2017年よりサービス中のサンドボックスMMORPG『Albion Online』(『アルビオン・オンライン』)。本作はベルリンのSandbox Interactiveに開発・運営されている基本無料タイトル。対応ハードはPCのほか、iOS、Androidでも遊ぶことができる。
本作はプレイヤー主導の世界が構築されており、ある程度のシステムは決まっていながらも、アイテムの価格などがプレイヤーたちによって決められているため、ゲーム内に独自の経済システムがあるのが特徴。
そして、ついにアジア向けの新サーバーである“アルビオン・イースト”のアーリーアクセスが2023年3月15日よりスタート(3月20日20時までは、プレイするためにファウンダーパックが必要となる。以降は無料でプレイ可能)。
本記事では、アジアサーバーでこれから『アルビオン・オンライン』を始める人へ向けて、初心者向けの攻略ガイドをお届けしよう。プレイ画面は、クローズドベータ中のアルビオン・イースト(アジアサーバー)のもの。
チュートリアルを遊ぼう
まずはキャラクタークリエイト。見た目などはゲーム開始後に変更可能なので、あとで変更してもオーケー。名前を入力してキャラクターが完成したら、いよいよゲームスタート……の前にストップ!
“ゲームワールドに入る”ボタンの下にある、“チュートリアルをプレイ”にチェックが入っているかを確認しよう。チュートリアルでは操作やゲームシステムの入り口を体験できるほか、冒険に必要な装備一式や、“ラバ”という騎乗アイテムがさくっとゲットできるため、アイテム入手のためにもやっておきたい。
基本は一般的なMMORPGのように、NPCに話しかけてクエストをクリアーしていけばオーケー。本作の超基本的な操作とシステムを、段階的に学んでいこう。
戦闘、クラフト、収集と、チュートリアルではひと通りのことができるようになるが、基本的にはどこかの道に特化して遊ぶのがオススメ。最初はすぐ成長するのだが、次第に膨大な時間がかかるようになるため、複数の道を極めるのはなかなかに難しい。
途中、“ティア2装備をする”というクエストがある。装備は市場にあれば買ってもいいし、自分で作ってもいい。数百シルバー程度ならすぐ稼げる額なので、飛ばしたい人は買ってしまおう。と言っても、いずれにせよ装備制作にいろいろと経験値が必要となるので、自分で収集と製造をこなしておくのがオススメ。
装備は自分の好きなものを使えばいいが、基本的には近接職の戦士系になったほうがひとりで何でも自由に立ち回れるので、最初の選択としてオススメ。本作にはクラスがなく、すべて装備で攻撃手段などが変わるため、あとで気軽に変更できる。
ここはチュートリアルで詳しく教えてくれないところだが、ティア2装備を作るとティア1装備が余る。ティア1装備は修理場で解体し、資源にしてしまおう。ティア1装備は最序盤しか基本使わず、市場でも売れないアイテム。このように装備更新をしたら、序盤は基本解体。ティア4あたりからは、修理して市場で売ろう。
最後に町を選択して島を離れるが、基本的にはどこでもいい。一応各資源の取りやすさという特徴はあるが、そこまで厳しいものでもないので、雰囲気で選んでしまってかまわない。
島を離れたあとは?
チュートリアルの島が終わると、ついに自由な冒険が始まる。と言っても、初心者のうちはもうひとつのチュートリアルも行っておくべき。達成すれば貴重なアイテムも手に入るので、ぜひともクリアーしたい。
町の指揮官に話しかけると、いくつかのクエストが提示される。こちらは操作など説明はないが、より深くゲームシステムを教えてくれる第二のチュートリアルとなっている。
町の主要施設から、収集についても教えてくれる。本作は細かくエリアに分かれたフィールドが地続きで広がっており、エリアごとに取れる資源のティアが変わってくる。ティアに合わせて収集しつつ、アイテム製造をしよう。
収集クエストは自力で取る必要があるが、ティア3装備を揃えるときは、市場で購入してしまってもオーケー。ただ、ティア4装備までは自力で取れるようになっておいたほうが、のちのお金稼ぎがやりやすくなるため、なるべく製造しておきたい。
バトルではシンプルなダンジョンを探索しながら進んでいくクエストを体験できる。難しい要素はあまりないので、スキルをくり出しながら操作を覚えていくべし。敵が攻撃してきたときに効果範囲が表示される場合は、移動によって回避できることが重要なので、これもぜひ覚えておこう。
