2024年2月6日、任天堂は“2024年3月期 第3四半期 決算説明資料”を公開した。
[任天堂HP]「2024年3月期 第3四半期 決算説明資料」を掲載しました。
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— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd)
2024-02-06 15:39:33
連結業績(実績)では、売上高が7.7%増の13947億円、営業利益は13.1%増の4644億円、経常利益は17.6%増の5673億円と前年同期に比べ好調な結果となった。
売上高に関しては、ゲーム専用機ビジネスが4.7%増の13109億円。また、モバイル・IP関連収入は93.4%増の752億円、そのほかのビジネスは108.8%増の85億円と、大幅に増加する結果となった。
売上高段階での為替の影響額は+660億円。海外売上高比率は78.7%で、国内が21.3%、北米が43.9%、欧州が25%、その他9.8%となっている。
売上総利益は、自社ソフト売上高比率とデジタル売上高比率が順調に伸びたこともあり、11.5%増の7782億円を記録。売上総利益率は+1.9pt.の55.8%となっている。
ハードウェアの販売台数は、7.8%減の1374万台に。Nintendo Switch(通常モデル)が34.9%減と大きく落ち込んだ影響を受けたものと思われる。ただ、Nintendo Switch(有機ELモデル)は6.2%増の817万台、Nintendo Switch Liteは9.1%増の218万台と順調なようだ。
なお、Nintendo Switch本体のセルスルーは一定規模を維持しており、同期において年間プレイユーザーはこれまでで最大となっている。
また、ソフトの販売本数は前年同期比4.7%減の1億6395万本に。2023年10月発売の『Super Mario Bros. Wonder』が順調に販売本数を伸ばし1196万本、同年7月発売の『ピクミン4』が333万本、『マリオカート8 デラックス』が679万本、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が2028万本を突破。当期のミリオンセラータイトルは24本(任天堂17本、他社7本)という結果となった。
デジタル売上高は前年同期比11.7%増の3464億円となり、ゲーム専用機のソフトウェア売上高に占めるデジタル売上高の比率は46%。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』『カービィのグルメフェス』などダウンロードソフトやNintendo Switch Onlineの販売も好調なようだ。
なお、任天堂は2024年1月~3月の期間、『アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉』や『マリオvs.ドンキーコング』、『プリンセスピーチ Showtime!』を発売。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの“ドンキーコング・カントリー”のオープン、フロリダ州オーランド“Universal Epic Universe”でのスーパー・ニンテンドー・ワールドのオープンなど、任天堂IPの人口拡大に向けた取り組みも予定している。
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