セガサミーホールディングスは、セガのアミューズメント機器事業を吸収分割により、セガトイズに承継することを発表。さらに、承継会社(セガトイズ)の商号をセガフェイブへ変更実施した。

 セガトイズはこれまでセガの子会社としておもに玩具を取り扱っていた。過去にはテレビに接続するだけでメガドライブのタイトルが遊べる“メガドライブプレイTV”を発売したり、家庭でプラネタリウム体験が楽しめる“ホームスター”などのヒット商品を世に送り出していた。

エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に関するお知らせ(連結子会社間の吸収分割及び子会社の商号変更)
週刊ファミ通通巻825号(2004年10月8日号)
エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に関するお知らせ(セガ公式サイト)
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以下、リリースを引用

エンタテインメントコンテンツ事業における組織再編に関するお知らせ(連結子会社間の吸収分割及び子会社の商号変更)

1. 本組織再編の背景・目的

 当グループは、2024年3月期を最終年度とした中期経営計画「Beyond the Status Quo~現状を打破し、サステナブルな企業へ~」を策定し、企業価値の拡大に取り組んでまいりました。
 エンタテインメントコンテンツ事業におきましては、主にコンシューマ分野において、ソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズ、ペルソナシリーズ、龍が如くシリーズ等の主要ゲームタイトルのマルチプラットフォーム展開とグローバル同時発売を主軸とするピラー戦略の推進を掲げ、同戦略を着実に実行してまいりました。

 現在策定中の次期中期経営計画におきましては、エンタテインメントコンテンツ事業の主要戦略の一つとして、ピラー戦略を発展させ次のステージに進むべくトランスメディア展開の強化を掲げます。これまで主力IPの一つであるソニック・ザ・ヘッジホッグシリーズにおきましては、映画の大ヒットを皮切りとし、ゲーム、アニメーション、マーチャンダイジング、ライセンス等のビジネスを大きく成長させ、グローバル市場におけるトランスメディア展開のノウハウを蓄積しつつあります。今後は、トランスメディア戦略の下で、そのノウハウを最大限に活用し、また、その他のアミューズメント機器、映像・玩具といった各事業が持つ強みを結集し、グループシナジーの最大化を追求する方針へと舵を切ることで、主力IPの更なる成長を図ってまいります。
 今般、トランスメディア戦略推進の一環として、次期中期経営計画の発表に先駆けて、アミューズメント機器事業と玩具事業を統合し、新たなビジネスユニットを設立することといたしました。現代社会の様々なエンタテインメントのシーンにおいて、デジタルからフィジカル・リアル領域までのシームレスな体験価値が大きな広がりを見せており、そこで醸成される人と人とのコミュニティが、推し活という言葉に代表されるような日本を象徴するポップカルチャーとして独自の発展を見せております。また、そのトレンドは、今後、グローバルレベルで拡大して行くと予想しております。

 こうしたメガトレンドによる大きな事業機会の中で、当社のアミューズメント機器事業と玩具事業を統合し、相互の事業が持つ強みをベースとした新たなエンタテインメントを人々に提供し、多くのシーンにおいて、人々にとって居心地の良い時間や場所を提供し、新たな体験価値を創出してまいります。また、両事業の統合を段階的に進めて行くべく、当初は、組織体制として、統合会社内でのカンパニー制を採用いたします。

5. 本件の概念図

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