4年ぶりに『桃鉄』が復活!
いまから2年前の2020年(令和2年)11月19日は、Nintendo Switch用ソフト『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』が発売された日。
鉄道会社の社長になって、全国の物件を手に入れながら、総資産日本一を目指す『桃太郎電鉄』の最新作。『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』以来の4年ぶりの新作でした。
総監督・ゲームデザインはさくまあきら氏で、副監督に桝田省治氏、統括プロデューサーに岡村憲明氏が参加しています。開発の経緯については、ファミ通のインタビューがありますので、ぜひそちらをご覧になってください。
インタビューで印象深いのは岡村さんがさくまさんに「僕の責任できちんと作れるスタッフや環境を整えますので、もう1回チャンスをいただけませんか」と伝えたということですね。自分は過去に『魔法先生ネギま!』のゲームなどで岡村さんに取材したことがありますが、とにかくゲームに対して真摯で情熱のある方でした。今回、KONAMIから発売されたことも、岡村さんが関わっているのなら……と納得しました。さくまさんがふたたび『桃鉄』を作るとわかっていて、作れるラインをキープしていた桝田さんもさすがとしか言えません。
自分は本作の発売記念イベント“発売記念出発式”も取材しましたが、そこで紹介されたさくまさんのメッセージに「KONAMIさんが優秀なスタッフを揃えてくれたので、老体に鞭打って再び『桃鉄』を作る気になりました」という一文があるのを見て、とても感動しました。
ゲームの内容はというと、これまでのおもしろさはそのままに新たな駅や物件が多数登場。首都圏では1971年の西日暮里駅以来となる新しい駅・高輪ゲートウェイ駅が開業していたり、タピオカティー屋が物件に追加されたりしています。また、ビジュアルが一新されており、竹浪秀行さんの手掛けるデザインも新鮮でした。
シリーズおなじみの“キングボンビー”は持っている物件を吹き飛ばしてしまう“キングボンビーJr.ポコン”や出た目の数だけ借金を増やしてしまう“ビッグボンビー”がゲストボンビーとして登場。さらにキングボンビーの最凶形態であるデストロイ号もいますが、出た目の数だけ強制的にプレイヤーを移動させ、通過した駅と止まった駅の物件を破壊するというヤバいヤツでした……。
販売本数は2022年3月の時点で350万本を突破。本作は動画投稿が認められているので、実況プレイ動画を観て購入した人も多かったのかもしれません。
ポッポー!
全国の社長の皆さんのおかげで、ついに…
㊗㊗
『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』
累計販売本数350万本突破!
㊗㊗
本当にありがとうございます!!
これからも #桃鉄令和 をよろしくお願いい… https://t.co/wWyKWh6gWa
— 発売中!『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』公式アカウント (@MOMOTETSU_Reiwa)
2022-03-22 16:00:00
本作はSwitch本体を持ちよって遊ぶローカル対戦はもちろん、フレンドと最大4人でのオンライン対戦にも対応。オンライン対戦の途中セーブも可能です。短時間で手軽に遊べる“桃鉄3年決戦!”が搭載されているのもうれしいところで、ついつい遊んでしまう人も多いハズ。
発売後はバージョンアップを重ねて新機能が追加されたり、コラボレーションした商品やイベントが多いのも注目のポイント。ということで、年末年始も友だちや家族と盛り上がれそう。ソーシャルディスタンスが続いたため、オンライン対戦がメインだった人も多いと思いますが、そろそろ顔を突き合わせてローカル対戦もできそうなので、そこもうれしいですね。ただ、ボンビーの押しつけ合いでケンカにならないように注意!
『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)※本記事は、2021年11月19日にアップした記事を再編集したものです。