2023年10月29日(日)、東京カルチャーカルチャーにてデイリーポータルZ主催の“地味ハロウィン”が開催されました。2014年から実施されているインターネットの風物詩的なイベントで、今年もとっておきの地味な服装の猛者が集いました。
よくわからないけど、言われたら「あー、わかる!」と膝を打つ。漠然とみんなの頭の中にあるイデアのようなものを形にする。おかしな発想を持つ野良の天才が集まるイベントとしても知られています。
ステージの模様はこんな感じ。参加者がつぎつぎと登壇して地味なポイントを披露します。司会はデイリーポータルZウェブマスターの林雄司さん(テレ東の『昼めし旅~あなたのご飯見せてください』スタッフ)、デイリーポータルZ編集部の古賀及子さん(Zoffの店員)。真ん中にいるのはシチューのCM。この概念的な仮装をしているのは、ファミ通.comのミス・ユースケ!
彼は一般参加が始まった2015年から地味ハロウィンを現地で楽しんでいて、これまでに“クラブツーリズムの左から2番目”や“アルフォート”などの仮装をしてきたとのこと。これまでの参加者の仮装でいちばん衝撃を受けたのは“友だちの友だち”。
そして、今回は地味にファミ通.comが協賛していました。みんながきゃっきゃしている輪に加わりたかったのです。金の力で。
せっかくなので、この記事では会場でみつけたゲームやエンタメにまつわる地味な仮装を紹介していきます。
『メタルギアソリッドV』冒頭の医者のコスプレ。「いいですか、落ち着いて聞いてください」のネットミームでもおなじみです。最近は“特上カップヌードル”のPR動画でも起用されていました。
「スキンヘッドにしないのか」という声もあるかもしれませんが、いいのです。そこまでしなくてもいい。地味ハロウィンだから。
“1周年を迎えた無課金アバター”のコスプレ。無課金だから季節ごとに運営からもらえる装備しか持ってません。2022年に参加してた無課金アバターさんがずっとプレイしていたんですね。
ガチャでひとつだけSSRを引けた無課金アバター #地味ハロウィン #地味ハロウィン2022 #DPZ #会場より https://t.co/Vo98QQcADp
— デイリーポータルZ (@dailyportalz)
2022-10-30 16:50:01
「お前さえいなければ」
今年の超話題作『スイカゲーム』の地味ハロウィン。スイカになるわけでもなく、再現の仕方がさすが。
『ポケモン スリープ』から。カビゴンのエサを集めてきたポケモン。
こういうことですね。頭に付ければ誰でも仮装できちゃう省エネ!
35年前の家電量販店店員さん。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日で列を整理しています。雰囲気がイカつい! 家電量販店はネタの宝庫でした。
家電量販店のカメラコーナーのマネキン。めっちゃマネキン!
家電量販店でVRをする人。『Meta Quest 3』なのでカラーパススルーを体感しているのでしょう。販促のパネルも手作り!
『となりのトトロ』のポスターにいるけど本編に出てない子。メイでもサツキでもありません。アニメキャラのコスプレだけど目の付け所が地味!
『ジュラシック・ワールド』でモササウルスに食べられる秘書。未見の方でも画像検索してみると「あああ~~~」となることでしょう。この仮装が個人的にはいちばんツボでした。
と、協賛の縁もあって現地観戦した地味ハロウィンですが、参加者のみなさんの目の付け所に圧倒されました。筆者も1年かけてゲーム関連の地味ハロウィンを考えてみます!