2023年8月11日~13日の期間、神奈川県・横浜市のパシフィコ横浜展示ホールにて、ポケモンバトルの世界大会“ポケモンワールドチャンピオンシップス2023(ポケモンWCS2023)”が開催。
“ポケモンワールドチャンピオンシップス”は『ポケモン』のゲームにおける、世界チャンピオンを決める世界大会。2023年は歴代で初の日本開催となる。
それにあわせ、本大会を盛り上げる大型イベント“ポケモンワールドチャンピオンシップス2023横浜みなとみらいイベント”が2023年8月14日まで開催中。その中で体験できた“ポケモントレーナーズクルーズ”、“ポケモン夏祭りパーク”の様子を詳しくリポート。
まさか“サントアンヌ号”に乗れる日が来るとは。“ポケモントレーナークルーズ”
『ポケットモンスター』シリーズの各“地方”は、現実の一部の地域がモデルになっていると考えられている。“カントー地方”は音の響きからも“関東”ではないかと推測される。
今回“WCS2023”が開催される横浜は港町で、カントー地方の港町といえばクチバシティだ。
昨年実施された“ポケモンワールドチャンピオンシップス2022”の閉会式にて、次回開催地が横浜であると発表される際にも、クチバシティの映像、そして“VERMILION CITY(英語表記でクチバシティ)”の文字が映しだされており、ファンの間では話題となった。
そんな横浜にある新港ふ頭客船ターミナルに、“ごうかきゃくせん”にっぽん丸が停泊。クチバシティに停泊する船と言えば……サント・アンヌごうだろう。船内は“ポケモントレーナーズクルーズ”の特別仕様となっており、どこを見てもポケモンだらけ。
そして船内にはゲームエリアやポケモンカードゲームエリアが設けられており、シャンデリアなどで装飾されたきらびやかな会場のあちらこちらでバトルが行われている。
おそらく「はじめまして」のトレーナーたちが握手を交わし、楽しそうにポケモンバトルやポケモン交換をくり広げている光景が目に入る。あの日、あのとき、“サント・アンヌごう”の客室でトレーナーたちと行ったポケモンバトル、アニメ『ポケットモンスター』の“サント・アンヌごう”内でのパーティーの様子を思い出し、非常に感慨深い気持ちになった。
本イベントでの船は“ごうかきゃくせん”と題しており、“サント・アンヌごう”とは明記されていない。しかし、船内BGMがクチバシティや“サント・アンヌごう”のものであったり、“ゴミ箱”が設置されていたり、過去ゲーム内で“サント・アンヌごう”に乗船したことがあるトレーナーならば、きっとその粋なこだわりに気付くことができるだろう。
“ポケモントレーナーズクルーズ”は当日先着順制で参加費は無料とのこと。詳細は下記をチェック。
「きみはいま! ポケモンなつまつりパーク への だいいっぽを ふみだした!」
『ポケットモンスター 金・銀』プレイヤーにとって心に残るセリフに「きみはいま! カントーちほうへの だいいっぽを ふみだした!」があるのではないだろうか。これは、ジョウト地方で殿堂入りを果たした後、新たな大地へ足を踏み入れたときに、その場にいるおじさんが言うセリフ。
【ポケモン名シーン図鑑】
きみは いま! カントーちほう への だいいっぽを ふみだした!
出展:『ポケットモンスター 金・銀』(1999) #ポケモン金銀
https://t.co/y9aMf5fueI https://t.co/G8m3stqhkm
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp)
2017-09-07 18:00:01
冒険を終えた主人公を待ち受けていたのは、前作『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』の舞台であるカントー地方だったのだ。……とポケモンファンには印象深いセリフが、本イベント“ポケモン夏祭りパーク”の入り口の看板に書かれていた。そして看板だけでなく、流れているBGMもこの地“26ばんどうろ(27ばんどうろ)”のものである。
道を進むと目に入ってくるのは“おとくなけいじばん”。これはゲーム中でお得な情報やヒントが書かれた掲示板だ。
入り口からポケモンファンの心を掴む演出だと感激していると、夏祭りらしい光景と夏祭りアレンジのきいた珠玉のBGMたちが待ち受ける。滞在中に確認できたのは『タマムシシティ』、『ハウオリシティ』、『1ばんどうろ』、『戦闘!野生ポケモン』、『201ばんどうろ』、『209ばんどうろ』、『クチバシティ』、『サントアンヌ号』など。
そして一定の時間になると、会場中央のやぐらにピカチュウ・ニャオハ・ホゲータ・クワッスがやってきて踊りを披露。 また、この際のBGMも『戦闘!ホウオウ』や『メインテーマ』、『エンジュシティ(タンバシティ)』、『プリンのうた』、『ポケモンの笛』、『キキョウシティ』などがリミックスされており、激アツ!
盆踊りのゲームBGMアレンジはヒャダイン氏が手掛けているとのこと。下記の動画でも確認できるので、ぜひ聴いてみてほしい。
また、会場では5つのアクティビティが遊べるようになっており、夏祭り気分がより楽しめる! 縁日屋台のゲームの達成度に応じてポイントがもらえ、ポイントは景品と交換ができる。こちらは事前申し込み制でキャンセル分以外は終了しているとのこと。
横浜がポケモン一色!
ほか、“ポケモンアクティビティゾーン”では『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』や『ポケモンユナイト』などのゲームが体験できたり、“Pikachu Gathering!! (ピカチュウ大行進)”や、町中の至る所にポケモンが潜んでいる“ポケジェニック”など、すべてがポケモンだらけ。
ポケモンへの愛とこだわり、情熱が詰まった空間で、ポケモンバトルの世界一を決める大会が実施。現地はもちろん、配信は家からでも楽しめるので、興味がある人はぜひ、世界中からのポケモンへの熱を実感しよう!