Blizzard Entertainmentが贈る『オーバーウォッチ2』のシーズン2が2022年12月7日(水)より開始される。
シーズン2では新マップや期間限定イベントなど、さまざまなコンテンツが追加される。その中で、もっとも注目されているのが新タンクヒーロー“ラマットラ”だろう。
この度、そんな新ヒーローを先行体験できる機会を得たので、“ラマットラ”のアビリティや特徴について解説していく。
ラマットラ ゲームプレイトレーラー|オーバーウォッチ 2
ふたつの形態を駆使してラッシュを仕掛ける、新ヒーロー“ラマットラ”参戦!
今回、新たに参戦するのはオムニックを率いるテロ組織・ヌルセクターのリーダー“ラマットラ”。
人々の平和を脅かすものとして、ヴィランのような雰囲気を醸し出しているが、彼には彼なりの正義のため行動していることがオリジンストーリーにて明らかとなっている。オムニック側からしてみれば、まさにヒーローのような存在だ。
タンクロールのラマットラは、通常時は“オムニック・フォーム”、攻めるときは“ネメシス・フォーム”という、ふたつの形態を使い分けられる。おもに近距離から中距離を得意とし、混戦時やラッシュ時において強大な力を発揮するのが特徴だ。
ここからはラマットラの武器とアビリティについて詳しく解説していく。
ヴォイド・アクセラレーター(オムニック・フォーム時の武器)
オムニック・フォーム時のメイン攻撃は、杖から細かな弾丸を発射する中距離攻撃だ。弾自体の威力は低く弾速も遅いが、連射性能が高く、小さな弾ひとつずつに判定もあるため、うまくヘッドショットを当て続ければ、大ダメージを与えられる。
少しずつ相手のライフを削って、交戦距離を詰めていこう。
サブ攻撃は、前方に横長のシールドを張るというもの。射程が非常に長く、耐久値が1000と高いため、遠くから攻撃を抑えることが可能だ。ただ、クールタイムが15秒もあるため、使用するタイミングには気をつけていきたい。
使用感覚はメイのアイス・ウォールとほぼ同じで、地面に接地していなければ使用できない。そのため、空中からの攻撃には後述するアビリティ“貪欲な渦”を活用するか、味方に対処してもらう必要がある。
パメル(ネメシス・フォーム時の武器)
ネメシス・フォーム時のメイン攻撃は前方にくり出すパンチと思いきや、同時にシールドやバリアを貫通するエネルギー波を発射する。
相手が守りの体勢に入ってもダメージを与えられるため、一方的に引かせることが可能。タンクよりもダメージ/サポートロールを狙っていこう。
サブ攻撃は、前方からのダメージを大幅に軽減できるガードだ。シールドの代わりとしても有効的だが、自身の移動速度が低下し、後ろは無防備なため、背中の守りは味方に預けよう。
貪欲な渦(アビリティ)
“ナノボール”という球を投げ、地面に接触すると円柱状にスロウと継続ダメージ効果のあるフィールドを展開する。
なお、空中にいる相手を落下させるという効果も備えている。、空を飛べるD.Vaやファラ、エコー、ジャンプできるウィンストンやソジョーン、アッシュ、バティストなどへのメタとしても運用可能だ。
ネメシスフォーム(アビリティ)
その名の通り、使用することで近距離での交戦に特化したネメシス・フォームに変形するアビリティ。アーマーが付与され、その効果時間は8秒間。攻め込むには十分な秒数だ。
ネメシス・フォーム時はほかのヒーローに比べて巨体となり、フォーカスもよりラマットラの方へ向きやすくなるため、サポートによるヒールは必須となる。また、相手との距離が離れている場合、この形態では敵に攻撃できないため、味方の援護を確認してから変形するのがベスト。
また、ネメシス・フォームはキャンセルも可能なため、相手が後退して距離を離した場合はオムニック・フォームに戻って中距離から牽制しよう。
アナイアレーション(アルティメット)
ネメシス・フォームに変形するとともにエネルギー体で周囲も包み、空中含め近くにいる相手全員にダメージを与え続けるという、同じオムニックであるゼニヤッタの心頭滅却とは対象的なアルティメットとなっている。
アビリティでネメシス・フォームに変形すると8秒間もつが、アルティメットを使用した際は3秒とかなり短い。その代わり相手が範囲内にいると、ネメシス・フォームの残り時間が減少しない。
相手が近距離にいる限り永久に持続するため、複数の敵が固まっている場面で使用できれば効果的だ。通常のアビリティを使用した際の8秒間よりも長時間ネメシス・フォームを維持できる。
また、エネルギー体による攻撃はラマットラがガードしていても行うため、大ダメージを受けそうだなと感じたら、無理に攻撃せず回復を待つのも手だ。
おもな立ち回りかたについて
フォームによって得意な距離が異なるため、これまでのタンクよりも相手との距離感を意識して戦う必要がある。ネメシス・フォームの残り時間に気を配るのも重要だ。
オムニック・フォーム時は後方から攻撃を与えつつ、攻め時となったら一気に距離を詰めてネメシス・フォームに移行する流れが基本。ラマットラは攻撃に特化している分、自己回復や自己強化といった高い自衛力は備わっていないため、味方の支援が重要となる。
ネメシス・フォームが有効な場所として考えられるのは、戦闘が発生しやすいチョークポイント。ポイントキャプチャーのエリア内、ペイロードやプッシュでの車両やロボット付近は相手が固まりやすくもっとも効果を発揮しやすい。
戦闘途中でネメシス・フォームが切れた場合は、クールタイムがなくなるまでシールドを手前に張ったり障害物や壁に隠れるなどして時間を稼ぎたい。
相性のいいヒーロー
距離を詰めていくきっかけとして、ルシオのスピード・ブーストやサウンド・バリア、アナのナノ・ブーストとは非常に相性がいいだろう。また、アナイアレーションを発動すると相手は必ずその場から離れようとするため、メイのアイス・ウォールで退路を防ぐのも戦法として効果的だ。
ほかにも、ラマットラにフォーカスが集まっているときは、リーパーやゲンジ、トレーサー、ソンブラなど個々にアクションを仕掛けられるヒーローに場をかき乱してもらいたい。相手が対応に追われている最中にラマットラが前を詰めていくなど、多方面から攻める運用もおもしろそうだ。
ラマットラの操作感
フォームの切り換えるタイミングや、シールドの使いどころなど見極めないといけない場面が多いため、タンクとしては多少難しい部類に入りそうだ。
ただ、近距離での戦闘に持ち込めた際の破壊力は抜群。防御を貫通するパンチで相手を倒していく姿は爽快感すら感じさせる。もしラマットラをピックされたら、いままでよりも距離感を意識して戦わなければいけなくなるため、脅威となることは間違いないだろう。従来のタンクとは違った視点が必要な、まさにやりごたえのあるヒーローだと感じられた。
以上で、体験リポートを終了とする。
『オーバーウォッチ』のYoutube公式チャンネルでは、ラマットラの思想や悪の道に進むことへのきっかけとなった出来事などがオリジンストーリーで明かされているため、気になった方はぜひチェックしてみてほしい!