クエストの途中に“推奨パーティ人数:2人以上”のダンジョンで戦うものがある。一応パーティーを探す機能もあるが、ひとりでも十分こなせるので、パーティーを組まずに挑んでも問題ナシ。また、現地にほかのプレイヤーがいたら、無言でパーティーに誘われるかもしれないが、本作の文化として“マルチダンジョンはその場にいたメンバーで適当に挑む”というものがあるので、気軽に参加してみよう。
主要都市に到達し、都市の紹介クエストを完了したら、いよいよ本格的なゲームスタートとなる。ここからは、クエストもなく、自分で目標を立ててプレイする必要がある。と言っても、ここまで遊べば分かると思うが、ゲームの大きな柱は装備であり、装備のティアランクを上げることが、プレイヤーたちの基本目標となっている。
お金稼ぎをするために
ここからは、自由になった旅の中で何をすればいいのか、いくつかの例を挙げてガイドしよう。ただ、兎にも角にもシルバーはつねに必要なので、序盤はお金稼ぎに奔走することになる。どうやってお金を稼ぐのか、基本的な知識を伝授。
なお、本作はプレイヤー主導で経済が回っているため、思わぬひらめきから大金が得られる可能性もある。あくまで基本的な稼ぎかたとして覚えておこう。
冒険者として稼ぐ
ダンジョンでは敵からドロップアイテムやシルバーが、そして宝箱からは高価なアイテムなどが手に入る。戦闘をしなくてはならないので、ある程度の強さが求められるが、そのマップのティアランクに合わせた難易度となっているため、基本的には装備のティアランクと同じダンジョンに向かえばいい。
ダンジョンを探す必要がある(マップを使う手もある)が、元手が掛からず、戦闘系のスキル経験値を稼ぎながら金策ができる。もしかしたらドロップ装備で、いきなりつぎのティアへ行けることもあるだろう。収入としては安定しているわけではないが、戦闘面で鍛えるためにもやっておきたい要素。
資源を集めて稼ぐ
資源はつねに必要とされているため、かなり安定して稼げる。そのぶん人気も高く、価格もかなり安価で取引されている(ティア5あたりから、入手手段が限られていき高くなる)。基本的には、自分の使用している装備の資源を集められるようにしよう。
大量に売り払わないと利益がかなり低いので、騎乗動物の牛を市場で購入するなりして使うのがオススメ。牛とは比べ物にならないほどの資源が運べる。
装備を制作して稼ぐ
集めた資源をそのまま売る、または加工資源として売るのもいいが、装備制作をして売るのももちろん手。こちらも序盤は自分の使いたい装備を手にいれるために、なるべくやっておきたい。時間はかかるが、次第にティアランクの高い装備が作れるようになると、メチャクチャお金を稼げるようになる。
なお、主要都市ではティアランクの高いアイテムも作れるのだが、資源加工・アイテム製造にもお金がかかる。代わりに、スタート地点となっているエリアなどは、ティア3ランクまで無料で製造できる。一定のスキルまではタダで経験を積めるので、ぜひ利用しよう。
初心者向けに売りさばく
一連のチュートリアルで体験したように、クエスト中に装備アイテムが必要になる。ということは、それを市場に流せば買う人が現れるだろう。資源や装備を初心者向けに売り払い、お金稼ぎをするのも手。彼らの冒険のスタートを支援しつつ、自分はお金を稼げるというわけだ。
島を購入しよう
自分だけの島を持つと、農作物などが作れるようになる。農業などによって得られる資源アイテムの入手にはどうしても時間を要するため、フィールドから得られる資源よりも高値が付きやすい傾向にあり、お金稼ぎにもってこい。そこそこシルバー自体は必要だが、1段階の拡張まではぜひ購入しておきたい。
危険地帯へ……
大金を稼ぐとなったら、イエロー<レッド<ブラックの順に危険度の高いエリアで活動するのが、のちのちの目標。危険度が増すごとに、得られるアイテムのティアランクも高くなっていく。
イエローゾーンはPVPエリアが限定されており、そこではプレイヤーキルされる可能性がある。ただし、イエローで倒されても木材、石材などの一部が失われる可能性がありますものの、シルバーは失われず、所持アイテムの耐久値も減少する程度で済む。
レッドゾーンは、ほかのプレイヤーに倒されると殺害され、さらに装備や荷物をすべて奪われる危険地帯。危険ではあるものの、攻撃するには"交戦フラグ"という、いわゆる敵対宣言が必要なので、いきなり倒されるということは基本ない。これはイエローゾーンも同じだ(すでに交戦フラグを立て、ほかのプレイヤーを倒している場合は必要ない)。
ブラックゾーンは、弱肉強食の無法地帯。交戦フラグも必要とせず、ほかのプレイヤーを自由に倒していい、何でもアリの空間。レッドもブラックも、どちらも入手しやすい装備で行かないと全ロストする危険性がある。また、集団で活動すれば安全度はグッと増す。ぜひチャレンジしてみよう。