2023年8月14日(月)23時59分までの期間、講談社のコミック配信サイト“コミックDAYS”にて、『1日外出録ハンチョウ』第53話“観覧”が無料で公開されている。

 該当エピソードは東京・上野にある国立科学博物館(科博)を舞台とした通称“かはく回”。国立科学博物館が施設を存続させ、貴重な展示物を次世代に残すために実施中のクラウドファンディングを受けて、無料公開が決定したようだ。

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 『1日外出録ハンチョウ』は、『賭博黙示録カイジ』に登場する帝愛地下労働施設・E班の班長にして、1日を楽しみ尽くす匠“大槻”が、“1日外出券”を使い地上を満喫する様子を描いたスピンオフ作品だ。

 今回、無料公開された第53話“観覧”では、大槻、沼川、石和の3人が黒服・牧田の導きで科博を回遊していく。当初は1~2時間ほどで科博を“サクッと”見て回ったら、予約していた店で昼食にしようとしていた大槻たち。

 しかしこれを影から監視していた黒服・牧田は、年間フリーパスを所持するほどの科博ヘビーユーザー。「見どころ満載の圧倒的博物館」である科博を1~2時間でサクッと見ることなどできるわけがないとヤキモキ。ついには3人の前に姿を表し、科博の楽しみかたをナビゲートしてしまう。

 科博を訪れたことがある人ならばその思い出が蘇り、まだ訪れたことがない人は行ってみたくなる名エピソードと言えるだろう。

『1日外出録ハンチョウ』第53話“観覧”(コミックDAYS)

国立科学博物館のクラウドファンディングについて

国立科学博物館公式

 収集された約500万点の標本・資料を適切に保管し続ける体制を維持するため実施されている国立科学博物館のクラウドファンディング。8月7日より受付が開始され、「#地球の宝を守れ」の合言葉とともにSNSで話題沸騰。現在(8/10)は開始から4日にして、目標金額・1億円を大きく超える5億5千万円を突破するなど、注目を集めている。

 クラウドファンディングの締め切りは11月5日(日)23時まで。支援の返礼品として、全研究者“最推し”の標本をまとめた“かはくオリジナル図鑑”や研究ノートの一部をデザインした“トートバッグ”、昆虫標本作製セット(解説付き)、乗り物体験、隕石アクセサリーなど、科博ファン垂涎の豪華アイテム・特典が多数用意されている。

 また、本日(8/10)19時からは科博の研究者たちによる特別配信も実施。真鍋誠副館長、中江雅典研究主幹、堤千絵研究主幹の3名が登壇し「なぜクラウドファンディングをおこなうのか」、「コレクションはどのように収集され、どのように活用されているのか」などについて語る。

※画像はAmazon.co.jpおよび国立科学博物館公式Twitterより引用

国立科学博物館 クラウドファンディング詳細ページ
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