2022年11月8日、任天堂は2023年3月期 第2四半期の決算説明資料を発表した。

【2022年11月8日発表】2023年3⽉期第2四半期決算発表(任天堂 公式サイト)

 2023年3月期第2四半期の売上高は、前年同期比5.2%増の6569億円、営業利益は0.2%増の2203億円、経常利益は36.5%増となる3224億円の利益を計上。

 決算発表によると、連結売上高は6569億円(5.2%増)、売上総利益は3916億円(5.1%増)、営業外収益は1032億円(514.5%増)となっている。

 Nintendo Switch(有機ELモデル、Liteを含む)の販売台数は、半導体部品の不足の影響などにより19.2%減の668万台に。しかし、“第2四半期(7-9月)のNintendo Switchハードウェア販売状況”のグラフを見ると、ハードウェア全体の需要や販売の勢いは引き続き安定しているのが分かる。

 一方で、ソフトウェアの販売本数は9541万本と前年同期比で1.6%増加。ソフトごとの全世界合計販売本数を見ると、『スプラトゥーン3』が790万本、『Nintendo Switch Sports』が615万本、『マリオカート8 デラックス』が307万本、『星のカービィ ディスカバリー』が261万本を記録しており、新作タイトルや前期までに発売したタイトル、定番タイトルも含め好調だったようだ。

 なお、年末商戦に向けては、「『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』をはじめとする魅力あるタイトルをご提案することで、販売の勢いを維持していきます」(決算発表より)としている。

任天堂が2023年3月期第2四半期の決算を発表。売上高は5.2%増の3074億円、『スプラトゥーン3』は790万本の売り上げ
任天堂が2023年3月期第2四半期の決算を発表。売上高は5.2%増の3074億円、『スプラトゥーン3』は790万本の売り上げ

 デジタル売上高は1878億円と前年の同期と比べて30.2%増益。『スプラトゥーン3』などのパッケージ併売ダウンロードソフトが好調であり、Nintendo Switch Onlineや追加コンテンツ、ダウンロード専用ソフトも売り上げを伸ばした。ゲーム専用機のソフトウェア売上高に占めるデジタル売上高の比率は51.0%となっている。

任天堂が2023年3月期第2四半期の決算を発表。売上高は5.2%増の3074億円、『スプラトゥーン3』は790万本の売り上げ

※画像は“2023年3月期第2四半期 決算説明資料(2022年11月8日発表)”から引用しています。