Tencent Gamesの開発スタジオであるMoreFun Studios Groupは、2023年9月4日~9月23日まで、モバイル向けタクティカルFPS『Arena Breakout』にて、初の日本開催となる 賞金総額90万円のeスポーツ大会“一攫千金!お宝略奪トーナメント!”を開催。その決勝戦が、9月23日に実施された。ここでは、大会の模様をお届けする。
※この記事は『Arena Breakout』の提供でお届けしています。
『Arena Breakout』とは?
『Arena Breakout』は、iOS/Androidにて配信中の略奪シューティングゲーム。プレイヤーの目的は戦利品を獲得し、戦場から脱出すること。策略的な戦闘を勝ち抜き、戦利品を持って脱出すれば、そのアイテムはすべてプレイヤーのものとなる。戦場での高価なアイテムを獲得して、富を築く緊迫感溢れるゲームを体験できるのだ。
“一攫千金!お宝略奪トーナメント!”についておさらい
日本では初開催となる、『Arena Breakout』のeスポーツ大会。賞金総額は90万円。9月4日より開催されている本大会では、オンライン予選トーナメント、オンライン本戦トーナメント、オフライン決戦トーナメントで人気ストリーマーたちが競い合う。
オンライン予選トーナメント、オンライン本戦トーナメントはすでに実施され、23日に決勝トーナメントが実施。大会参加ストリーマーおよび決戦トーナメント進出ストリーマーは、以下の通りだ。
【参加ストリーマー(五十音順、敬称略)】
im_mittiii
えるとねGame
オキサバ
Tinpro ちんぷろ CoD Mobile
天才こまる
ハイグレ玉夫
のかす
れいしー
No.6【ろくたん】
わずぼーん
Baikinmen Gaming
どくきの
【オフライン決戦トーナメント進出ストリーマー(4名、敬称略)】
No.6【ろくたん】
Baikinmen Gaming
Tinpro ちんぷろ
れいしー
激戦続きとなったオフライン決戦トーナメント
ここからは、9月23日に開催されたオフライン決戦トーナメントの模様をお届けしよう。大会の司会進行はeスポーツキャスターの篠原光さん、実況解説はシューティングゲームの実況動画などで活躍している実況者ジャンヌさんが担当。まずはおふたりから、改めて決勝大会の概要が紹介された。
決勝戦はルールの異なる4つの種目で競い、順位を決定。第1種目は、ナイフ一丁から成りあがりを目指す“わらしべナイファー”。第2種目は、投擲物の装備から成り上がりを目指す“グレしべ長者”。持ち帰ることのできた戦利品の価値で競い合うが、ナイフや投擲物で敵“コントラクター”をキルすることでボーナスポイントを獲得することもできる。
第3、4種目は優勝決定戦となっており、第1、2種目の結果から上位2名のみ進出できる。
第3種目は“お宝略奪レイド”。自分で装備を揃え、マップからの脱出、戦利品の獲得を目指す。自身が所持する装備やアイテムを持ち込むコントラクターモードでシンプルなレイドを行い、獲得した戦利品の合計を競う。
第4種目は、“キルレイド”。コントラクターモードで戦闘を行い、持ち帰ったドックタグの数で勝負する。
なお、今回実施されるすべての種目において、開始15分以内であればリスタート可能となっている。
大会の説明を終えたところで、決勝トーナメント進出ストリーマーへのインタビュー。予選、本戦ともに1位通過のろくたん選手は、ここまでよい流れでプレイできているので、この勢いのまま優勝したいとコメント。
本戦2位通過のBaikinmen選手は、予選、本戦1位通過のろくたん選手が脅威であると語りつつ、まずはナイフ、グレネードで始まる1、2種目で好成績を残して優勝決定戦に進みたいと語る。
本戦3位通過のちんぷろ選手は、今回の決勝トーナメントに向けて腕を磨いてきたとのことで、「楽しみにしていてください!」とアピール。
本戦4位通過のれいしー選手は、予選、本戦ともギリギリでの通過であるとしつつ、決勝トーナメントでは好成績を残せればとコメント。そのために、ほかのプレイヤーとの戦闘を避けるためのステージ選びを大事にしたいと話していた。
第1種目:わらしべナイファー
