Steamで2024年1月30日に発売されたビジュアルノベルゲーム『Departed Away』の日本語翻訳が進行中だ。翻訳は『恐怖の世界』などを手掛けた英日ゲーム翻訳者の藤田優輝氏が担当する。
『Departed Away』ストアページの校正を担当しました。転校先の学校で友達を作るべく様々な部活に入り、どこか不思議な雰囲気の少女たちと交流していくサイコホラービジュアルノベルです。
本編の日本語訳もお手伝いします。
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— 藤田 優輝 / Yuki Fujita (@yukifujitan)
2024-02-01 19:10:44
『Departed Away』はトルコ在住の学生、Nooarth氏が個人開発。新しい学校に転校した主人公が、どこか不思議な雰囲気がある少女たちと交流していく中で不条理に巻き込まれていく、サイコホラー/ミステリーの要素を含む物語が展開される。マルチエンディングを採用、プレイ時間は3~4時間程度で、定価は580円[税込]となっている。
まだストアページに表記はないものの、日本語や中国語へのローカライズを準備中。また、ふたつのエンディングを追加予定である(DLCになる可能性もある)など、製品版としての販売後も、さまざまなアップデートに意欲を示しているとのこと。
Nooarth氏は本作の開発にあたり影響を受けた作品として、ゲームでは『UNDERTALE(アンダーテイル)』や『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』、映画ではヒッチコックの『サイコ』やデヴィッド・フィンチャーの『ファイト・クラブ』、さらにKikuo氏のボーカロイド楽曲『愛して愛して愛して』などを挙げている。
また、冨樫義博氏のマンガ『HUNTER×HUNTER』の登場人物であるクラピカが大好きだとのこと。古今東西のさまざまなカルチャーを意欲的に吸収していることがうかがえる。
なお、大の映画好きである一方、自身ではあまりノベルゲームをプレイするタイプではなく、『ドキドキ文芸部!』からも影響を受けているものの、クリアーはしていないという。
物語作品に対する創作意欲は非常に強いものを持っているNooarth氏。現在は『Don't Kill Me Darling』という新作を開発中。こちらは国会議事堂を襲撃した魔女たちのひとりである主人公が、絞首刑執行人を説得すべく奮闘する物語になるという。インディーゲーム配信プラットフォームのitch.ioで近いうちに公開したいとのことだ。
氏が描く世界に興味を持った方は、『Departed Away』の日本語化とあわせてチェックしてほしい。
私は現在、ビジュアルノベルADV『Departed Away』の開発。こちらはサイコホラー、ミステリー、それに加えてマルチエンディングの要素が含まれたソロプロジェクトになります。
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日本語に関しては「恐怖の世界」などを訳した藤田優輝氏が担当いたします。
— NooarthOffical (@NooarthOffical)
2024-02-01 19:28:45