スマートフォンアプリの各種データを検出するSensor Towerは、スマートフォン向けゲームアプリ『にゃんこ大戦争』が日本のApp Storeのトップ収益ランキングで100ランク以上アップしたと発表した。

 収益ランキングアップの要因となったのは、2023年6月1日からスタートした『エヴァンゲリオン』コラボ。コラボ開始前(5月31日)は108位だったが、コラボ開始当日には7位となり100ランク以上アップした。

 『エヴァンゲリオン』コラボは2018年から2021年にかけて実施されてきたが、コラボ開始当日からトップ10圏内に入ったのは今回が初。新たな超激レアキャラクター登場や既存のコラボキャラクターの強化が好調の要因となっている模様。

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以下、Sensor Towerのブログを引用

にゃんこ大戦争がエヴァコラボで100ランク以上アップ、11周年を前に世界累計収益7億ドルが目前に

2023年11月に11周年を迎える『にゃんこ大戦争』。同作が2023年6月1日からスタートした『エヴァンゲリオン』とのコラボが好調で、日本のApp Storeのトップ収益ランキングで100ランク以上のアップを示しました。過去のエヴァンゲリオンコラボと比較しても今回の好調ぶりが確認でき、世界累計収益7億ドルが目前となっています。

『にゃんこ大戦争』が『エヴァ』コラボで収益ランキング108位→7位に。過去のエヴァコラボと比較しても好調

過去のエヴァコラボ時との比較でも2023年コラボの好調が際立つ

デフォルメされた独特の味をもつ猫たちが登場する『にゃんこ大戦争』(PONOS)は、2012年11月にリリースされたリアルタイムストラテジーゲームです。「キモく、かわいく、美しく」なキャラクターの魅力に加えて、簡単操作ながらも高い戦略性を持つPONOSの代表タイトルでもあります。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、『にゃんこ大戦争』のリリースから2023年6月15日までの世界における累計収益は、6.8億ドルを記録しています。市場別に収益シェアを見ると、1位は日本で70%、2位がアメリカで11%、3位が韓国で8%となっています。アジア地域では台湾(4位)、香港(5位)がTop5内に入っており、日本のみならずアジア市場で受け入れられていることがわかります。

『にゃんこ大戦争』が『エヴァ』コラボで収益ランキング108位→7位に。過去のエヴァコラボと比較しても好調

2023年11月に11周年を迎える『にゃんこ大戦争』は、これまでに『消滅都市』(WFS)や『ケリ姫スイーツ』(GungHo Online Entertainment)などのモバイルゲームに加え、「初音ミク」や「日清焼そばU.F.O.」など多彩なジャンルのコラボを実施しています。

同作のコラボの中でも人気の高いのが『エヴァンゲリオン』です。『にゃんこ大戦争』では、2018年から2021年にかけて毎年『エヴァンゲリオン』コラボを実施してきました。2022年は実施されず、2023年は6月1日から15日にかけて行われました。

Sensor Towerのデータによると、日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで、『エヴァンゲリオン』コラボ開始前の5月31日には108位でしたが、コラボ開始当日には7位となり100ランク以上アップとなりました。

『にゃんこ大戦争』が『エヴァ』コラボで収益ランキング108位→7位に。過去のエヴァコラボと比較しても好調

過去の『エヴァンゲリオン』コラボ時と比較しても好調ぶりは明らかで、コラボ開始当日からTop10圏内に入ったことは今回が初めてで、その後も上位を維持していることがわかります(2020年の『エヴァンゲリオン』コラボは8日間です)。

今回のコラボでは、新たな超激レアキャラクター「隻眼の少女アスカ」「エヴァ第13号機」が追加されたガチャが登場。また、超激レアキャラクター「エヴァ初号機」「空中艦艇ネコヴンダー」、激レアキャラクター「ちびレイ」に第3形態が追加されました。このガチャでしか入手できないこともあり、収益でもそのインパクトが確認できます。

Sensor Towerのデータによると、2023年の『エヴァンゲリオン』コラボ開始から8日間の日本における『にゃんこ大戦争』の収益は、およそ460万ドルとなっています。過去の『エヴァンゲリオン』コラボ時の8日間収益と比較しても最も高く、次に高かった2021年時と比較しても200万ドル近くの差がついています。

『にゃんこ大戦争』が『エヴァ』コラボで収益ランキング108位→7位に。過去のエヴァコラボと比較しても好調

世界のリアルタイムストラテジージャンル収益でも3位のにゃんこ大戦争

『にゃんこ大戦争』はリアルタイムストラテジーゲームですが、同ジャンルでもその人気がわかります。Sensor Towerのデータによると、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本におけるリアルタイムストラテジーゲームジャンル収益において、2位の『城とドラゴン』(Asobism)に3倍近い差をつけて1位となっています。

また、同期間における世界のリアルタイムストラテジーゲームジャンル収益で見ても、『クラッシュ・ロワイヤル』(Supercell)、『TFT: チームファイト タクティクス』(Riot Games)に続く3位となっています(『TFT: チームファイト タクティクス』は中国での『金铲铲之战』(Tencent)との合算)。

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Sensor Towerの使用状況インテリジェンスによると、『にゃんこ大戦争』の日本におけるユーザー分布(2023年1月~3月:App Store)で最も多いのは、35-44歳で30%を占めています。18-34歳および45-54歳の層にもほぼ均等に分布しており、幅広い年代に支持されていることがわかります。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

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