2021年11月19日に発売された『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』。すでに多くの人が冒険に出発したことと思うが、年末年始に掛けて、これから始めるのも遅くない。
そこで本記事では、冒険の最初に仲間にできるくさタイプのナエトル、ほのおタイプのヒコザル、みずタイプのポッチャマについて、それぞれの特徴をまとめて紹介する。どのポケモンといっしょにシンオウ地方を旅するか、選ぶ際の参考にしてほしい。
※それぞれの進化形のポケモンについても扱います。
くさタイプのナエトルは、ダブルバトルもお手のもの!
くさタイプのナエトルは、みずタイプのポッチャマに有利だが、ほのおタイプのヒコザルには不利。プレイヤーがナエトルを選んだ場合、ライバルがヒコザルを手持ちに加える。
特性は進化後も一貫して“しんりょく”で、HPが1/3以下になると、くさタイプの技の威力が1.5倍になる。ナエトルはすばやさが低めだが、HPやぼうぎょ、とくぼうは高めなので倒されにくい。また、こうげきが最初に選べる3匹の中でもっとも高く、攻めも守りもできるオールラウンダーだ。
本作で最初に挑戦するジムであるクロガネジムは、いわタイプの使い手であるヒョウタがジムリーダーを務めている。くさタイプのナエトルは弱点を突いて攻撃できるため、比較的かんたんに攻略できるはず。
また、ナエトルがレベル13で覚える“はっぱカッター”はダブルバトルにおいて相手全体を攻撃できる優秀な技だ。さらに、ドダイトスに進化するタイミングで覚えられる“じしん”も、自分以外の全員にダメージを与えられる(※)。本作ではストーリーにおいてダブルバトルが発生するシチュエーションが多いため、ダブルバトル向けの技を覚えることはメリットだと言える。
※味方にもダメージを与えてしまうため、以下で紹介するような工夫をするとよい。
いっしょに手持ちに入れる際に相性のいいポケモンは、201ばんどうろなどに生息するムックル。2番目に挑戦するハクタイジムのくさポケモン相手に有利に戦えるほか、ひこうタイプであるため味方のドダイトスが使うじしんを無効化できる。
なお、ドダイトスに進化するとタイプがくさ・じめんのふたつになり、相性が変化する。とくにこおりタイプの攻撃は4倍のダメージを受けてしまうので、対策が必須。はがねタイプやほのおタイプのポケモンも手持ちに加えておこう。
ほのおタイプのヒコザルは、やられる前にやる高速アタッカー
ほのおタイプのヒコザルは、くさタイプのナエトルに有利だが、みずタイプのポッチャマには不利。プレイヤーがヒコザルを選んだ場合、ライバルがポッチャマを手持ちに加える。
特性は進化後も一貫して“もうか”で、HPが1/3以下になると、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる。最初に選べる3匹の中でもっとも高いすばやさが特徴。さらにこうげきととくこうがそれぞれ高めで攻撃性能に優れる反面、HPやぼうぎょ、とくぼうは低め。先手を取って一撃で倒しきろう。
ナエトルとは反対に、いわタイプに弱点を突かれるヒコザルは最初のジム戦がやや苦しい。レベル12で覚えられる“グロウパンチ”をうまく使って、倒される前に倒していきたい。一方で、2つ目のハクタイジムでは相性有利なため大活躍が期待できる。
グロウパンチは序盤で覚える技だが、終盤まで活躍し続ける優秀な技だ。使用すると自身のこうげきを1ランク上昇させられるので、ジムリーダーやライバル、四天王など相手が何匹ものポケモンをくり出してくる場合に、能力を上昇させたまま後続のポケモンと戦うことができる。
みずタイプやじめんタイプに弱いため、それらに強いくさタイプのポケモンを手持ちに入れておきたい。また、相手を倒しやすい反面、倒されやすいポケモンでもあるので、“げんきのかけら”などの回復手段を多めに用意しておくといいだろう。
みずタイプのポッチャマは、攻撃範囲の広い特殊アタッカー
みずタイプのポッチャマは、ほのおタイプのヒコザルに有利だが、くさタイプのナエトルには不利。プレイヤーがポッチャマを選んだ場合、ライバルがナエトルを手持ちに加える。
特性は進化後も一貫して“げきりゅう”で、HPが1/3以下になると、みずタイプの技の威力が1.5倍になる。最初に選べる3匹の中でとくこうがもっとも高く、HPやぼうぎょ、とくぼうも高め。すばやさは低めだが、ナエトルよりは高い。
ナエトル同様、最初のジム戦は弱点を突けるため攻略が容易。反面、2つ目のハクタイジムでは、レベル15で覚える“つつく”で弱点を突けるとはいえ不利。やはり、ひこうタイプを持つムックルを仲間にしておきたい。
エンペルトに進化するとみず・はがねタイプになるが、この組み合わせは優秀。弱点はじめん・でんき・かくとうの3つのみで、どくを無効、はがね・こおりは4分の1になるほか、8つのタイプを半減できる。
また、みず・はがね両タイプの攻撃をどちらも半減以下に抑えられる単一のタイプは、みずタイプのみ。そのみずタイプには、 “くさむすび”を覚えさせることで弱点を突ける。
つまり、エンペルトは非常に幅広い相手と互角以上の相性で戦えるということ。最初に選ぶポケモンはストーリー攻略の主力となる場合が多いので、不利な相手が少ないというのは大きなメリットと言えるだろう。
選ばなかったポケモンもクリアー後に入手可能!
さて、ここまで3匹それぞれについておもにバトル面での特徴を紹介してきたが、もちろん見た目やフィーリングで選んでもまったく問題ない。むしろ、そうするべきかもしれない。筆者は『ポケモン ダイヤモンド・パール』を遊んでいた当時はヒコザルを選んだため、本作では気分を変えてポッチャマを選んでみた。
なお『ポケットモンスター』シリーズ作品の多くは、最初に選ぶポケモンが野生で出現することはないが、本作ではストーリーをクリアーした後にある条件を満たすことで野生のナエトル、ヒコザル、ポッチャマが出現するようになる。
最終的にどのポケモンも仲間にできると思えば、いくらか気軽に選ぶことができるかも。どのポケモンといっしょに旅をしてみたいか、という視点で考えてみるのもおもしろそうだ。