ゲーム映像配信プラットフォーム大手のTwitchが、グラフィックボードメーカーのNVIDIAと配信ソフトのOBSとのコラボによる“高度な配信”機能を発表。β版への参加者リクエストを受け付けている。
この“高度な配信”では、Twitchのサーバー側のトランスコード機能に頼らず、配信者側のPCで複数の解像度に対応した配信映像をエンコードして送信できる。配信にはOBS Studioのβ版を使用し、まずはNVIDIAのGPUから対応。そしてWindows 11の使用が推奨される。
なおOBS側で複数の配信映像を生成するための設定は自動で行われるとのこと。ちなみにGeForce 900番台などの古いグラフィックボードでも対応可能だという。
We’re launching an exciting Beta in partnership with @nvidia and @OBSProject!
Simply put: more stream quality options for everyone, regardless of status or size of your community that runs on your hardware! Less buffering for viewers and less
— Twitch Support (@TwitchSupport)
2024-01-09 01:44:29
また公式サイトの専用のヘルプページによると、今後このOBSの自動設定機能を利用して、「高ビットレート(高品質)や1440p60/4k60pストリーミング、HEVC/AV1などの新たなコーデック」のテストも実施予定とのこと。配信に向いているとされるAV1コーデックのテストは、まずはNVIDIAのRTX 4000番台のGPU限定での対応になるそう。
一方で高度な配信機能については対応するGPUメーカーとOSを今後拡張していくという予定も語られており、AMD派の人もいずれ恩恵を受けられそうだ。