有名アニソンをYouTube動画でチェック！
本稿では、YouTubeなどで見られる新旧のアニソンをピックアップ。その歌やアーティストにまつわるちょっとした情報をお届けします。今回注目したのはアニメ『鋼の錬金術師』初代オープニング主題歌、ポルノグラフィティの『メリッサ』。“自己犠牲”をテーマにした切ない歌詞に注目です！
『鋼の錬金術師』名曲ランキングでは第何位？
本曲が主題歌である『鋼の錬金術師』とは、人体錬成や等価交換、合成獣（キメラ）、ホムンクルスなどの要素が詰め込まれたダークファンタジー・アクション。エドワードとその弟・アルフォンスが錬金術最大の禁忌“人体錬成”に失敗し、エドワードは右腕と左足を、アルフォンスは肉体すべてを失ってしまうところから物語が始まっていきます。
原作は『月刊少年ガンガン』で2001年～2010年にかけて連載され、いまや全世界シリーズ累計部数8000万部を超える大ヒット作品に。さらに2003年と2009年の2度に渡ってアニメ化を果たし、2021年7月12日には作品生誕20周年を迎えました。
今回ご紹介する『メリッサ』は、2003年版アニメシリーズの初代OP主題歌です。ポルノグラフィティにとっては12枚目となるシングル曲で、2011年にレコチョクが実施した『鋼の錬金術師』名曲ランキングでは堂々の第1位にランクイン。オリコンチャートでは38週登場という大記録を打ち立てています。
ポルノグラフィティ『メリッサ』（ROMANCE PORNO'08 ～10 YEARS GIFT～）/PORNOGRAFFITTI『Melissa（Live Ver.）』
そんな本曲は、切なさと激しさが同居するポップチューン。イントロはカッコいいベースから始まり、“君の手で切り裂いて 遠い日の記憶を”と続く歌詞からは「いっそ傷つけられてもいいから悲しみから逃れたい」というような切ない心情が読み取れます。
そもそも『鋼の錬金術師』の主人公・エドワードは自分を犠牲にしてまで弟を助けようとしていますが、その自己犠牲の精神は、『メリッサ』の歌詞のテーマと共通点を見出すことができるかもしれません。そう考えると彼の人生と重なって、より切ない歌詞に聞こえるのではないでしょうか。
『鋼の錬金術師』が20周年を迎えたいま、改めて『メリッサ』の歌詞に注目してみてはいかが？
