Sensor Towerは、2023年11月に1周年を迎えたアプリゲーム『勝利の女神：NIKKE(ニケ/メガニケ)』について、収益やMAU（Monthly Active Users、月に1回以上利用のあったユーザーの数）の推移を発表した。
『勝利の女神：NIKKE』は2022年11月4日から2023年11月10日の期間で、収益成長率1位を記録。次点に『崩壊：スターレイル』、『eFootball2024』などが続く。
本作の収益のうち、60％を占める1位は日本。2位のアメリカは25歳以下の支持が多く、3位の韓国はユーザーの40％を女性が占める。
『勝利の女神：NIKKE』の関連商品はこちら (Amazon.co.jp)以下、リリースを引用
1周年を迎え好調が続くNIKKE、高いMAU・継続率を維持する日本、アメリカでは25歳以下に支持され、韓国では女性が40％
2022年11月にリリースされた『勝利の女神：NIKKE』が1周年を迎え、好調が続いています。世界最大の市場は日本で、収益シェアの約60％を占めています。2位のアメリカでは25歳以下のユーザーに支持されており、3位の韓国では女性ユーザーが40％を占めています。
NIKKEは日本、アメリカ、韓国の3大市場で90％近い収益シェア、日本ではスターレイルに2倍近い差をつけて収益成長量トップに
「背中で魅せるガンガールRPG」のサブタイトルを持つ『勝利の女神：NIKKE』（Level Infinite）が、2023年11月にリリースから1周年を迎えました。個性的なキャラクター（ニケ）や高品質グラフィックに加え、壮大な世界観とシナリオがユーザーに支持され、世界的に好調が続いています。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2022年11月4日から2023年11月10日までの世界累計収益は6億ドル以上となっています。収益シェアを市場別に見ると、1位が日本で約60％のシェアを占めています。2位がアメリカで約16％、3位が韓国で約12％で、これら上位3つの市場で全体の90％近い収益シェアとなっています。
日本における『勝利の女神：NIKKE』の収益は際立っています。Sensor Towerのデータによると、同作のリリースから2023年11月10日までの日本のモバイルゲーム収益において、5位となっています。1位は『モンスターストライク』（MIXI）、2位は『ウマ娘 プリティーダービー』（Cygames）、3位は『Fate/Grand Order』（Aniplex）と、日本発のモバイルゲームが上位を占める中、同作がトップ5中唯一の海外パブリッシャーのタイトルとなっています。
一方、同期間における日本のモバイルゲーム収益成長量においては、『勝利の女神：NIKKE』が2位の『崩壊：スターレイル』（miHoYo）に2倍近い差をつけて1位となっています。モバイルゲーム収益成長量トップ5ではいずれのタイトルも1億ドル以上収益成長量を記録しており、『ブルーアーカイブ』（Yostar）を含め、海外パブリッシャーのモバイルゲームが半数以上を占める3つが入っています。
MAUと継続率が際立つ日本、アメリカでは25歳以下からの支持、韓国では広告からのダウンロードが高い
ここからは『勝利の女神：NIKKE』の3大市場である日本、アメリカ、韓国の比較で同作の特徴を見ていきましょう。Sensor Towerのデータによると、これら3つの市場におけるMAUでは、日本のMAUが圧倒的に高いことがわかります。リリース時および1周年の11月に大きく上昇する傾向は同じですが、同期間の平均MAUは日本はアメリカの1.6倍以上にもなっています。
また、継続率においても日本は高水準を維持しており、日本のモバイルゲーマーを魅了し続けていることがわかります。
Sensor Towerのデータによると、『勝利の女神：NIKKE』のソース別ダウンロード数では、日本はオーガニックによるダウンロード数が最も高くなっており、韓国は広告によるダウンロード数が30％を超えています。
これらの3つの市場においてダウンロード元に違いはあるものの、レーティングについてはいずれの市場でも星4以上が90％以上になっており、幅広い地域で高評価を獲得しています。
Sensor Towerのデータによると、2023年第3四半期の『勝利の女神：NIKKE』のユーザー分布において、アメリカでは25歳以下のユーザーが44％を占めており、若い世代からの支持が際立っています。
日本と韓国はユーザー分布は似た傾向を示していますが、男女比では異なっています。同期間において、日本では男性7：女性3の割合に対し、韓国では男性6：女性4とこれら3つの市場において最も女性比率が高くなっています。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています（例：FacebookとFacebook Lite）。
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