みなさんゲームでボイスチャット(ボイチャ)をしてますか? 当サイトの読者は体験済みの人も多いと思うけど、まだ経験していない人もいるのでは!?

 声を使えばテキストチャットよりもスムーズにコミュニケーションを取れるのは言わずもがな。とくにチームプレイで勝率を上げたいときは、必須条件のひとつと言っても過言ではない。

 対戦ゲーム以外でもボイスチャットは大活躍。友だちと話しながらゲームを遊ぶと盛り上がるので、パーティーゲームや謎解きゲームが好きな人にもおすすめできる。

 さて、じらしても仕方ないので、最初にお見せしよう。これがボイスチャットの“答え”だ。

ボイスチャット入門機材の答えが出た。Bluetooth接続ミキサーとスマホで全ハードのボイチャに対応。『Apex』も『モンハン』も『FF14』も、会話しながら遊ぶならこれ
この記事はアイ・オー・データ機器『AD-BTMIX/HN』の提供でお送りします。

 この環境を構築できれば快適にボイスチャットできるのである。「ボイスチャットにはPCなどの機材が必須」、「何となく難しそう」のようなイメージを持っている人もいるかもしれない。そんなことはないのだ。

 必要なものはゲーム機(もちろんPCでもOK)、スマホ、ヘッドセット、そしてオーディオミキサー『AD-BTMIX/HN』。前の3つは多くの人が持っているだろうから、あと必要なのは『AD-BTMIX/HN』のみ。お値段は5000円前後。

 それはどういうことか。詳しく説明していく。

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内容物はこんなにシンプル。
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公式ボイスチャット機能よりも楽な『AD-BTMIX/HN』

 ボイスチャットを実現する方法は多彩だ。Nintendo Switchなら“Nintendo Switch Online”で同じゲームをプレイ中のフレンドと通話できるし、PS5やPS4は音声通話可能なパーティー機能を搭載。もちろんXboxでもボイスチャットを楽しめる。

 いろいろある中でもおすすめなのが、一般的なスマホ通話アプリを使う方法だ。上で紹介した環境なら、ふだんから使っているLINEやDiscordが極上のボイスチャットアプリに変貌する。しかも、とても簡単に。

【通話アプリ(方法)の例】

  • LINE
    • 厳密にはボイスチャットツールとは少々異なるが、通話機能も備えている。ゲームプレイで両手がふさがっているので、ハンズフリーモードで会話することになる。
  • Discord
    • 言わずと知れた大手コミュニケーションツール。ゲーマーの間で広く使われており、ひとつのサーバー内に集った多くの人と音声と文字、ビデオ通信で交流できる。PS5やXboxでも利用可能。
  • Nintendo Switch Online
    • Nintendo Switch Online会員向けのスマホアプリ。Nintendoアカウントとスマホを連動させて、対応ソフトでフレンドとボイスチャットを行える。安全を考慮して、13歳未満のアカウントでは利用できない。

 これらの通話アプリをゲーム中に起動し、ハンズフリーモードで口の近くに置けば、理論上はボイスチャット可能……に見える。

 だが、これだとゲーム音はモニターから、友だちの声はスマホから聞こえてくる。別々の方向に耳を傾けるのはけっこうなストレスだ。加えて、自分のスマホがゲーム音を拾うと、相手は聞き取りにくくなるという悩みも。

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 そこで『AD-BTMIX/HN』の出番である。これはオーディオミキサーと呼ばれる機材。簡単に説明すると、ゲーム音声と通話音声をミックスし、ヘッドセットから流してくれるというものだ。図解すると以下のような感じ。

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 オーディオミキサーという言葉だけ聞くと難しい機器のようだが、そんなことはない。電源ボタンとふたつのボタン(Aボタン、Bボタン)がついているだけ。接続方法も簡単だ。

【接続方法】

  • ゲーム機と『AD-BTMIX/HN』を付属のケーブルで接続。
  • 有線ヘッドセットのケーブルを『AD-BTMIX/HN』に挿す。
  • 市販のUSBアダプター(スマホ用など)にUSBケーブルを接続し、コンセントに挿す。
  • 『AD-BTMIX/HN』とスマホをBluetoothで接続(ペアリング)したら準備は完了。
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このように音が流れる。
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左から順に電源、ゲーム機、ヘッドセットのケーブルを挿す。
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電源を入れたらスマホのBluetooth接続を待機状態にし、電源ボタンを3秒長押し(3秒以上というより3秒ちょうどくらい)。オーディオ端子のないiPhoneも接続できるのがポイント。

 ここまで準備できたらヘッドセットを装着。あとはふつうに通話するだけだ。ゲーム側の機能はまったく使っていないので、LINEやDiscordなど、どんな通話アプリにも対応。もちろん一般的な電話でもいい(電話代には要注意)。

 オーディオミキサー『AD-BTMIX/HN』最大の利点は、ゲーム音声は通話中の相手には聞こえないところ。相手には自分の声しか届かないので、クリアーな音声で会話できるというわけだ。

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 ゲーム音声と相手の声の出どころは別々なので、音量はそれぞれ個別に調整できる。ゲームの音が小さかったらゲーム側の音量を、声が小さかったらスマホの音量を上げればいい。

 一時的に通話を中断したいときは『AD-BTMIX/HN』本体のBボタンを押すだけでミュート可能。離席したり会話の内容を聞かれたくないときに重宝する。

 なお、Aボタンをオンにすると、自分の声をゲーム機に送信可能だ。この機能を使えば、ゲーム内のオープンチャットに参加したり、プレイ動画に自分の声を入れて録画したりできる。ふだんはオフにしておき、用途に合わせてオンにするのがおすすめ。

