『ラグナロクオンライン』（以下、RO）の日本最強ギルドの座を賭けて戦う全国大会"RAGNAROK ONLINE Japan Championship 2005"（以下、RJC）の決勝大会が、8月21日にディファ有明で開催された。応募総数500以上のギルドから、予選を勝ち抜いてきた16チームが集まり、勝ち抜きトーナメント形式の団体戦を行なったのだ。当日は大会のほか、ファンイベント"RAG-FES10"も同時開催され、さらには会場限定のレアグッズ販売などもあり、多数の訪問者でにぎわっていたぞ。

1回戦の舞台となるのは障害物がない広いフィールド。すなわち、いかにして敵チームの動きを押さえるかが重要な要素となる。そんななか、戦闘が始まるとウィザードのストームガストやアルケミストのバイオプラント、ハンターのトラップなどで相手の動ける範囲を狭め、戦力が分断されたところに威力の高い攻撃を叩きつけてひとりずつ倒すという展開になっていた。
そして、攻撃の主力はモンクの阿修羅覇凰拳、アサシンクロスのソウルブレイカー、そしてスナイパーのファルコンアサルトやアルケミストのスフィアーマインで、どのスキルも回復が間に合わないほどの高火力を誇る。なので、対戦ではこれらのキャラを早く倒したチームが有利に戦えていたぞ。

今回の決勝大会でとくに目立っていたのは、バードとプロフェッサーのふたり。バードは効果範囲内の味方のスキル詠唱時間と硬直時間を減らすブラギの詩がメインで、短時間でのダメージ量やスキル密度をアップ。プロフェッサーは地面設置型のスキルをすべて無効化するランドプロテクターと、相手の足を止めるスキルのスパイダーウェブが強力な補助となって、味方にとって有利となる戦いの場を作る役割を果たしていた。
また、プロフェッサーは指定したキャラとSPを交換できるソウルチェンジと、自分のHPの一部をSP変える生命力変換を使って、大量のSPを消費するモンクなどの補給役としても大活躍。しかし、プロフェッサーはHPが低めで、大技などで倒されると戦況がかなり不利になってしまう場面も見られた。

お互いにランドプロテクターを張って陣地を確保しながらの小競り合いからスタート。接近しては離れ、を繰り返しつつ近づいて来たRecurring Nightmareのモンクが阿修羅覇凰拳を放つも、これに見事カウンターの阿修羅覇凰拳を重ねて戦闘不能にさせ、Cafeが1歩リード。そして、今度はCafeのモンクが敵陣に阿修羅覇凰拳で切り込み、相打ちになりつつもクルセイダーを撃破。守りの要を失ったRecurring Nightmareは次々とメンバーが削られ、Cafeの勝利となった。

Milky Cat'sはモンク不在で、アサシンクロスとアルケミストが主力という異色のギルド。対するPenrirも、ダンサーを含めた特殊な編成で挑んでいた。そして、このダンサーが勝敗のカギを握ることになるとは、誰が予想しただろうか。実はMilky Cat'sのメイン攻撃のひとつが、アルケミストのスフィアーマインだったのだが、召喚したマリンスフィアーがダンサーのスクリームでスタンして自爆できず、もうひとりの主力であるアサシンクロスも倒されてしまい、攻撃する手段を封じられてしまったのだ。結果、Penrirの圧倒的な勝利となった。

決勝戦は天空をテーマにした特殊フィールドでの3本勝負。マップの中央はやや狭く、大きな柱が障害物となっているため、動きの激しい戦いとなった。1本目はPenrirのアルケミストがいきなり沈んだものの、Cafeのプリーストを早々に戦闘不能にし、ダンサーのスクリームに対抗できる手段を失わせて圧倒し、勝利を収めた。
続く2戦目は、Cafe側が積極的な攻撃に走り、アルケミストとダンサーを撃破。その後モンクを落とされたものの、Penrirのモンクをしっかりと捕らえ、阿修羅覇凰拳を放たせることなく撃破に成功。そのままPenrirを追い込み、結果は1対1の同点に。
最終戦ではCafeのプリーストがウィザードの補佐にまわり、スクリーム対策を完璧に行なっていた。お互いのスフィアーマインをロードオブヴァーミリオンで無力化するシーンなども見られたが、Cafe側のモンクが阿修羅覇凰拳でPenrirのプロフェッサーを倒したあとは均衡が崩れ、Cafeの勝利となったのだ。

	僕たちは「対人戦いでできることをすべてやって勝つ。あらゆる点で完璧を目指す」というのをモットーに、予選前は週に3〜4回、予選突破後は毎日紅白戦での練習を重ね、さまざまなケースに対応できるようにしてきました。相手のクルセイダーがディポーションを使ってくることを予想し、回復されにくい呪い（白蓮玉カード）と睡眠（プランクトンカード）を武器に刺してシールドブーメランで牽制する、といった作戦も立ててしっかりと戦えたと思います。Penrirは残影とランドプロテクターの使いかたがうまかったですね。		このギルドは大会のために、対人戦が好きなメンバーを集めて作ったものです。急造ゆえに連携などで1歩及ばない部分もありましたが、メンバーのほとんどが普段使っているキャラで戦えたこともあり、有利に進めることができました。ダンサーはキャラ申請のミスから登録されたものだったんですが、意外と有利に働いてくれました。

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イベントなどを通じて、ほかのプレイヤーと交流できるのが楽しさのひとつ。公式イベントだけでなく、プレイヤーが有志で行なっているイベントもたくさんあるのだ。

さまざまな長所を持ったキャラが集まれば、手ごわいボスモンスターだって怖くない！　パーティーメンバーを募集する広場などもあるから、仲間探しに困らないぞ。

気の合う仲間を集めてギルドを作ることができる。ギルドメンバーをたくさん集めれば、大陸の各地にあるギルド砦をめぐる"ギルド攻城戦"にもチャレンジできる。砦をゲットできたギルドには多くの特典があるのだ。