タイトーから2023年5月24日(水)発売予定のNintendo Switch用ソフト『パズルボブル エブリバブル!』。1994年にアーケード版の第1作が発売され、“バブルシューティング”と銘打つシリーズの最新作となる。本稿では、『パズルボブル』歴29年の筆者が本作をプレイした感触をお届けしよう。

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【パズルボブル エブリバブル! 】公式トレーラー

マニュアル要らずのシンプルなルール

 本作のルールは“同色のバブル(泡)を3つ以上くっつけて消す”というもの。基本操作も十字ボタンの左右で発射角度を変えてAボタンで発射というシンプルなものなので、とくにマニュアルを読まなくてもすぐに楽しめるはず。ちなみにちょっとしたテクニックとして、十字ボタンを上に入れると真上を正確に狙うことができる。

 同シリーズを久しぶりに遊ぶ筆者にとって『パズルボブル』は、ストイックにハイスコアを狙うことに重きを置かれたゲームという印象だった。1024万点獲得を狙って「18、19、20個……」と口に出してバブルの数を数えてプレイしていたのを思い出すが、『エブリバブル!』では複数の遊びかたが用意されており、全体的にはライトな作りというイメージ。

明日(5/24)発売の『パズルボブル エブリバブル!』レビュー。いつもと同じかと思ったらより手軽に遊びやすく進化していた
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ストーリー以外のモードも充実。

 最大4人でのマルチプレイも見どころではあるが、今回はひとりでストーリーモードをやってみることにした。“島中が泡だらけになってサァたいへん”という導入なのだが、主人公のバブルンたちは困るところか逆に喜んでいて、一貫してほのぼのとした雰囲気。とはいえ、困っている住人もいるようなので手助けするため泡を消すことに。

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 序盤のステージは難度が低く、ルールを覚えながらサクサクとストーリーを進められる。『パズルボブル』の醍醐味である、根元のバブルを割ってまとめて落とす爽快感は本作でも健在だ。また、周囲の色を変えたり、爆発したりといった“特殊バブル”もさまざまなものが存在し、とにかく気持ちよくプレイさせてくれる。とはいえストーリーを進めていくと難度の高いステージも出てくるので手応えも十分味わえた。

明日(5/24)発売の『パズルボブル エブリバブル!』レビュー。いつもと同じかと思ったらより手軽に遊びやすく進化していた
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 また、どうしてもクリアーできないステージが出てきても“お助けリトライ”という救済措置が用意されている。これはバブルがどこに着弾するかを示してくれるガイドがステージ中ずっと表示されるというもの。凡ミスをしにくくなるため楽にはなるが、地形や制限時間などは通常のプレイと変わらないため、お助けリトライに頼ってクリアーしてもそれなりの達成感は感じられた。

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スルリと抜けて飛んでいくバブルの“泡”らしさ

 シリーズ初期のころの作品ではビー玉を飛ばしているような感覚だったが、本作のバブルはまさに“泡”。というのも、旧作ではまず通すことができなかった、ギリギリ1個ぶんの狭い隙間をスルリと抜けてくれるからだ。逆に「ここはさすがに通らないだろう」と思っていたところを通り抜けて慌てることもあったが、狙い通りにできると気持ちいいので、いい調整だと思う。

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 本作は効果音含めてサウンドが楽しく、キャラクターもかわいいのでプレイしていてストレスになる要素がほぼ皆無。1ステージごとのプレイ時間もほどよく短いため、ちょっとした空き時間にプレイするのにも向いていると思う。あえて気になった点を挙げるなら、特殊バブルの種類が多すぎて混乱するくらい。それもプレイを重ねることで解決するだろう。全体的には緊張感よりも爽快感のほうが勝るバランスになっており、疲れをほぼ感じないまま長時間プレイしてしまった。

発売後は各種イベントもあり。招待制トーナメント大会には筆者も参戦します

 今回はひとりでプレイしたが、本作は4人でワイワイ遊べるのも特徴。発売後はマルチプレイや『パズルボブルvsインベーダー』にも触れてみようと思う。最後に宣伝となるが、2023年5月27日(土)12時~17時に秋葉原で開催されるゲーム体験会&招待制トーナメント大会には筆者も駆けつける予定。ゲーム芸人のフジタさんをはじめ、豪華(というかガチ)な方々が集結する予定なので、当日はぜひ“バブルンちゃんねる”をチェックしてほしい。

バブルンちゃんねる
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