アニメ『鬼滅の刃』を題材にした鬼殺対戦アクション『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』。本作の無償アップデート第2弾が、2021年11月24日に配信となる。今回新たにプレイアブルキャラクターとなるのは“矢琶羽”(やはば)と“朱紗丸”(すさまる)のふたりだ。
無償アップデートは第3弾まで予定されており、合わせて6体の鬼がバーサスモード“対戦”で使用可能になる。第1弾で参戦となったのは“累(るい)”と“猗窩座(あかざ)”。最後の第3弾で参戦となる2体は後日明かされる予定だ。
今回は、参戦を目前に控えた矢琶羽と朱紗丸の、先行プレイで感じた印象やキャラクター特性をお届けする。このふたりでプレイしようと考えている人も、対戦相手に使われたときの対策をしたい人も、参考にしてほしい。
『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』無償アップデート第2弾“矢琶羽”&“朱紗丸”先行プレイ動画
※記事内のボタン表記はプレイステーション5版のものです。
基本的な特性は累や猗窩座と同様
鬼(禰豆子以外)に固有の特性は、累と猗窩座の解説記事にも書いてあったとおり。これは矢琶羽と朱紗丸も変わらない。改めて簡単にまとめると、つぎのような部分だ。
- ペアを組んでの共闘はできず、単独で戦う。
- L1ボタンで“共闘技”のかわりに“特殊技”が使用できる。
- L2ボタンで発動する開放・全開放ではパワーアップするだけでなく体力が回復する。
その上で、矢琶羽と朱紗丸は“遠距離攻撃で対戦相手を寄せ付けずに戦う”のが基本戦術となるようだった。なかなかテクニカルなキャラクターだ。
接近されると押し負ける可能性が高いが、相手の間合いの外から攻撃を加え、近づかれそうになったらこれを阻止するような動きを心掛ければ、かなり強力と言えるだろう。
矢琶羽
矢琶羽はほかと比べてかなり癖が強いキャラクターだった。最大の特徴は、対戦相手めがけて矢印を放つ多くの攻撃が、矢印を当てただけではダメージを与えられないという点。
矢印自体には相手をひるませる効果しかないのだ。連続攻撃の中には矢印で飛ばした岩をぶつけてダメージを与えるものもあるのだが、多くはダメージゼロ。相手の自由を奪って“いかにダメージを与える攻撃につなげるか?” が重要なポイントとなっている。
その特異な性能に最初は面食らったものの、攻撃の起点にしやすい攻撃がいくつもあることに気付いた。矢琶羽初心者(筆者)が多用したのは以下の3つ。
- 矢印によって岩を飛ばす攻撃を最大3回くり出せる“技(壱)”(△)
- 相手の真上から矢印を落とし、地面に叩きつける“技(弐)”(左スティック+△)
- 地面から無数の矢印を放出させ、ダメージを与える“特殊技(弐)”(左スティック+L1)
これらを織り交ぜ、ときには動き回って距離を保つ。とはいえ、朱紗丸より動きが遅いので少々たいへんだ。
矢琶羽をさらに使いこなすうえで重要となるのが、空中に配置した3本の矢印を時間差で飛ばす“技(参)”(R1+△)。相手の意識が矢印に向かうので注意をそらせるほか、コンボを受けている最中に攻撃が発動すれば途中で中断させられる。
また、配置後に横にステップするなどして離れれば、画面外から攻撃するという変則的な攻撃も可能だった。これを起点にすれば、ひとたびピンチになっても攻撃の主導権を握り返せる可能性もある。
また、掴み技も矢印を駆使したもので、少し離れた相手にも有効なあたりも特徴。矢印でひるませた隙を狙って使うなど工夫すれば、相手にとっては脅威となるだろう。
戦いかたがほかのキャラクターとは大きく異なるが、使いこなせば“矢琶羽ならではの戦いかた”が楽しめる、オンリーワンの操作感を持つキャラクターだ。
朱紗丸
朱紗丸は6本ある腕を使って対戦相手に毬を投げつけて攻撃する鬼。遠距離攻撃をどんどん叩き込むのは気持ちいい。間合いの外から攻撃できるのが強力だが、基本的に毬は一直線に飛んでいくので、同じ攻撃ばかりを使っていると軌道を読まれ、接近を許しやすいという印象を受けた。
そこで役立ったのが“技(弐)”(左スティック+△)。毬を放り投げつつ横に移動するため相手の攻撃を避けやすい。さらに、広範囲に毬をばらまく“特殊技(弐)”(左スティック+L1)を組み込むのは牽制として有効だった。
一方で、攻撃の起点として活用しやすかったのは、突進からの強力な蹴りを放つ“技(参)”(R1+△)。“空中攻撃(対地上)”(左スティック+□)も蹴り技となっており、これらは近距離戦を得意とする相手にも負けない攻撃判定と威力があるようだ。
当たれば相手を空中に浮かせられるため、ここからコンボをつなげるのもおもしろい。朱紗丸で戦うなら、押さえておきたい技だ。
追撃には毬を連続で投げまくる“特殊技(壱)”(L1)が有効だった。これらを警戒されるようになったら、掴み技(R1+□)を織り交ぜれば戦いかたに幅が生まれる。
最初は離れた位置から毬を投げ続けていた筆者だが、使っているうちに付かず離れずの間合いを意識するように。こうなってから、朱紗丸は本領発揮するようになった。クセは少なく、かなり使いやすいキャラクターと言えるだろう。
※「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記となります。