2023年2月10日~11日の2日間、千葉・幕張メッセにて開催中のジャパン アミューズメント エキスポ2023(JAEPO 2023)。本イベントは、アーケード向けの最新ゲームやプライズが披露される展示会だ。
KONAMIブースでは、新作アーケード麻雀ゲーム『麻雀ファイトガール』の試遊台が設置されていた。本記事では、『麻雀ファイトガール』を実際に試遊した体験リポートをお届けしよう。
『麻雀ファイトガール』とは?
『麻雀ファイトガール』は、対局しながら世界一の女子高生雀士を目指す“ファイトガール”たちのリアクションや演出を楽しめる新感覚麻雀ゲーム。
KONAMIのアーケード麻雀ゲームと言えば、大人気の『麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ)』がある。また、『ボンバーマン』シリーズなどのキャラクターを美少女化し、人気を博しているアーケード協力対戦ゲーム『ボンバーガール』も存在。
直接的な関係はないのだが、そんなふたつの作品をミックス(?)したようなタイトルが、『麻雀ファイトガール』といった印象を受けた。カワイイ女の子たちとともに、トップ雀士を目指してアーケードで戦おう。なお、日本プロ麻雀連盟公認タイトルでもある。
キュートにやさしく初心者向け本格麻雀!
筐体はニューキャビネット筐体、ハイグレードモデルの2種が用意されており、どちらも『麻雀格闘倶楽部』シリーズに使用されていたもの(『クイズマジックアカデミー』で見慣れている方もいるだろう)。操作はタッチパネルを通しておこなう。
まずはプレイヤーのファイトガールを選択。ファイトガールはプレイヤーの分身というか、応援する対象といった感じで、いい成績を残すたびに好感度が上がっていき、さまざまな特典が得られるようだ。最初に決めたファイトガールを使い続けるのかというとそうではなく、いつでも“マイルーム”で変更できる。
なお女の子たちはそれぞれ麻雀の役をモチーフにしたキャラクターとなっている。“天和”をモチーフにした“アマト・テンシ”を使えば天和率アップ! などというゲーム的要素はなく、あくまでキャラクター性のスパイスになっている要素だ。
今回の試遊で使用できたのは、以下の4キャラクター。
改めましてウサピッピ!ヤワラギ・ヒヨリでーす!(CV #和氣あず未 )
夢に向かってぴょぴょんとジャンプ、ラブでピースで勝ちまくる!
私の麻雀アクターは #高宮まり プロ!
みんな一緒にウサウサピース!!
#麻雀ファイトガール… https://t.co/KXWNw1rLDc
— 麻雀ファイトガール公式 (@mfg573)
2023-02-10 11:20:44
わっ私の番…!た、タテナオリ・センです!(CV #石見舞菜香 )
一生懸命がんばるのでよろしくお願いします!
え、アクター…?その、麻雀アクターは #東城りお プロが務めてくださるそうです!
一生懸命がんば…あれ、さっきも言った?… https://t.co/qOKNjATkPw
— 麻雀ファイトガール公式 (@mfg573)
2023-02-10 11:24:20
みなさんはじめまして…?ナナツノ・ツミレ(CV #茅野愛衣 )です。
麻雀好きな子ウェルカム、みんなのお世話が待ち遠しいわ。
私のアクターを担当してくださるのは #岡田紗佳 プロ、ニコニコ笑顔がステキな方ね。
色々楽しくなりそうね… https://t.co/HPvaBCBd3M
— 麻雀ファイトガール公式 (@mfg573)
2023-02-10 11:26:07
はーい下界民ども、注目かつもーく♪
豪運エンジェル、アマト・テンシ(CV #井澤詩織 )が大降臨~♪
あたしちゃんの麻雀アクターはまだヒ・ミ・ツ♪
アンタたちの吸い取られライフが始まっちゃうまで、しーっかり蓄えときなさい♪… https://t.co/Z1AlbpCXSB
— 麻雀ファイトガール公式 (@mfg573)
2023-02-10 11:29:25
対局モードは一般的なオンライン4人打ちと、いわゆる“三麻(サンマ)”のオンライン3人打ち、そして古きよきアーケード麻雀ゲームを彷彿とさせる、コンピューター(CPU)を相手にするふたり打ちモードもある(もちろん、お色気的な何かはない)。
対局モードによってルールは一部異なるが、だいたいは一般的な麻雀のルールに則したもの。ゲーム自体は極めて本格的な麻雀ゆえに、白熱したバトルが楽しめる。
本作の特徴のひとつが、まずはやはりファイトガールの存在。麻雀の展開に合わせてファイトガールたちがいろいろとリアクションをしてくれるので、キュートなビジュアルの中で麻雀が楽しめる。
ゲーム画面(ビュータイプ)の変更が可能で、ほかのプレイヤーのファイトガールも合わせて楽しめる“ワイワイ”では画面にほかの3人が並んでくれる。カットインや立ち絵、はたまた手など、ほかの麻雀ゲームでもビジュアルを楽しめる要素はあるが、立っている彼女たちのアクションを見ながら麻雀できるのはユニークな要素だ。
もちろん本格的に麻雀へ集中したい人向けに、一般的な麻雀ゲームの視点で対局できるビュータイプ“シンプル”もある。これはゲーム開始時だけでなく、対局中にもいつでも切り替えが可能だ。
また、リーチや上がりのときにはカットインが入り、これまた振り込んだ側も上がった側もビジュアルが付いているので、見ているだけでもキャラクターの魅力を味わえるのがうれしいところ。
なお、カードを印刷するカードコネクト要素と、カットイン演出を獲得できるガチャが存在するようだが、試遊では体験できなかった。
もうひとつの特徴が、本作はかなり麻雀初心者向けに作られているということ。“サポート演出”をオンにすれば、いろいろな演出面での補助が受けられる。
“捨て牌する際に、テンパイに近づく・離れる牌を教えてくれる”、“ほかのプレイヤーがリーチしたとき、危険牌や安全牌を教えてくれる”など、視覚的に非常にわかりやすい麻雀が楽しめるようになる。
また、テンパイまであと何牌必要なのかが表示されていたり、狙えそうな役が右上に表示されていて、どうすれば役を揃えられるのか常時確認できたりなど、とにかく初心者サポートに手厚い作り。
たとえば順子(シュンツ)を揃えると、どの牌の固まりが順子になっているのかがパッと演出でわかるなど、とにかく細かなところまで、初心者サポートが行き届いているのが好印象。
麻雀専門用語が多すぎて本当に初心者なら「なにが初心者にやさしいのかわからない!」と思われるだろうが、まあ入門用にはかなりうってつけの麻雀ゲームなんだな、くらいに思っていただきたい。
とはいえ、中身は本格的な麻雀ゲーム。いわゆるイカサマ的な技なども存在せず、勝負の中身は純粋な麻雀力が試されるものとなっている。カジュアルな見た目ながらも、中身は真剣に麻雀を楽しめるだけでなく、初心者もイチから麻雀を学べるタイトルだと感じた。
試遊は東風戦1局のみで、筆者は3位と不甲斐ない形で終わったが、細かなところまで行き届いた演出面の盛り上げのほか、初心者サポート機能の充実ぶりを味わうことができた。
なお、『麻雀ファイトガール』の稼動日は未定となっている。