マーベラスより、2021年12月9日に発売されたNintendo Switch、プレイステーション4用ソフト『天穂のサクナヒメ(BEST PRICE)』。本作は2020年に発売され、100万本超えのセールスを記録したタイトルのベストプライス版となる。
その発売を記念して、同作の概要やプレイリポートなど、これまでに紹介してきた情報をまとめてお届けしよう。
『天穂のサクナヒメ(BEST PRICE)』(Switch)の購入はこちら(Amazon.co.jp) 『天穂のサクナヒメ(BEST PRICE)』(PS4)の購入はこちら(Amazon.co.jp)『天穂のサクナヒメ』トレーラー
『天穂のサクナヒメ』とは
本作は、多彩な攻撃手段を駆使して鬼と戦うアクション要素と、リアルな米づくりを体験できるシミュレーション要素が融合したアクションRPGで、オリジナル版は2020年11月12日に発売。
プレイヤーは豊穣神のサクナヒメとなり、人間たちと協力して鬼退治や米づくりに励むのだが、そうしたふたつの要素が絶妙なバランスでマッチしている点こそ、『サクナヒメ』最大の見どころ。
高品質な米を作るほどキャラクターのステータスは上昇し、新たな武技も習得していくため、アクションゲームが苦手な人でも米づくりをがんばることで、ステージ攻略が可能になる……というわけだ。
ちなみに本作は、当初の販売目標は3万本だったものの、米づくりに対するこだわりの強さが話題になり、発売からわずか2週間で累計出荷本数50万本を突破。その盛り上がりは農林水産省にまで届き、開発陣が同省よりインタビューを受けるという一幕も! これが後押しとなって売り上げはさらに伸び、2021年6月には販売本数100万本突破した。
システム
アクション
サクナヒメの武器は、鎌や槌といった農具。簡単操作で華麗な連続攻撃を行うだけでなく、技力を消費して強力な武技もくり出せる。
攻撃後に敵の体勢を崩す技や、広範囲を攻撃できる技などがあり、通常攻撃の中に組み込めば、爽快かつド派手なコンボで複数の敵をまとめて吹っ飛ばすことも可能だ。
また移動の際には、羽衣を使ったアクションが便利。羽衣を遠くの壁や天井まで伸ばして絡ませれば、一気に距離を詰めて移動することができる。
さらに、敵を引き寄せて投げ飛ばしたり、一瞬で背後に回り込むといったこともできるので、これらを駆使してアクロバティックな立ちまわりを楽しもう。
ほかにも、タイミングよく攻撃を防ぐことで、一定時間、敵を無防備にできる“はじき”や、弱点をついて大ダメージを与える“攻撃属性”といった要素もあり、これらを駆使した攻防は、アクションゲーム好きにはたまらないポイントだろう。
高難度のバトルを楽しみたい人には“天返宮(あまがえしのみや)”というやり込み要素も用意されている。
米づくり
サクナヒメを強化・育成するためのパート。これだけを聞くと、アクションパートの合間にサクッとこなせそうなイメージだが、本作においては、その作り込みがハンパない!
田植期、育成期、収穫期の3ステップにわかれていて、それぞれでやるべき要素は満載。しっかり取り組むことで米の品質は上がり、サクナヒメのステータスも強化されていく仕組みだ。
田植期
まずは鍬で田んぼを耕し、稲が育ちやすい環境を整える。そうして種籾の選別、育苗をこなしたうえで田植えとなるのだが、細かく選別しすぎると、米の品質が向上する代わりに収穫量が減ったり、苗を植える間隔によっては稲の育成に悪影響が出るなど、随所に本物の農業を意識した仕掛けが施されている。
育成期
稲の成長度合いや天候に応じて、適切な水量管理を行う水やりをはじめ、アクションパートで入手した素材を用いて行う肥料づくり、草むしり、害虫駆除と、この時期にもやることは盛りだくさん。ここでしっかりと手をかけることで、稲の成長ぶりは大きく違ってくる。
収穫期
鎌を使って行う稲刈りや、刈った稲を乾燥させる稲架掛け、さらに脱穀、籾摺りといった工程を経て、ようやく米を食べられるようになる。
この期間も、乾燥がうまくいかないと米の格(評価)が落ちたり、籾摺りの加減によって米の名称が変化したりする。仕上がりに応じてステータスの上昇率は大きく違ってくるので、最後まで気が抜けない。
レビュー・プレイ日記
ファミ通.comでは、本作のプレイレビューや、遊びかたのコツを紹介する連載形式の記事なども公開中。こちらもあわせてチェックしてほしい。
動画
『天穂のサクナヒメ』CM(ストーリー編)
『天穂のサクナヒメ』CM(アクション編)
『天穂のサクナヒメ』CM(米づくり編)
商品情報
- タイトル:天穂のサクナヒメ(BEST PRICE)
- 発売日:2021年12月9日(木)
- 対象ハード:Nintendo Switch、プレイステーション4
- 価格:3278円[税込]
- メーカー:マーベラス