『DIVA COLIEUM』に引き続き、またネクソンさんからセクシー系タイトルのテストプレイをしませんか、という連絡をいただいた。今度は『Scarlet Blade』というMMORPGだ。

　そう言えば、前に見学した『マビノギ英雄伝』のフラッシュモブイベントも、セクシー系といえばセクシー系だ。

　ネクソンさんのなかでは、僕はセクシー担当ということになっているのかもしれない。否定はしないでおく。

★男性に向けた潔いタイトル†

　本作の公式なキャッチコピーは“悩殺系MMORPG”。“悩殺”と銘打っているとおり、男性にターゲットを絞ったタイトルである。日本では全年齢対象タイトルとして女子の衣装などに修正が加えられているが、韓国などでは18禁。

　世界観は近未来SF風で、マキシマイザーと呼ばれるロボットに変身することもできる。セクシーな女子。そしてロボット。男子の好きなものを詰め込んだらこうなりました、みたいなタイトルだ。

　本作では“ロイヤルガード”と“フリーナイツ”というふたつの勢力が対立しており、ゲーム開始時にどちらに所属するか選択する。いきなり裸みたいな女子ふたりが出てきて驚いた。

▲フェティッシュなボディスーツ。つやつや。

　キャラクターの性能や外見に差はないが、敵対勢力とはチャットすらできないので、いっしょにプレイする友だちと示し合わせて同じ勢力を選ぶのがベター。

　プレイヤーのキャラクターは6タイプから選択できるのだが、プレイヤーキャラクターに男性はいない。選べるのは女子のみだ。セクシーさがウリのタイトルなんだから男性はいらないという英断。その潔さ、嫌いじゃない。

▲NPCのなかには男性もいる。

　女子しかいないのにも、ちゃんとした意味がある。

　プレイヤーキャラクターは“エルカナ”という新人類で、戦闘に適した能力は女子しか持っていないという設定なのだ（たぶん後付け設定と勘ぐっている。その場では「へー、そういうことなんですね」と納得したふりをしました。大人だから！）

▲ディフェンダー。防御力が高く、接近戦が得意なタンカータイプ。鎧＋レオタード。

▲シャドウウォーカー。素早い攻撃を得意とする近距離ダメージディーラー。全身ボディースーツ。

▲ウィッパー。広範囲スキルやデバフ系の能力を持つ中距離戦闘タイプのキャラ。褐色の美少女。

▲パニッシャー。高火力で敵を粉砕する遠距離アタッカー。正面から見るとほぼ裸。

▲センチネル。遠距離攻撃＋スピーディーな動きで戦う。外見がいちばん幼い。

▲メディック。回復能力を備えたヒーラー。ミニスカ。

▲装備やアンダーウェアのサンプルを閲覧できる。際どい。

　画像を見てもらえばわかるとおり、基本的にはレオタードみたいな服でボディラインを出すお姉さんが多い。そんな格好で家にいたら「ちゃんと服を着なさい」とお母さんに注意されるぞ。

　MMORPGでは特性で使用キャラクターを選ぶことが多いと思うが、本作においては見た目の好みで決めるのが正解なのではないか。とりあえず、褐色好きはウィッパーを、かわいい女子好きはセンチネルを選んでおけば間違いない。

　キャラの後方にいるのは変身できるロボットだ。ごついけど、よく見るとほのかにセクシー。

　なお、本作ではプレイヤーが自分の分身としてのキャラクターを操作するわけではない。自分（ブラフマンという存在）が自キャラに遠隔地から指示を出しているという設定なのだ。自キャラはストーリーやクエストの進行でちょくちょく話しかけてくる。

▲クエストの内容を解説してくれることも。助かります。

★ゲームシステムはさらっと紹介†

　とりあえずパニッシャーを選んでキャラクター作成を終え、チュートリアルや戦闘などを試させてもらった。このあとにすごく書きたい要素が待っているので、駆け足でいきます。

▲重要なクエストを進行する際は画面が切り換わり、3Dモデリングのキャラがぐりぐり動き回る。

▲敵をターゲットしてスキルのショートカットキーを押すと攻撃する。

▲ステータスウィンドウ。メインの装備以外に、外見を変更できる“コスチューム”を装備可能。コスチュームのスロットは9種類。

▲対象レベルの高いインスタンスダンジョンでパーティープレイも体験。

▲各キャラクター固有のマキシマイザーにはワンボタンで変身できる。変身後は能力が飛躍的に上昇するほか、専用スキルも使用可能。変身中はCP（スキル使用時に消費するSPとは別のポイント）を徐々に消費していき、ゼロになると変身が解除される。

▲スキルはツリー状の構成になっていて、自分が取得（強化）したいスキルにポイントを振っていく。

★妙にエロティックな空間“エルカナクラブ”†

　MMORPGにはたいていプレイヤーが集まる場所がある。拠点となる街の広場だったり、インスタンスダンジョンの入口前だったり。

　『Scarlet Blade』の場合はやや特殊で、コミュニティースペースとして“クラブ”が用意されている。青春の汗を流す“クラブ”でなはなく、男女がくねくね踊るほうの“クラブ”だ。

