長らく世界一売れたレースゲームとして君臨したソフト
2008年(平成20年)4月10日は、Wii用ソフト『マリオカートWii』が任天堂から発売された日。本日で発売から15周年の節目を迎えました。
『マリオカート』シリーズの6作目となる『マリオカートWii』。2017年4月28日にNintendo Switchで発売された『マリオカート8 デラックス』に記録を塗り替えられるまで、長らく“世界一売れたレースゲーム”として君臨していた人気ソフトです。
パッケージにはソフトのほかにWiiリモコンを取り付けることができる“Wiiハンドル”が同梱されていて、これを使用することで直感的な操作ができました。もちろんWiiハンドルは必須ではなく、Wiiリモコンだけでも遊べますし、クラシックコントローラーやニンテンドーゲームキューブのコントローラーも使用可能。筆者はゲームを購入したばかりのころWiiハンドルが新鮮で多用していましたが、クラシックコントローラーに慣れていたせいか、なかなかレースに勝てず、悔しくてWiiハンドルを卒業したタイプです(笑)。
『マリオカートWii』のもうひとつの大きなポイントして挙げられるのは、従来のカートのほかにバイクが登場したこと。バイクは走行中にWiiハンドルを手前に起こすとウィリー状態となり、スピードがアップするので爽快感のある走りを楽しめました。また、バイクにはドリフトバイクとハングオンバイクがあり、後者は扱いが難しいですが、慣れると鋭角に曲がることができるので強かったですね。
なお、任天堂のホームページに掲載された“社長が訊く”によると、プロデューサーの紺野さんは自転車やスノーボードが趣味で、DS版の開発時にエクストリーム的な要素を取り入れようとしたものの携帯機ということで断念。Wii版で実現できたと語っています。
新キャラクターはファンキーコング、ほねクッパ、ロゼッタ、Miiの4人。スピードの出るファンキーコングがやりこみ系のユーザーに人気だった一方、筆者が使っていたのは自分の分身であるMii。友人と勝負をして勝ったときに、自分の笑顔で煽ることができるのが気持ちがいいという理由から使用していました(笑)。
アイテムは、巨大化できる“きょだいキノコ”、地面を大きく揺らす“POWブロック”、一定時間後に雷が落ちる“カミナリぐも”が新登場。カミナリぐもは、ほかのマシンになすりつければいいのですが、そのままだと自分に雷が落ちてしまうので、なかなかにスリリング。正直、自分はカミナリぐもが出たときは「ハズレた!」と思っていました(苦笑)。
本作でとくにアツかったのは、Wi-Fiによる対戦。最大で12人まで対戦できるので夜中まで盛り上がりました。また、“マリオカートチャンネル”で定期的に大会が開かれるのもいい刺激に。長く遊ぶことができました。
最新作『マリオカート8 デラックス』では“コース追加パス”でココナッツモールやキノコキャニオン、メイプルツリーハウスなど、『マリオカートWii』でおなじみのコースも追加されています。懐かしい気持ちになれるので、ぜひプレイしてみてください!
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