現在放送中のテレビアニメ『リコリス・リコイル』のスピンオフ小説『リコリス・リコイル Ordinary days』の帯コメントを『メタルギアソリッド』シリーズや『デス・ストランディング』でお馴染みのゲームクリエイター・小島秀夫氏が担当することが明らかになった。

電撃文庫『リコリス・リコイル Ordinary days』(Amazon.co.jp)

 『リコリス・リコイル Ordinary days』は電撃文庫から9月9日に発売。アニメの主人公である錦木千束と井ノ上たきなをはじめ、“喫茶リコリコ”の看板娘たちが織りなす“日常的な非日常を描いたささやかな物語”が描かれるとのこと。

 執筆するのはアニメのストーリー原案も担当しているアサウラ氏。イラストはキャラクターデザインのいみぎむる氏が担当する。

 小島氏はAmazon Prime Videoにて見放題独占配信中の映画『コーダ あいのうた』を視聴しようとしているうち、映画『リコリス・ピザ』に似たタイトルの本作が目に留まり、気づくと第3話まで視聴。当時まだ配信されていなかった第4話を探すほどにハマってしまったことを2022年7月24日にツイート。このツイートは8月21日現在、1万7000回リツイートされ、5万9000回のいいねが付くほどの大きな反響を呼んでいる。

 その後も小島氏は順調にハマり続け、それまでは配信で視聴していたところを、8月20日放送の第8話はTOKYO MXでリアタイ視聴。この第8話の放送終了後に『リコリス・リコイル Ordinary days』の帯コメントを担当することが発表された。

小島秀夫監督が小説『リコリス・リコイル Ordinary days』の帯コメントを担当。『メタルギアソリッド』(1作目)のテーマである“遺伝子”と引っ掛けているのが監督らしい

 小島氏の帯コメントは「僕のリコ的遺伝子を、リコイルする!」。作品タイトルにある“リコイル”と“リコ的(利己的)”が引っ掛けられている。また“遺伝子(gene)”は『メタルギアソリッド』1作目のテーマであり、小島氏自身の著書『創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち』(新潮文庫)のタイトルにも使われている言葉であったりと、じつに氏らしさが散りばめられたコメントと言えるだろう。

 そんな小島氏も夢中の『リコリス・リコイル』は、TOKYO MXほかにて毎週土曜23:30より放送中。Amazon Prime Videoほか、各種配信サービスでも第7話までが配信中だ(ABEMAでは最新第8話が見逃し配信中)。まだ観ていない小島氏のファンは、チェックしてみてはいかがだろう?

※画像は『リコリス・リコイル』公式Twitterより引用

アニメ『リコリス・リコイル』(Amazon Prime Video) 新潮文庫『創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち』(Kindle)