2023年6月13日(日本時間)に開催されたUbisoft Forwardにあわせて、『アサシン クリード』シリーズのブリーフィングが行われた。本記事でじは、スマホ向けタイトル(iOS、Android)“コードネーム JADE”の情報をお届けする。

『アサシン クリード』“コードネーム JADE”はアンリアルエンジン採用でスマホ向けタイトルでありながら家庭用版にも負けないグラフィックを実現。操作も自然で直感的なものに

『アサシン クリード』のスマホ向けタイトル “コードネーム JADE”

 スマホ向けタイトルの“コードネーム JADE”は、Level InfiniteとUbisoftがパートナーを組み、モバイル初の本格的『アサシン クリード』体験をiOS、Androidのプレイヤーに提供することを目指しているという。

 Level Infiniteは、グローバルにハイクオリティーのゲームを提供するゲーミングブランドで、“コードネーム JADE”のチームは順調に開発を進めているとのこと。昨年iOSでテクニカル・アルファを完了し、現在はフィードバックを進めている。

 6月12日には、パブリック・テスト段階の事前登録をスタート。最初のテストは夏後半に実施する予定で、一部のプレイヤーにアーリービルドを見てもらい、フィードバックを得たうえで、期待されるアイコニックな『アサシン クリード』のゲームプレイ、ストーリーライン、ビジュアルを提供しているかどうかをチェックするそうだ。

 ゲームエンジンはUnrealを採用。ハイクオリティーのグラフィックスで、コンソールに近いビジュアルを目指している。また、モバイルゲームのコントロールはアクションゲームでの懸念になりがちだが、コントローラーからタッチスクリーンコントロールへの移行が自然で直感的になるよう努力しているという。とくに暗殺、パルクール、コンバット、探索などの象徴的な操作では注意を払っているとのこと。

『アサシン クリード』“コードネーム JADE”はアンリアルエンジン採用でスマホ向けタイトルでありながら家庭用版にも負けないグラフィックを実現。操作も自然で直感的なものに

 2022年の“コードネームJADE”の発表時に触れられているが、本作の舞台は紀元前3世紀の古代中国。戦国時代の後、清朝が中国を統一し、西欧との貿易ルートを確保したころ。ストーリーラインは、『アサシン クリード オデッセイ』と『アサシン クリード オリジンズ』の間になる。

 この時期は中国史上、非常に重要な期間である。秦王はほかの王国を征服して中国を統一し、清朝を確立。中国史上初の多民族統一封建国家となった。重要な貿易ルートを保護するために国境警備を固め、万里の長城の建設を開始。貿易と東西の文化交流の時代の幕を開けた。

 清朝の謎を暴き、権力と戦うためにプレイヤーは若い弟子として暗殺の技術を習得することからスタート。『アサシン クリード』ファンにはなじみのあるマスターに指導されており、“The Way of the Xia”(復讐者の道)を学び、不正を正し、救済を求めるものを助けるためにスキルを使っていくことに。

 また、アサシンのキャラクターカスタマイズも初めて可能となり、自分だけのアサシンを生み出せる。このナラティブ主導のアドベンチャーでは、万里の頂上から国境を越えて咸陽(かんよう)の首都まで、広大な古代中国のオープンワールドを探索できる。

 プレイヤーは、古代の歴史に隠された危険を乗り越え、匈奴(きょうど)の侵入者から身を守り、陰謀を暴くなかで、より重い責任を背負って新たなチャレンジに直面する。中国史の豊かな地域を探索しつつ、レジェンダリーワールドのイベントと帝国の盛衰をその目で見てほしいとのこと。

『アサシン クリード』“コードネーム JADE”はアンリアルエンジン採用でスマホ向けタイトルでありながら家庭用版にも負けないグラフィックを実現。操作も自然で直感的なものに

 “コードネームJADE”は、まだまだ開発途中にあるが、ワールド、キャラクター、コンバット体験のスペシャル・アドバンス・プレビューがこの夏に実施予定。登録は公式サイトより行える。

『アサシン クリード』“コードネーム JADE”はアンリアルエンジン採用でスマホ向けタイトルでありながら家庭用版にも負けないグラフィックを実現。操作も自然で直感的なものに