しむことができる。また、“NETWORK”の“ONLINE MATCH”や“PLAYER MATCH”では世界中のプレイヤーとのオンライン対戦が楽しめる。
“ONLINE MATCH”のTOWERでは、自分と実力の近いプレイヤーとマッチングしやすいレーティングシステムを採用しているので、いきなりツワモノと対戦を行うことはないので安心しよう。
メインキャラクターを決めよう
本作に登場するキャラクターは、全15人(※)。まずはこの中からメインで使うキャラクターを選ぶといいだろう。
※2021年6月11日時点。
各キャラクターの使いやすさや特徴は以下のとおり。とくにこだわりがないなら、ソル、カイ、メイからキャラクターを選ぶのがオススメだ。
ソル 使いやすさ:★★★★
必殺技がどれも高性能で、反撃を受けにくい。通常攻撃もシンプルなものが揃う。
カイ 使いやすさ:★★★★★
中距離からでも届く通常攻撃や、飛び道具が便利。初心者でもとくに扱いやすい。
メイ 使いやすさ:★★★★
イカリを使った通常攻撃はどれも抜群の性能を誇る。必殺技の出しやすさも○。
アクセル 使いやすさ:★★★
鎖鎌を投げて超遠距離まで攻撃可能。見た目に比べて操作しやすいのがポイント。
チップ 使いやすさ:★★★
移動スピードはナンバーワン。相手に高速で接近し、接近戦を挑むのがセオリー。
ポチョムキン 使いやすさ:★★★
ダッシュできないが、通常攻撃と必殺技は威力抜群。投げ技は屈指の破壊力!
ファウスト 使いやすさ:★★
ランダム効果の飛び道具など、見た目通りにトリッキーな技が揃っている。
ミリア 使いやすさ:★★
移動力に優れ、空中ダッシュを2回行うことが可能。相手を翻弄しやすい。
ザトー 使いやすさ:★
2キャラクターを同時に操作する。操作に慣れれば回避困難な連携で攻められる。
ラムレザル 使いやすさ:★★★
リーチの長い2刀の剣で戦う。見た目とは裏腹にスピードにも優れた性能を持つ。
レオ 使いやすさ:★★★
ガードはできないが強力な技が使える“構え”状態と、通常状態を使い分けて戦う。
名残雪(なごりゆき) 使いやすさ:★★
長刀を使ったひと振りは威力抜群。必殺技から必殺技につなげることができる。
ジオヴァーナ 使いやすさ:★★★★
突進力のある必殺技が豊富に揃う。遠距離戦よりも近距離での戦いが得意。
御津闇慈(みとあんじ) 使いやすさ:★★★
攻撃をいなして無効化する必殺技を持つ。反撃のチャンスを作るのが得意。
イノ 使いやすさ:★★
ダッシュが空中にホバーする性能を持つ。ガードを揺さぶりやすいキャラクターだ。
攻撃の種類とガードを知ろう
本作には上段攻撃、中段攻撃、下段攻撃という3種類の攻撃があり、これらを織り交ぜて相手のガードを崩すことが重要になる。反対に言えば、攻撃と同等、もしくはそれ以上に重要なのがガードだ。
相手に対して逆方向のキーを入力すると、ガードすることができる。ガードは2種類存在し、それぞれガードできる攻撃とできない攻撃があることを覚えておこう。
立ちガードは、上段判定と中段判定の攻撃をガード可能。しゃがみガードは、上段判定と下段判定の攻撃をガード可能だ。
ダストアタックや一部の通常技・必殺技は中段判定のものがあるが、地上では基本的にはしゃがみガードをしておけば、中段判定以外の攻撃をガード可能。
また、ジャンプ攻撃は基本的に中段判定なので、しゃがみガードができない。相手がジャンプしたら、立ちガードでしのぐようにしよう。
ガード不能の一撃を加えろ! 投げ
相手に密着して前か後ろの方向キーとダストボタンを同時入力すると、相手を投げることができる。
この投げは前述のガードでは防げない強力な攻撃。ガードが堅い相手には、この投げを絡めて攻めるとダメージが与えやすくなる。
相手から離れた位置で投げを入力すると、投げ失敗のモーションが出てしまい、隙を晒すことになる。なるべく密着した状態で出すことを心がけるべし。
また、地上だけでなく空中でも投げは行えるが、空中投げはやや操作が難しい。ミッションモードやトレーニングモードで、何もしてこない相手に対して地上投げを練習するといいだろう。
投げには、前か後ろの方向とダストボタンで出す通常投げのほか、必殺技のものも存在する。
必殺技の投げは、いずれも威力が非常に高いので、どんどん狙っていきたい。
ガトリングコンビネーションで連続攻撃!
