バカンスのため、南国の孤島を訪れたジェイソンたち。南国生活を満喫していた彼らだが、突如現れた武装集団の襲撃を受け、捕らわれてしまう……。
主人公・ジェイソンは、捕らわれていたバースの牢獄からなんとか脱出。この過酷な状況を生き延び、友人たちを助け、無事島を脱出するための戦いを始めることになる。そのためには数々の困難をくぐり抜け、この島のあらゆるものを利用する必要があるのだ。
『ファークライ3』では、メインクエストをクリアーしていくことで、ストーリーが徐々に進行していく。メインクエストは画面左上に表示されるので、クリアーするには、それに沿って行動するといい。後述するが、ストーリーを進めて行くとサブクエストも充実してくるので、余裕があれば寄り道をしてもいい。また、クリアーすると、トロフィーや実績が解除されるものもある。さまざまなテクニックが要求されるので、自然と“ルークアイランド”でのサバイバル生活が楽になるだろう。
↑メインクエストには、順番にクリアー条件を満たしていくものもある。
→恋人・リザを救出するクエスト。火の海の中から、決死の脱出!
メインクエスト以外にも、さまざまなクエストが用意されている本作。とくに、敵に占拠されている基地を開放する“基地開放”は重要なクエストだ。無事開放すれば、仲間が駆けつけ、以後は自分たちの拠点にできる。ファストトラベルが可能になり、武器や道具の入れ替えもできるようになるほか、“ハンターへの道”や“殺害要請”といった、新たなクエストがアンロックされるなど、メリット大!
←<殺害要請>ターゲットをナイフで殺害するのが目的のクエスト。
↑<補給物資>補給物資を制限時間内に目的地まで届けるクエスト。
『ファークライ3』はオープンワールドということも相まって、非常に遊びの幅が広いゲームだ。好き勝手に島内を探索し、ハンティングに精を出してもいい。ついでに隠されたお宝を探しちゃう、なんて遊びかたもアリ。島内を我が物顔で徘徊している犯罪集団に、正義の鉄槌を下しまくるのもスッキリするだろう。
しかし、筆者としてはまず、メインクエストを遊ぶことをオススメしたい。銃撃戦が中心と思いきや、意外や意外、とてもバラエティ豊かな物語になっているのだ。
あるときはキノコを求めて洞窟を探索し、またあるときは怪しい人物に気づかれないよう尾行する。犯罪集団と銃撃戦をバリバリくり広げることもあるし、逆にコッソリ敵の基地に忍び込む場合もある。本作が持つさまざまな魅力を、十分に楽しめる作りになっているのだ。
フリーライター。逆境でもたくましく成長していく主人公を見習って、2013年を生き抜いていきたいと思います!
←仲間を救うためにキノコを求め、危険な洞窟を探索する。アドベンチャーのような楽しさを味わえる。
→犯罪集団のアジトへと潜入することも。探索にバトル、ステルスとさまざまな要素を楽しめるのだ。
このメインクエスト、当然といえば当然なのだが、だだっ広いルークアイランドをあっちこっちへ移動する必要がある。だが島中に犯罪集団がウロチョロしており、目的地に向かう途中に戦闘発生、なんてことも非常に多い。
このような状況で役立つのが、敵の戦力をそぎ落とすことだ。島のいたる場所で敵が“基地”を構えており、うまく攻め落とせれば、味方の陣地にできるのだ。攻め落とした後は、周囲から犯罪集団がいなくなるばかりか、基地まで“ファストトラベル”で瞬時に移動することも可能。ゲーム的なメリットばかりでなく、少しずつ島を敵から奪っていく、陣取りゲームのような楽しさも味わえるのだ。
この基地を攻めるバトルがとても楽しく、本作の大きな魅力のひとつになっている。基地には敵が大量に待ち構えているが、どのような方法で敵を全滅させてもオーケー。装備を調えて正面突破し、ランボー気分を味わうもよし、敵に見つからないようにコッソリひとりずつ倒していく、ユービーアイソフトが誇る『スプリンターセル』のサム・フィッシャーみたいなステルスプレイも熱い。
おもしろいのは、基地攻めに猛獣を活用できることだ。一部の基地ではケージに猛獣を捕らえており、これをコッソリ破壊すると、トラやらクマが犯罪集団を倒しまくってくれる、という寸法だ。ちなみに敵に気づかれなかったり、警報を一度も鳴らされずに基地を制圧できると、ボーナス経験値を獲得できるため、チャンスがあればぜひとも狙っていきたい。
【プレイ動画3】実際に猛獣を利用して基地を攻める動画がコチラ。あまり近づきすぎると、自分も襲われるかもしれないので注意。ちなみに基地制圧後は、このトラがウロウロしているので、しっかり倒すのを忘れずに。
←基地には、当然ながら犯罪手段が山のようにウロウロしている。コイツらを全滅させれば、基地は味方のものとなるのだ。
→いくつかの基地には、動物が捕らえられたケージが存在する。うまくケージの扉を破壊すれば猛獣が解き放たれ、基地にいる犯罪集団を襲うという寸法だ。
基地を制圧すると、さまざまなサブクエストが発生する、というメリットもある。サブクエストは、指定された敵の殺害、指定された動物の排除、補給物資の輸送など、これまた多彩なミッションが用意されている。
個人的におもしろかったのは、指定された動物を倒す“ハンターへの道”というサブクエスト。筆者は内容をロクに確認せずこのクエストを受注し、用意されたショットガンを装備して指定された場所へ向かってみると……、割とスタート地点付近にもかかわらず、待ち受けていたのは大きなツキノワグマ! 「いきなりクマ狩りかよ!」と内心ビビりつつ、恐る恐る戦ってみると……やっぱり強ぇー!(笑)。
強力な一撃を食らって、アッという間に瀕死状態。なんとかその場を離れて体力を回復させ、「今度こそ!」とショットガンを連発。大きな巨体を揺らせながらズシンと倒れるクマ。「やったぜ、俺も今日からクマバスターだ!!」と喜びながら皮をはいでいたら、画面左上の“残りの動物:1体”という表示に気づく。もしかして、もう一頭倒さなきゃダメなの!? やれやれ、と肩をすくめながら、クマの巣と思わしき洞窟に足を踏み入れる筆者であった……。
【プレイ動画4】というワケでクマを倒すシーンを紹介。動画撮影のためにこのクエストをやり直したら、思いのほか上手に倒すことができました(笑)。
←対象の人物を倒す“殺害要請”というサブクエストもある。今回はラクヤットの伝統にしたがって、ナイフでの殺害を要請された。
→基地を制圧すると、その地域のサブクエストが解禁される。ハンター系のサブクエストは、掲示板を調べることでスタートできる。
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