先日、スパイク・チュンソフトが新たなティザーサイトを公開した。ティザーサイトには、壊れたテレビと9つの瞳のような球体が浮かんでおり、それぞれに異なる謎解きが用意されている。
9個の謎を解き明かすと、特定の言葉が浮上。それをティザーサイトに打ち込むことで、とあるものが表示されるようになっている(その内容は解いてみてのお楽しみ)。
[2021年7月1日11時20分追記]
ティザーサイトが更新され、新作『アイ:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』が発表された。
こういった謎解きの仕掛けに加え、“9”という数字や“瞳”(Eye)というキーワードからは、ゲームクリエイターの打越鋼太郎氏がスパイク・チュンソフトで発売してきた『極限脱出』(『ZERO ESCAPE』)シリーズや、『AI: ソムニウムファイル』などを彷彿させる。
すなわち、これはスパイク・チュンソフトからの挑戦状と言えるのだが、謎解きにはヒントがなく、苦労する人も多いはず。本来は自力で解くのが醍醐味ではあるものの、解けずに諦めてしまうのももったいない。
そこで、今回、この9つの謎についてのヒントを公開する。もし謎が解けずに詰まってしまった場合、このヒントを頼りに再挑戦してほしい。
なお、この9つの謎は、1番目から順番に解く必要があるわけではないので、解けそうなものから挑戦していくと、意外と解けなかったものも答えが見つかるかもしれない。ちなみに、筆者は2番目の問題に一番悩んだ。また、インターネットで検索することを前提にしていると思われる謎もあるので、検索をしないと難度はさらに上がってしまうだろう。
それぞれの謎につきヒントはふたつずつ用意した。ふたつ目のヒントはかなり解答に近いものもあるので、ひとつ目のヒントでも解けない場合に活用してほしい。意図せずにほかのヒントが見えてしまう可能性もあるので、ご注意を!
1番目の謎
ヒント1
2021年7月のカレンダーのようだが、数字が抜けている。残っている数字が意味するものは?
ヒント2
2021年7月のカレンダーと照らし合わせて、表示されている数字を線でつないでいくと……?
2番目の謎
ヒント1
とある記号が3つ並んでいる。記号を組み合わせるのではなく、それぞれの記号がとあるものを意味しているようだ。
ヒント2
1700年代から使われていると言われている、アルファベットを記号にした暗号の存在を知っているだろうか。その名はピッグペン暗号。知らない人は検索をしてみてほしい。
3番目の謎
ヒント1
“Thousand - Dash Out = ?”。これはそのまま式になっているようだ。“Thousand”は日本語で“1000”だが、ここでは数値に置き換えない。“Thousand”と同様に“Dash Out”の意味“飛び出す”も関係はない。
ヒント2
式“Thousand - Dash Out = ?”が示しているものは、“Thousand”から“Dash Out”を引くというもの。“Dash Out”すなわちD、a、s、hといったアルファベットを“Thousand”から引いていくと……。
4番目の謎
ヒント1
正方形と長方形は、とある信号に置き換えられる。船乗りなどがよく使っていたという信号を知っているだろうか?
ヒント2
これはモールス信号。モールス信号はアルファベットにも置き換えられる。どのアルファベットになるかは、検索をしてみるといいだろう。
5番目の謎
ヒント1
これまでと同じく謎がテレビに表示されているが、ほかの謎と異なり、ここだけ色がついている。これは何色と呼べるのだろうか。
ヒント2
色とともに表示されているのは、7個の記号。どうやら7文字のワードが当てはまりそうだ。ヒント1の色を7文字になるように置き換え、星の部分を抜き出すと?
6番目の謎
ヒント1
0と1の数字が並んでいる。この0と1だけで表現され方式を、PCなどで見たことはないだろうか。
ヒント2
0と1で表現される“2進数”は、アルファベットに置き換えることができる。テレビに表示されている数値を2進数でアルファベットに変換してみよう(検索をすることをオススメする)。
7番目の謎
ヒント1
時計のようなものに1/3と2/4という数字が並んでいる。2/4は、約分すると1/2になるが、これはあえて2/4にしているようだ。
ヒント2
1/3があるのは2時の位置。2/4があるのは5時の位置。“2”と“5”はそれぞれ3文字と4文字の言葉に置き換えられる。そのうえで3文字の1文字目と、4文字の2文字目を拾うと……。
8番目の謎
ヒント1
5段に並んだアルファベットは、それぞれ独立した単語になっている。どの単語も最初の1文字目と最後の文字が★になっているが、アルファベットが伏せられているようだ。
ヒント2
5つの単語は、最初の1文字目と最後の文字が共通したものが入る。最初の“★C★”は“演じる”、“★LCHEMIS★”は“錬金術師”をそれぞれ英語に置き換えてみよう。
9番目の謎
ヒント1
“CAESAR”はシーザー(カエサル)と読む。古代ローマの歴史上の人物。シーザーは文字をズラして置き換える暗号を使っていたというが……。
ヒント2
アルファベットを何文字かズラして置き換える(シフトする)のが、“シーザー暗号”という方式。たとえば、3文字ズラしたシーザー暗号で“BVB”を読み解くと“EYE”になる。テレビには“SHIFT 4”とあることから、“ERA”を4文字ズラしてみると……。