古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回は、今回は秀逸なアイデアが大人気を博した、DANGEN Entertainmentパブリッシング、Future Cat開発によるアドベンチャー『OneShot: World Machine Edition』を紹介。担当は、いつでもニコニコというたむ爺。
ゲーム内でのプレイとOSの操作で物語を進行
始まりは2014年の『RPGツクール』での公開。リメイクを経て2016年12月にSteam向けに配信を開始するや評判に評判を重ね、今年には満を持して家庭用ゲーム機向けに配信された一作だ。
大きな特徴は何といってもその奇抜な作りで、プレイヤーはあたかもPCを操作しているような画面と、そのPC 上で実行しているゲームとを相互に操作しながらゲームを進行させていくことになる。タイトルが示す通りチャンスは一度きりとなるストーリーで、クリアーしたユーザーが「あまり情報を入れずにプレイしてほしい」と口を揃えるぐらいの衝撃の高い展開がポイントの一作だ。
▼仮想OS内とゲームがリンク!?
『OneShot: World Machine Edition』ニンテンドーeショップサイト 『OneShot: World Machine Edition』PS Storeサイト 『OneShot: World Machine Edition』Microsoft Storeサイト不思議な力でニコと力を合わせ、不毛の地に再び光を取り戻せ
仮想OS内のゲーム『OneShot』を起動すると、ゲーム内の主人公を操作することになる。太陽が失われた見知らぬ土地で目覚めた主人公のニコを導き、世界に光を取り戻すというのがプレイヤーの目的。
旅の途中ではいろいろなキャラクターが登場し、手助けや邪魔をしてくる。ゲーム外からプレイヤーに語りかけてくる謎の人物も。プレイヤーの存在を認識するニコと絆を築きながら、不毛の地の救済を目指す。そして、その先に待つ驚愕の結末とは……。
▼光を失った世界に再び希望の光を……
複数世界の構造からなるギミック&パズルを解き進行
パズル要素の謎を解き、物語を進めていく本作。ギミックを解くことはもちろん、複数のアイテムを組み合わせて違った使いかたを見つけることなどで先に進める。進行に合わせて『OneShot』外の仮想OSの壁紙を入手できたり、データの変更が起きたりする連動性のある仕掛けも用意されており、中にはその連動性を前提とした謎解きも。複数階層からなる世界を意識した、柔軟な発想がクリアーのカギを握る。
▼謎を解きながらストーリーを楽しむ
▼ニコの世界に解決の手段がないのであれば……
OneShot: World Machine Edition
- メーカー:DANGEN Entertainment
- 開発:Future Cat
- 対応プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One
- 配信日:9月22日配信
- 価格:1650円[税込]
- ジャンル:アドベンチャー
- CERO:全年齢対象
- 備考:ダウンロード専売 Xbox One版はIARC3歳以上対象