※本記事は、2022年1月28日にアップした記事を再編集したものです。
パンデミックがラクーンシティを飲み込む
いまから26年前の1998年(平成10年)1月29日は、サバイバルホラー『バイオハザード2』がプレイステーションで発売された日。
本作は、前作『バイオハザード』の洋館事件から約2ヵ月後の世界を描いた続編。前作は洋館という閉鎖的な場所でのサバイバルだったが、本作では広大なラクーンシティ(市街地)が舞台となっている。
主人公は新人警察官のレオン・S(スコット)・ケネディと、女子大生で前作の主人公クリスの妹であるクレア・レッドフィールドのふたり。ゲームはレオン編とクレア編のディスク2枚組になっており、遊びたい主人公のディスクで起動して本編を始めるというユニークな方式が採られていた。
最初に選んだ主人公の物語は通称“表シナリオ”、選ばなかった主人公の物語は“裏シナリオ”と呼ばれ、表のクリアー後に裏を連続してプレイすることで表での行動が裏で影響を及ぼすという“ザッピングシステム”がとても魅力的だった。『バイオハザード』シリーズではクオリティーの高いやり込み要素の収録が定番というイメージがあるが、本作の隠しシナリオである“The 4th Survivor”や“The 豆腐 Survivor”がその始まりと言える。
また、『バイオハザード2』と言えば、完成間近だったプロトタイプ(“バイオハザード1.5”などと呼ばれる)が開発中止となり、作り直しになったエピソードも有名だ。
2019年1月25日には、リメイク版である『バイオハザード RE:2』が発売。非常に高い評価を得て、昨年末と年始にゲーム・オブ・ザ・イヤーなどの賞レースを大いに賑わしていたのが記憶に新しい。
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