ソニーグループは2023年度 第3四半期の決算を発表。グループ連結業績は売上高が3兆7475億円(前期比+22%)、営業利益が4633億円(前期比+10%)となった。

プレイステーション5(PS5)の購入はこちら(Amazon.co.jp)

 ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野では、売上高がサードパーティー・ソフトウェアの増収や為替の影響を受けて、1兆4444億円(前年比16%増)の大幅増と好調。営業利益はプレイステーション5(PS5)のプロモーションなどによるハードウェアの収益悪化により1131億円となった。

 同期におけるPS5の販売台数は820万台を記録。年間2500万台を前提とした販売目標には及ばなかったが、PS5の四半期販売台数としては過去最高となり、累計販売台数も5000万台を突破している。同実績やコンソールサイクルの後半に入ることも踏まえて、当年度の目標販売台数が2500万台から2100万台前後に引き下げられた。

 ファーストパーティー・ソフトウェアについては、前年同期に発売された『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』に続いて『Marvelʼs Spider-Man2』が大ヒット。2024年2月4日時点で累計本数が1000万本、シリーズ累計本数が5000万本を突破するなど収益面でも大きな貢献となった。なお、ファーストパーティー・ソフトウェアについて、大型タイトルの開発は進行しているが、来年度は『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』や『Marvelʼs Spider-Man2』のような既存大型タイトルの新作リリースは予定していないとのこと。

 また、ネットワークサービスは売上が前年比11%増となるなど好調。プレイステーション プラス会員数が若干減少したものの、上位サービスへのさらなるシフトや価格改定などの影響を受けたようだ。他分野の詳細についてはソニーグループの決算短信・業績説明会資料にて公開されている。

ソニーグループ 決算短信・業績説明会資料
プレイステーション5(PS5)の購入はこちら(Amazon.co.jp)