任天堂は、ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドラインを公開した。
このガイドラインは、日本国内で開催されるコミュニティ大会、または日本国内に居住する人が主催するコミュニティ大会に適用されるもので、ガイドラインを遵守した上で主催することに対しては著作権侵害の主張をしないとのことだ。
また、『スプラトゥーン』公式X(Twitter)にて、今回の件の補足説明を用意。個人で開催する小規模な大会(※)は、個別に申請することなく開催できる。なお、法人や団体が大会を開催する場合は許諾を得るための申請を行う必要がある。
※出場者数がオフラインで200人以下、オンラインの場合300人以下などガイドラインに従って運営されているものに限る。
[おしらせ]
任天堂から発表された「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」について、補足いたします。
https://t.co/0cdw31HpLL
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP)
2023-10-24 16:48:22
ガイドラインには、成人の主催者は「オフラインの大会出場料はひとりにつき2000円以下、観戦料は1500円以下の金額を徴収可能」となっており、徴収した料金は大会設営費用に充てる目的のみに利用できる。その場合は出場者らに用途の明示ほか、費用に関するすべての会計書類をウェブサイトやSNSなど誰でも見られる環境で公開しなければならない。キャプチャーした映像や画像の投稿、収益化については、出場者から事前に同意を得た場合に限り「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に基づいて行えるという。
任天堂の商標や知的財産についても明確な制限が設けられ、キャプチャー映像やスクリーンショットを大会の告知物に掲載するのは問題ないが、任天堂ゲームのキャラクター・イメージイラスト、ロゴ、音楽などは使用できない。大会名に「大乱闘スマッシュブラザーズ スーパーチャレンジ」、「スプラトゥーン後楽園」といった作品、サービス、キャラクター、名称を使用するのも禁止となった。このガイドラインの公開をうけて、各コミュニティ内では有志が描いた使用イラストの取り下げ、賞品や大会名の変更などが現在行われている。このほかにも、より詳しいガイドラインの内容やQ&Aについて下記リンクで公開されているので、大会の開催を検討している人はチェックしておこう。