▲レベル25になると街の一角にある黒い建物“エルカナクラブ”に入場可能。入場管理人のNPCがすでに踊っている。

▲こんな格好で。

　建物の中に入る瞬間、

「エルカナクラブに入ると、みんな裸（下着姿）になるんです」

　と、ゲームを解説してくれている運用スタッフさんが気になることをさらりと言った。ふつうはクラブに行っても服を脱がないと思うのだけど、開発担当者はクラブにどういうイメージを持っているのだろう。

▲内部は暗くて照明がぎらぎらしている。六本木みたいだ。

▲ほかにもいろいろな下着を持っていたけど、青少年たちをむずむずさせ過ぎるのもよくないかなと思い、いちばん大人しいものを着用。それでも十分に小さい。

　エルカナクラブ内は戦いとは無縁の中立地帯。敵対する勢力のプレイヤーと対話できる唯一の場所だ。主要なNPCも揃っているので拠点としても使いやすい。ペットを召喚しておくと徐々に経験値が溜まっていくのだけど、エルカナクラブ内だと取得経験値が50％アップするというメリットもある。

　戦いがひと段落したらとりあえずエルカナクラブに行くという使いかたが基本になりそうだ。戦い（仕事）が終わったらクラブへ。麻布のデザイナーズマンションに住んでる業界人みたいでかっこいい。

▲エフェクトで光る床の上に立つと、自キャラが勝手に踊りだす。キャラによってダンスモーションは異なるそうだ。

▲バニーガールのお姉さんたちがフロアを歩いている。

▲フロアの中央には広いプール。泳げます。

▲DJブースもある。DJがでかい。

▲エルカナクラブ内ではNPCたちも下着姿。

　手数料を支払うとVIPルームに入場できる。VIPルームに入るとペットの取得経験値が100％アップするし、偉くなったみたいで気分がいい。

　ボーイさんにチップを払って奥の秘密の部屋へ。ますます業界人っぽくて興奮する。ザギンでシースーベーターである。

　VIPルームの中央ステージではエロスの塊みたいなショーダンサーがすごいダンスを踊っていた。

▲イスを使って悩ましく踊るお姉さん。開発担当者さんは僕が行ったことのあるクラブとは違うタイプのお店に行っているのではないか。そのお店、取材させてほしい。

▲前はぎりぎり（アウト）だったのでセクシーな後ろ姿をご覧ください。

▲VIPルームではNPCたちも踊る。

▲踊っていてもちゃんと施設としての利用はできるので安心。

▲NPCがずらっと並ぶ。

　スタッフさんが「街ではちゃんと服を着てますから」と言うので、街中でのNPCも見せてもらった。

　服装の違いがひと目でわかるように彼女たちの普段着とエルカナクラブ内での服装を並べた画像を作成。左が私服、右がエルカナクラブ内の服（下着）だ。

▲アリス[封印NPC]。

▲イザベラ[ランキング登録NPC]。

▲カトリーヌ[強化NPC]。

▲グロリア[委託販売管理人]。

▲シェリル[雑貨商人]。

▲ポン[倉庫管理人]。

　エルカナクラブ内と大差なかった。

★開発者の遊び心、もしくは悪ふざけ†

　エルカナクラブ以外にも妙な施設や場所、システムがいくつもあった。

▲パズル。条件を満たすたびにブロックが解除されていき、すべての条件を達成すると1枚のイラストが完成する。ちなみに、このイラストのタイトルは“何を引っ張ってるの？”。

▲レーシングコースらしき場所。レースゲームのシステムがあるわけではないが、バイクなどに乗れば疑似的なレースを楽しめる。

▲でかいピアノ。鍵盤の上でジャンプをするとちゃんと音がなる。複数で利用すれば演奏も可能。

▲自動販売機。特殊なポイントを使ってアイテムを購入できる。販売物のイメージ画像がエロティック。

▲リゾート地みたいな小島。

▲NPCも水着。

　こういう遊び心は嫌いじゃない。むしろ好きだ。

　当初、このリポート記事ではエルカナクラブのことだけを綿密に書こうと思っていた。が、さすがにまずいと思い、ゲームシステムについても少しだけ追記した。

　また、男性読者へのサービスとしてセクシーな画像（アバターとか）もたくさん掲載する予定だったが、撮影した画像を見返したら胸元や腰周りがすごいことになっていたので躊躇した。一応、青少年への刺激が少なそうなものや構図を選んだつもりである。

　どれだけすごいかはゲーム本編でご確認ください。

▲アバターのごく一部。正面からなら大丈夫かな。

『Scarlet Blade』公式ティザーサイトはこちら
（2013年9月24日12：00までクローズドβテスターを募集中）

※テスト環境でプレイしたため、今後変更となる可能性もあります。

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