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本体にも4段階のボリューム調節機能を搭載。Aボタンを長押しすると2秒ごとに小さくなり、Bボタンを長押しすると逆に大きくなる。

 スマホアプリのLINEやDiscordを使わなくても、SwitchやPS5、PS4、Xboxならボイスチャットは可能。にも関わらず、スマホアプリをおすすめする理由はこんなところにある。

  • 公式のボイスチャット機能の場合、クロスプラットフォーム対応ゲームでもハードが違うと通話できない
  • ゲームにあわせて最適な設定に変更するのが面倒
  • オープンチャットだと知らない人が入ってくることも

 たとえば、お子さんが友だちとボイスチャットしたがったとする。知らない人と通話する可能性があるので心配だが、最初からLINEやDiscordのフレンドに限定していればトラブルを回避可能だ。

 最近はクロスプラットフォームのゲームも増えている。ゲーム機側の機能では別ハードと通話できず、また別のゲームを遊ぶたびに設定を切り替えるのは面倒。その点、『AD-BTMIX/HN』を使えば煩わしさから解放されるのである。

動画を観ながらゲームを遊ぶときにも便利

 『AD-BTMIX/HN』は、要するに“スマホの音を聞きながらゲームを遊べる機材”だ。友だちと同じゲームをプレイしていなくてもよくて、ボイスチャット以外の用途でも活用できる。本稿ではボイスチャットにフォーカスしているが、端的に言えばスマホから出てくる音なら通話相手の声じゃなくてもいいのだ。

 たとえばYouTubeで攻略動画を観ながらプレイするのにとても便利。また、音楽やラジオを聞きながらゲームを遊ぶのも悪くない。MMORPGの採掘やレベリングといった作業を、好きな音楽を聞きながらのんびり進めるのもいいだろう。汎用的に使えるアイテムと言える。

ボイチャしながら遊ぶと勝率アップ。試合後の反省会もグッド

 『AD-BTMIX/HN』を使って、担当編集者と『Apex Legends』をプレイしてみた。本作はクロスプレイに対応しているが、それぞれのプラットフォーム用のボイスチャット機能を使うと、他のプラットフォームから参戦しているプレイヤーと会話ができない。そういうわけで、環境に左右されずに通話できる『AD-BTMIX/HN』のテストに最適! 今回はLINE通話を使って遊んでみた。

 数十分プレイした結果は、特筆すべきことは何もないほど快適だった。敵の位置の報告や武器のやり取りといった連携はやはりスムーズ。勝率アップにつながるのは間違いない。

 使い勝手はふだんLINEで会話をしているのとまったく同じ。細かいことを言えば、たまにゲームの音量が少し大きいと感じたことがあったので、少しだけボリュームを調整したくらいだ。

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 また、ゲームを終了させても通話はそのままつながっているのもいい。この流れで『モンスターハンターライズ:サンブレイク』もプレイ。本作は基本的に同じハード間でマルチプレイを行うことができ、今回はふたりともPC版で試している。

 PCならDiscordをはじめとするボイスチャットツールを使う手もあるが、いったん準備をする手間が発生する。最初から『AD-BTMIX/HN』を使っておけば、シームレスに会話を続けられるのでノーストレスである。

 『モンスターハンター』シリーズも仲間との協力が楽しいゲームだ。ボイスチャットがなくても慣れれば連携できるものだが、やはり会話しながらの狩猟は楽しい。ちょっとした待ち時間に雑談しているうちに、PSPで顔を突き合わせて狩猟に勤しんだ日を少しだけ思い出した。

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 さらに、筆者は試していないが、担当編集者によると『ファイナルファンタジーXIV』のようなMMORPGで使うのもありだそうだ。連携が必要な戦闘はもちろん、まったり遊びたいときにも重宝する。

 フレンドと世間話するのもいいし、YouTube動画を流し見しながらアイテムの製作や採集に精を出すのもいい。こういう使い方をすると、穏やかな『ファイナルファンタジーXIV』の世界を感じられるとのこと。

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 いろいろなゲームを遊びたいときでも、設定し直しの手間がないのは『AD-BTMIX/HN』の利点だ。ゲームに疲れたらゲーム機の電源を落とし、そのまま会話を続けたっていい。

 ちなみに、筆者はゲームのテストプレイ後、そのまま担当編集者と打ち合わせを行った。そしてでき上がったのがこの記事だ!! ここまで長文を読んでくださってありがとうございます。ゲームと会話が大好きな人は『AD-BTMIX/HN』を購入してほしい。ゲーミングミキサーでトーキングプレイを楽しもう。

接続時の注意事項を紹介

 最後に、『AD-BTMIX/HN』の設定でトラブルが起きるかもしれないいくつかの注意点を紹介。音声にノイズが入ったり、ゲームの音が相手側に通じてしまっていたらチェックしてほしい。

4極ケーブルのヘッドセットを使う

 3.5mm 4極端子の、一般的なヘッドセットを使おう。スピーカーとマイクのケーブルが二股になっているヘッドセットは使用できない。

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USB電源ケーブルを独立させてノイズ対策

 音声に「ブーーー」というノイズが入っていたら、おそらく電源ケーブルのトラブル。本製品には電源用のUSB Type-Cケーブルが付属していて、何となくゲーム機のUSB端子に挿してしまいがち。そうするとノイズが入ってしまうので、スマホ用充電器のアダプターを使って、コンセントに直接挿すようにしよう。

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ゲーム音声が相手に届いている場合

 ゲームの音声が通話中の相手に聞こえてしまっていたら、すべてのケーブルがしっかり根本まで挿さっているか確認しよう。挿し込み具合が中途半場だと余計な音声を拾うことがあるからだ。

 購入したばかりの『AD-BTMIX/HN』は端子が硬い場合があるので注意。

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