MAGES.がNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)用ソフトとして2024年6月27日に発売するリアルファンタジー・サスペンスアドベンチャー『岩倉アリア』。本作の公式X(Twitter)アカウントが、ゲームに関するQ&Aとして「百合ゲーですか?」の問いに回答した。

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 公式アカウントの回答によれば、『岩倉アリア』にはレズビアン(女性の同性愛者)、バイセクシュアル(女性も男性も恋愛対象になる性的指向)、ヘテロセクシュアル(異性を恋愛対象とする性的指向)の人物が登場。そして、女性同士の間に生まれる絆や感情はゲームの大きなテーマのひとつになっており、この“女性同士の間に生まれる感情”には恋愛感情も含まれるとのこと。

 一般的に“百合”と呼ばれる要素を色濃く含んでいることは確かであるとした。

 その上で、本作は“百合”と呼ばれうる要素一点にフォーカスした作品ではないことも強調。そのため、公式による作品説明では物語展開にもっとも相応しい“サスペンス”のジャンルとして紹介しているということだった。

 本作は第一報の時点で岩倉家の女中となった主人公・北川壱子と、美貌の令嬢・岩倉アリアの密接で複雑な関係が描かれることが示唆されており、SNSを中心に「百合ゲーなのでは?」と期待する声が上がっていた。このたび、公式アカウントがこれらの疑問に回答を示した形だ。

 登場人物たちの性的指向を明確に開示した点も含め、当初から“百合ゲー”を自称しているわけではないゲームタイトルで、こうした言及が公式から行われることはなかなか珍しい。

 また、“百合”は恋愛関係のみに限定しない女性同士のさまざまな関係性を指す包括的な言葉として用いられているのが現状だが、“百合ゲー”を自称するタイトルは“女性同士の恋愛”にフォーカスした作品が多いため、恋愛以外の関係性を含む“百合”を期待するユーザーにとってもうれしい回答だったと言えるだろう。

 なお、『岩倉アリア』はゲームプレイによって結末が9つのエンディングへと分岐。エンディングでは、“本編の33年後の壱子の生き様”が描かれるという。複数のエンディングを比較することで、「女性が女性の人生に与えた影響の大きさ」をいっそう強く感じられるものになりそうだ。

 『岩倉アリア』公式X(Twitter)アカウントでは“#アリア回答”のハッシュタグで、本作への疑問に対して回答している。「百合ゲーですか?」以外にも「残酷(グロテスク)な描写はありますか?」といった疑問にも答えているので、気になる人はチェックしてほしい。

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※画像は『岩倉アリア』公式X(Twitter)より引用