そして、いよいよ決勝トーナメントがスタート、まずは第1種目“わらしべナイファー”。初期武器はナイフのみで、ナイフ以外にはリグ、バックパック、回復アイテムを持っていくことができる。そのほかの武器や防具は身に着けない状態でスタートするが、途中で武器や防具を拾って使用することはできる。
マップは農場、渓谷、ノースリッジから選択。持ち帰ることのできた戦利品の価値でポイントを競う。
本作では、AI(戦闘員)とプレイヤーキャラクター(コントラクターまたはインポスター)の2種類の敵が存在しており、行動がある程度予測しやすいAIを倒して装備を整えるのが重要となってくる。予選、本戦1位通過のろくたん選手はこのセオリー通り、序盤からAIをキルしてナイフ以外の銃器を手にし、そこから安定した立ち回りのもと順調に戦利品を獲得。そのまま第1種目はろくたん選手が1位に輝いた。
第2種目:グレしべ長者
初期武器がグレネード(投擲物)となる第2種目。投擲物でプレイヤーキャラクターをキルし、ドッグタグを集めるとボーナスポイントが得られるので、戦利品を集めるほかにも多彩な立ち回りを行うのが重要となってくる。
ただ、真っすぐ敵を狙うことができない投擲物で敵を攻撃して装備を整えつつ、安定して戦利品を集めるということはなかなか難しいようで、敵に倒されるプレイヤーが続出。唯一、Baikinmen選手が無事戦場から脱出することができた。
第1、2種目を終えたところで、ろくたん選手が1位、Baikinmen選手が2位通過で優勝決定戦に進出。れいし―選手は3位、ちんぷろ選手は4位で惜しくも敗退となった。
第3種目:お宝略奪レイド
優勝決定戦の1試合目“お宝略奪レイド”は、シンプルなレイドを行い、持ち帰った戦利品の価値を競う。これまでの種目のように装備の制限はないため、得意な武器を使って試合に臨むことができる。
ただ、今回もドッグタグによるボーナスポイントが集計対象となっているため、ろくたん選手は積極的にキルを稼いでボーナスポイントを獲得するという作戦に。ろくたん選手が5つ、Baikinmen選手がふたつドックタグを集めて、それぞれ10p、4pのボーナスポイントを獲得。ここまでを終えたところで、ろくたん選手が一歩リードする形となった。
第4種目:キルレイド
最終戦は“キルレイド”。戦利品は今回は関係なく、純粋にドックタグの数で競い合う。なお、この種目のみ、自身がキルした敵以外のドッグタグも有効。
ここまで勝ち残ったおふたりなだけに、見事なエイムで順調にドッグタグを集めていく。勝敗を分けたのは、戦場での滞在時間。十分ドックタグを集められたと感じたろくたん選手は余裕を持って脱出したのに対し、Baikinmen選手は時間ギリギリまで戦場に残り、倒した敵の装備品を漁っていた。
そうして、脱出間際で大量のドッグタグを入手できたことで逆転。Baikinmen選手が優勝、ろくたん選手が準優勝という結果となった。
優勝したBaikinmen選手は、出場が決まった時点では、ゲームの腕前でろくたん選手に勝てないと感じ、そこから1週間みっちり本作を練習したそう。この日のためにたくさんの戦術も立てていたので、それらの努力が実を結んでよかったとうれしそうに話していた。
準優勝となったろくたん選手は、早々に戦場を後にし大会の様子を見ていたが、Baikinmen選手がドックタグを集める様子に「それ以上集めないでくれ」と不安に駆られていたとのこと。そして優勝できず悔しいが、最後まで諦めなかったBaikinmen選手に「主人公過ぎましたね。かっこよかったです」と称賛のコメントを送っていた。
敵をキルするだけではない、多彩な立ち回りがカギを握る『Arena Breakout』は好評配信中
戦場でほかのプレイヤーと銃撃戦をくり広げるだけでなく、ときには身を隠しながら粛々と戦利品を獲得していくなど、多彩な立ち回りで楽しめる本作。その魅力の一端が、今回の大会を通じて味わえたはず。
iOS/Andoroidで配信中の『Arena Breakout』は、今回の大会以外にも、数多くのストリーマーとコラボ配信を行い、魅力をアピールしている。ゲーム内イベントも現在進行形で多彩に実施されているので、お気に入りのストリーマーとともに、本作を楽しんでみてはいかがだろうか。