すべてのキャラクターは、パンチ、キック、スラッシュ、ハイスラッシュ、ダストの5種類の通常技を持っており、立ち、しゃがみ、ジャンプ中などの状態によって異なる性能の攻撃をくり出すことができる。
これらの攻撃の一部は、ガトリングコンビネーションによって、続けざまにくり出すことが可能。覚えておきたいガトリングコンビネーションは以下の2種類だ。
- 立ちスラッシュ>立ちハイスラッシュ
- しゃがみキック>しゃがみダスト(足払い)
1のガトリングコンビネーションは高威力。キャラクターによってはそこから必殺技につなげてさらに大ダメージを与えることができる。
2のガトリングコンビネーションは、ヒットすればダウンを奪うことができる。しゃがみキックは攻撃の発生も早いので、ヒットさせやすいのもポイントだ。
必殺技を覚えよう
各キャラクターはそれぞれ、性能の異なる多彩な必殺技を持っている。また、画面下に表示されているテンションゲージが溜まると、ゲージを消費して強力な覚醒必殺技をくり出すことが可能だ。
必殺技は、バトル中にオプションボタンを押したときに見られる“コマンドリスト”で、コマンドと性能を確認可能。自分のメインキャラクターのものは必ず確認し、トレーニングモードでその性能をチェックしておこう。
ワガママに攻める! ロマンキャンセル
ロマンキャンセルは、テンションゲージを50%消費して行う特殊なアクション。自分の行動を強制的に停止し、好きなように動き回ることができる便利なものだ。詳細な効果は使う状況によって以下のように変化する。
赤色ロマンキャンセル
自分の攻撃をヒット、もしくはガードさせているときに発動できる。発動時は攻撃判定のある衝撃波が発生し、この衝撃波がヒットすると相手がゆっくりと空中に浮くようになり、追撃を加えられるようになる。
さらなるコンボをつなげたいときに重宝する技だ。
黄色ロマンキャンセル
自分がガードしているときにロマンキャンセルすると衝撃波が黄色になる。この衝撃波を当てると相手をのけぞり状態にでき、攻撃を中断させることが可能。
相手の強力な攻撃をやり過ごすための防御手段として非常に優秀だ。
紫色ロマンキャンセル
攻撃が空振ったときなどにロマンキャンセルを使うと紫色の衝撃波が発生し、この衝撃波が相手に触れると相手をスローにする効果がある。モーションの大きな攻撃が空振ってしまい、大きな隙を晒してしまいそうなときに重宝する。
青色ロマンキャンセル
自分が何もしていないときにロマンキャンセルをするとその効果が青色に。この青色の衝撃波には攻撃の判定はないが、相手に触れると動きをスローにさせることができる。
自分の動きはスローにならないので、こちらの攻撃を一方的に当てるといったテクニックに活用可能。短い時間だけだが自分が圧倒的に有利な状況にできる。
ロマンキャンセルは、ダストを除く攻撃ボタンを3つ同時押しで発動できる。入力が難しいという人は、ボタン設定で特定のボタンにロマンキャンセルを割り当てることも可能。設定すれば、ボタンをひとつ押すだけでロマンキャンセルが行えるようになるので、活用しよう。
相手の猛攻をしのげ! フォルトレスディフェンス
フォルトレスディフェンスとは、ダスト以外の攻撃ボタンをふたつ同時押ししながら行う特殊なガード。発動中はテンションゲージを消費するが、相手と距離が離れやすくなり、必殺技の削りダメージ(本来、必殺技と覚醒必殺技は通常のガードをしても多少のダメージを受ける)を無効化できる。
相手の攻めから逃げたいときや、削りダメージを防ぎたいときに有効だ。
起死回生の一撃! サイクバースト
画面上に表示されているバーストゲージが満タンになっているときに、攻撃ボタンひとつとダストボタンを同時押しすると、サイクバーストを発動できる。サイクバーストはキャラクターの状態によって性能が変化する。
金色サイクバースト
自分が何もしていないときに出すサイクバーストは金色の衝撃波が発生。この衝撃波を相手にヒットさせると相手を吹き飛ばし、自分のテンションゲージを最大まで溜められるという効果が得られる。
バトル開始直後からバーストゲージは溜まっているので、早々に発動して一気に攻め立てるのも有効だ。
青色サイクバースト
自分がガードしているときや攻撃を食らっているときにもサイクバーストは発動できる。このときはエフェクトが青色になり、ヒットさせると相手を吹き飛ばすことが可能だ。
相手の強力な攻撃を受けてしまったときには早々に使い、受けるダメージを減らす目的に使いたい。
回避困難な中段技 ダストアタック
ダストボタンで使用できるダストアタックは、しゃがみガードできない中段攻撃となっている。単発だと威力は低いが、ボタン長押しでくり出したダストアタックをヒットさせたあと、上方向を入力するとホーミングジャンプが発生。吹き飛んだ相手に追撃を加えることができる。
ホーミングジャンプ後のコンボはキャラクターによって異なるが、ビギナーはハイスラッシュを2回(一部キャラクターはスラッシュを2回)押すコンボを使おう。簡単で威力も高いのでオススメだ。
爽快感抜群のコンボを決めろ! ウォールブレイク
画面端で連続して攻撃をヒットさせると、相手が壁に張り付くことがある。その状態で攻撃を当てるとウォールブレイクが発生し、追加ダメージを与えることが可能だ。
このウォールブレイクを絡めたコンボは組み立てかたが難しいので、最初は覚えなくてもオーケー。操作に慣れてきたら、トレーニングモードで練習する程度で考えよう。
しかし、ビギナーでもウォールブレイクを発生させる方法がある。それは覚醒必殺技を画面端でヒットさせる方法だ。一部の覚醒必殺技を除き、そのほとんどは画面端でヒットさせるとウォールブレイクを発生させることが可能。
本来の高威力な覚醒必殺技のダメージに加え、追加ダメージもプラスされて非常に強力! 相手を画面端に追い込んだら狙ってみよう。
これらのテクニックを習得すれば、『ギルティギア ストライヴ』をさらに楽しむことができるはず。
オンラインマッチで全国のプレイヤーと対戦し、自分の腕を磨き続けていくべし!!