スクウェア・エニックスがプロデュースし、プラチナゲームズが開発するオンライン専用のアクションRPG『BABYLON'S FALL(バビロンズフォール)』(対応機種はプレイステーション5、プレイステーション4、Steam)の正式サービスがついに開始された。本稿では、それを記念して、世界観やバトルシステムなど、これまでの基本情報を総まとめ。ハイファンタジーらしい独特な世界観やアート、絵画のようなグラフィックなど、本作ならではの要素をぜひともチェックしてほしい。
超戦士“センチネル”に改造された者たちが巨塔“バビロン”に挑む
蒼い陽光によって死に至る病が蔓延り、“天士(ガルー)”と呼ばれる怪物が人間を狩る、絶望の街“ネオバビロン”。そこに虜囚として連れて来られた主人公たち(=プレイヤー)は、超人戦士“センチネル”に改造され、天高くそびえる巨塔“バビロン”攻略の運命に堕とされる。
プレイヤーキャラクターは3種族から選択
プレイヤーは3つの種族から選択し、自分のキャラクターを生成する。2022年3月22日の大規模アップデート1.1.0で新種族モルザム人も追加される予定。モルザム人は、灼熱の溶岩洞窟を根城にする筋肉質の種族とのこと。
※ゲーム開始後も、外見はいつでもカスタマイズ可能。
プレイヤーの拠点となるセンチネルフォース
プレイヤーキャラクターたちには“ギデオンコフィン”という装具が埋め込まれ、“センチネル”となり、巨塔バビロンを攻略することになる。センチネルたちには拠点“哨士特務隊司令部(センチネルフォース)”が用意され、ここで冒険の準備や、他のプレイヤーと最大4人のパーティを組んでクエストに出発することができる。
“ギデオンコフィン”で超人化した者たち
センチネルはギデオンコフィンから出現する幻腕(ギデオンアームズ)により、霊撃(ゴーストアタック)が可能になる。つまり、プレイヤーキャラクターは両手で操る軽重2種の武器と、ギデオンアームズで操る2種の武器、計4種の武器を組み合わせてタクティカルに戦える、というのが『バビロンズフォール』のバトルの大きな特徴となる。
武器種はサービス開始時点ではソード、ボウ、ロッド、ハンマー、シールドの5つ。それぞれの武器種の特徴を紹介しよう。なお、基本的に装備できる武器に制限はない(レア度によって、同じレア度の武器を複数装備できないなどの制限はあり)。
ソード
汎用性が高くバランスのとれた剣系の武器。絶え間ない攻撃でコンボをつなげることで、攻撃速度が3段階にアップする。
ゴーストアタックでは、ソードを飛ばして中距離の敵をも攻撃する。
ボウ
移動しながら矢を撃つことができる弓系の武器。コンボフィニッシュを重ねることで攻撃速度がどんどん上がっていく他、一撃必殺の溜め攻撃も魅力だ。ゴーストアタックでは、強力な矢を溜めて放つこともできる。
ロッド
威力の高い弾を放ったり、バフ(味方を有利にする)、デバフ(敵を不利にする)を付与するエリアを発生させたりできる杖系の武器。溜めて強力な魔法を放つこともでき、役割に応じてさまざまな戦術をとれる。ゴーストアタックでは、SP(精神力)を消費するものの、並外れた強力な魔法を放てる。
ハンマー
その威力の凄まじさから敵に恐れられる鎚系の武器。溜めることでより強力に、また溜めている最中に攻撃を受けるとさらに強力な攻撃をくり出せる、まさしく怒りを糧とする武器。“ウォークライ”を放てば、敵の怒りをも一身に集められる。
ゴーストアタックでは、溜めることで、さらに桁外れの威力の一撃を放つことができる。
シールド
敵の攻撃を軽減、もしくは受け流し(パリィ)で反撃もできる盾系の武器。ガードしたダメージの蓄積により、次に攻撃をパリィした際の威力が上昇する。
ギデオンアームズ時は、巨大なシールドを展開し、広範囲で敵の攻撃を軽減できる他、2枚のシールドを重ねることで遠距離攻撃をも跳ね返すことができる。
ギデオンガットを使った特殊なアクション“ガットワーク”
センチネルの背負う装具“ギデオンコフィン”から伸びる特殊繊維でできた糸“ギデオンガット”を使ったアクション“ガットワーク”。ギデオンガットを敵に撃ち込んで自らを手繰り寄せたり、ギデオンガットで持ち上げた遠くの物体を投擲したりと、さまざまな遠隔アクションに利用できる。また、特定の種族でしか使用できないガットワークも存在する。
ガット カタパルト
ギデオンガットを用いて瓦礫柱を引き寄せ、敵に投擲することで大ダメージを与える。
ガット インベード
敵にギデオンガットを接続し、徐々にデバフを与えていくことができる。
ガットアンカー
ギデオンガットを接続した敵へのジャンプで、敵への距離を瞬時に詰めることが可能。
ガットスナッチ
倒した敵、体勢を崩した敵にギデオンガットを接続し、HPやSPを吸収する。
バビロン塔の内部――冒険の舞台となるロケーション
市民回廊
バビロン塔の最下層、帝国の市民権を有する者たちが住まう廻廊。頻発するガルーの降臨により市民の外出には制限が加えられており、人口の割には閑散としている。
盗賊廻廊
バビロン塔における人間の支配する領域の最前線、棄民や反乱者、犯罪者ら、帝国から見捨てられた者たちが押し込められている廻廊。凍結廻廊から溶け出した水で、かなりの部分が水没している。
焔山廻廊
バビロン塔の中腹、まるで火山のような様相を呈している廻廊。うっそうとした森林や溶岩の流れる洞窟など、塔の上とは思えぬような多様な光景が広がる。
凍結廻廊
バビロン塔の上層、氷点下の雲上に位置し、雪と氷に覆われている廻廊。完全に敵の支配下にあるうえ、つねに滑落の危険もつきまとう危険な地域。
待ち受けるボスたち
アンタレス
ドラゴン型のボス敵。その巨大な両翼で宙に浮かび上がりプレイヤーを翻弄する。宙に浮かんでの弾幕攻撃、地面へと引きずり下ろしても、その巨体を回転させ周囲を薙ぎ払う物理攻撃、さらに隕石による攻撃などまさに大暴れ。
ゼノン
手に持つ巨大な剣を大地に突き刺し、大地を隆起させ、プレイヤーの行く手を阻む。大剣を使っての叩きつけ、切り上げは勿論、蹴りや拳などの体術による攻撃などそのバリエーションは多彩。
ベマス
強敵ベマスを守るかのように3体の強力なモンスターが出現し、複数のボス敵を相手にしたバトルを強いられる。物理攻撃に特化した敵、石化などの状態異常を付与する敵、広範囲の攻撃をする敵などそれぞれ特徴を持っており、一度に相手にするには非常に厄介だ。攻略の順番を見つけよう。
モイラ
蜘蛛と女性、さらに骸骨が合わさったかのような印象的な敵。前方の蜘蛛は両手に巨大な刃を持ち、プレイヤーを薙ぎ払う。後方の骸骨からは大小あるビームによる攻撃、弾幕攻撃など広範囲への攻撃が来る。さらに粘着質の蜘蛛糸をまき散らし、プレイヤーの動きを封じる。